ウサギ

うさぎのチャームポイントの「耳」にかかりやすい病気について

うさぎの特徴といえば大きな耳ですよね。うさぎの耳は音を捉えるだけでなく、体温調整にも活用されている大切な器官です。

今回はそんなうさぎの耳に症状が出やすい病気を、「外耳」「内耳・中耳」に分けてご紹介します。

うさぎの外耳の病気

外耳とは鼓膜よりも外の耳の部分のことをいいます。後で紹介する「内耳・中耳」と比べると分かりやすいところに症状があらわれることが多いでしょう。

外耳炎

外耳に炎症が発生する病気で、耳の病気の中でももっともポピュラーでしょう。

細菌が耳の中で繁殖。初期では赤く腫れる程度ですが、悪化すると皮膚が厚くなりごつごつしてきます。さらに悪化し細菌が神経まで達してしまうと死亡する恐れもある病気です。

早期発見・早期治療が何よりも大切でしょう。

耳ダニ症

耳ダニ(ウサギキュウセンヒゼンダニ)が外耳道に寄生することで発症する病気です。
耳ダニ症になってしまうと足で耳を掻く、耳をしきりに振るといった行動がみられるようになります。

初期症状は耳が乾燥し、フケのような粉が出る程度です。症状が進行すると次第に大量の耳垢が発生。さらに耳がかさぶただらけになって、化膿してしまうこともあります。

多頭飼いしている場合、一匹でも耳ダニ症にかかってしまったら、すぐに隔離する必要があるでしょう。自然完治は難しいので、すぐに動物病院で診察してもらい駆虫薬を服用しましょう。

うさぎの内耳・中耳の病気

中耳とは鼓膜より内側の鼓室と耳管の部分のことで、内耳とはそれよりも内側のことを指します。

中耳炎・内耳炎

外耳炎などにより細菌が鼓膜より内側に進出してくると、中耳や内耳でも炎症が起こってしまいます。中耳炎・内耳炎によって平衡感覚が失われることがあり、そうすると真っ直ぐ歩けなくなるなどの症状がみられます。

基本的に外耳炎よりも緊急性が高く、放置しておくと細菌が脳にまで達し、死んでしまう可能性があるので、発見次第すぐに診察・治療を受けるようにしましょう。

耳の病気の予防法について

まずはうさぎの耳に傷がつかないよう配慮しましょう。怪我から細菌感染してしまう可能性があります。多頭飼いしている方は、喧嘩が起こらないように気を付ける必要があるでしょう。

ウサギの耳を覗いてみて、耳垢やデキモノ、分泌物などが発生していないか確認しましょう。耳垢が溜まっていればを取ってあげることも必要です。

あとは定期的に動物病院で健診を受けていれば、耳の病気にかかるリスクは低くなるでしょう。

うさぎの皮膚病、この3つに気をつけて。うさぎに多い皮膚病と治療について

うさぎの魅力のひとつは何と言っても柔らかい被毛でしょう。しかしながら、この被毛や皮膚に汚れや湿気が溜まることで皮膚のトラブルに発展することも少なくありません。

今回はうさぎによく見られる皮膚のトラブルをいくつか紹介しましょう。

皮膚糸状菌症

皮膚糸状菌症は糸状菌というカビに感染することで起こります。

円形に脱毛した後、真ん中から再び毛が生えてきてリングのように見えることから、別名リングワームとも呼ばれており、頭部、耳、脚によく発症します。

この菌は普段からうさぎの被毛などに存在している菌で、普通なら炎症にはなりませんが、ストレスや体調不良などで免疫が落ちると症状として表れる場合が多いようです。

治療は脱毛の程度にもよりますので、まず、獣医さんに相談しましょう。症状によって薬浴を薦められたり、抗真菌剤を処方されたりします。

湿性皮膚炎

うさぎはあごの下の肉ひだにヨダレや食べ物のカスが溜まります。

皮膚が湿って不潔な状態が続くと、ただれや脱毛を起こしやすいと言われていますが、さらにそこに細菌が感染すると皮膚炎になることもあります。

同じ症状は、湿気や汚れが溜まりやすい肛門の近くやお腹のたるみなどにも起こります。

治療の際は皮膚炎を起こしている場所の被毛を刈って湿気を防ぐとともに、抗菌剤や抗生物質の投与を行います。

皮膚炎自体は数日で治ることが多いのですが、うさぎが暮らす環境が変わらない限りは、再発する可能性が高いでしょう。うさぎが肥満気味で肉ひだやたるみがある場合は、ダイエットして体重を減らしてあげることが大切です。

ヨダレが原因になっている場合は、切歯過長症など別の炎症が口内にある可能性もありますので、獣医さんに相談しましょう。

ダニ、ノミによる皮膚炎

ダニ、ノミなどに寄生されると脱毛、かさぶた、痒み、皮膚の赤みなどの症状が出てきます。特にうさぎの場合、ズツキダニ、ウサギツメダニの被害が多いと言われています。

ダニ、ノミによる炎症の場合は、外用薬による対症療法とともにダニ、ノミを駆除する措置が必要です。

ダニ、ノミの駆除はうさぎのみならず、ケージや家の中の駆除も同時進行で行う必要がありますので、根気良く取り組むことが大切です。

うさぎの皮膚病を防ぐにはケージの中を清潔に

うさぎの皮膚病は大なり小なり、ケージの環境が影響していることが少なくありません。

うさぎのケージをお風呂場や加湿器の近くなど湿気の多い場所に置いていませんか?

うさぎのケージは常に乾燥した状態にしておく必要がありますが、特に梅雨の時期は注意が必要です。ケージは毎日掃除し、湿気たところがないかどうかチェックしましょう。

皮膚病を発症したらケージの専用の消毒液で消毒してあげた方が良いケースもあるでしょう。また、室内全体が湿っぽい場合はエアコンで除湿すると良いでしょう。

ウサギの主食は干し草がベスト! 干し草で防げる病気について

ウサギに与えられるエサとしては主に「干し草」「ペレット」「生野菜(野草)」の三つ挙げられます。

それぞれ特徴はあるのですが、管理の手軽さから「ペレット」を主食として選択している飼い主さんも多いのではないでしょうか?もちろんそれも問題はないのですうが、実は、ウサギにとって一番メリットが大きい食べ物は「干し草」なのです。

今回は干し草がどれだけ病気の予防に効果があるのか。そのメリットをご紹介します。

予防できる病気

干し草最大のメリットと言っても良いでしょう。干し草を主食にすることによって予防に繋がる病気は以下のようになります。

不正咬合

干し草を主食にすることで防ぐことが出来る代表的な病気です。柔らかいペレットばかり食べていると、ウサギの歯が伸び続け、口内を傷つけ、最終的には何も食べられなくなってしまう恐ろしい病気です。

干し草はペレットと比較すると断然固く、沢山咀嚼しなければ消化することができません。そのため、思う存分干し草を食べさせてあげることによって、歯が自然と摩耗され、不正咬合をかなり高い確率で防ぐことができるのです。

毛球症

毛球症は毛づくろいのときに飲み込んだ毛が胃に溜まってしまい、消化されずに体内に様々なトラブルを引き起こしてしまう病気です。この病気への対抗策はズバリ「食物繊維を沢山摂取すること」です。

干し草は食物繊維の塊なので、毛球症への対抗策としてはバッチリです。たっぷりあげてっぱい食物繊維を摂取してもらいましょう。

尿路結石

カルシウムが多分に含まれているペレットを与え続けていると、尿路結石を引き起こしてしまうことがあります。干し草に含まれるカルシウムは非常に少ないので、お腹いっぱい食べてもカルシウムの摂りすぎにはなりません。

肥満

近年、デブウサギが増えてきているのも、ペレットを与えすぎ。という理由が大きいと考えられています。

ペレットは栄養価が非常に豊富で、柔らかく、ウサギも大好きなのでついついあげすぎてしまう傾向があります。対して干し草は栄養価が限られているので、肥満にはつながりにくいようです。

干し草を主食にして献立を考えましょう

干し草をメインにするだけでこれだけの病気が防げるのなら、やってみない手はないと思います。干し草を主食に、ペレット・生野菜を添える感じで、ぜひ献立作りに挑戦してみてください。

ウサギに食物繊維を与えることの重要性とは? ウサギの病気と食物繊維の関係について

ウサギ飼育本やサイト見て回っていると「食物繊維」の重要性を語っている方がとても多いことに気付いた人はいるでしょうか?ウサギと食物繊維の関係は非常に深くて重要なのです。

食物繊維が不足すると命に関わる重要な病気を発症してしまうリスクが跳ね上がるので、これからウサギを飼う人も、現在飼っている人も、食物繊維の重要性については絶対に知っておくべきです。

そこで今回はうさぎの病気と食物繊維の関係についてご紹介します。

ウサギの本来の食事

ウサギは野生下ではペレットではなく、硬い植物を主食としています。体の構造もそれに適しているので、牧草などの食物繊維を摂らなければどこかしらに不調が現れてしまうのです。

食物繊維で防げる重大な病気

不正咬合

ウサギを飼育するうえで、まず避けては通れない病気があります。その一つが「不正咬合」です。

ウサギの奥の歯(臼歯)は、硬い食べ物をすりつぶすために存在しており、柔らかいペレットのような食べ物ばかり食べていると、歯が伸び続け、やがて硬いモノが食べられなくなってしまいます。

伸びた歯によりウサギの口内が傷つき、膿が出る他、ウサギの食欲も極端に低下、傷口から入った細菌に感染したり、何も食べられないまま餓死してしまうこともあります。これがいわゆる不正咬合です。

不正咬合になると完治が難しく、生涯不正咬合に悩まされ続けることが多いようです。

この不正咬合を防ぐのに必要なのは硬い食べ物=牧草なのです。ペレットと比べると栄養素は少ないですが、その分量をたくさん食べてくれます。

胃腸うっ滞

胃腸うっ滞は消化機能が低下し、食べ物が消化されず体内に詰まってしまうことです。

胃腸うっ滞が発症すると、ウサギの元気がなくなり食欲も著しく低下します。処置が遅れると死にも繋がる病気ですが、十分な水、運動と併せて、食物繊維をたっぷりと食べさせてあげることで予防することが出来ます。

同時に毛玉やじゅうたんの毛などを口に入れないよう予防することも必要です。胃腸うっ滞は炭水化物などの摂り過ぎによっても発症するリスクが高まるので、ペレットやおやつは適度な量に抑えることも必要です。

ウサギと牧草・食物戦の関係について:まとめ

食物繊維を十分に摂ることによって、不正咬合、胃腸うっ滞という病気を予防することが出来ます。牧草・食物繊維が不足しないよう飼い主は注意する必要があるでしょう。

うさぎの宿敵!毛球症を知っていますか?症状や治療法、予防法など

毛球症ってなに?

毛づくろいしたときに飲み込んだ毛が、胃や腸に詰まってしまう病気のことです。

発症すると消化した食べ物が移動できなくなったり、胃が機能障害を起こしてしまい、最悪の場合死んでしまうこともある恐ろしい病です。

毛球症はうさぎの宿敵

この毛球症を発症する危険にうさぎは常にさらされていると考えても、大げさではありません。なぜならうさぎは毛玉が胃に溜まったからといって、猫のように吐き出すことが出来ないのです。

実際、うさぎの死因の多くはこの毛球症によるものなのです。

毛球症の症状

・食欲不振
・元気がなくなる。運動量が減る
・体重減少
・糞が小さくなる。便秘気味になる

といった症状が起きたら要注意です。

特に糞の中に含まれる毛の量が目に見えて増えてきたら、すぐに病院で診療してもらいましょう。

毛球症の治療法

不安を感じたら、まずは動物病院に連れていきましょう。レントゲンなどの診察の結果、軽症ならば薬をもらえますし、重症の場合は手術をしなければならないこともあります。

毛球症の予防法

ブラッシングは定期的に、丁寧に

うさぎが抜け毛を飲み込まないように、定期的にブラッシングをしてあらかじめ毛を取ってあげることが必要です。

毎日は厳しくても、週に2回くらいはしてあげた方が良いでしょう。

また春と秋にあるうさぎの換毛期には、特に重点的にブラッシングしてあげましょう。うさぎの場合、換毛期間中の一週間ほどで毛が生え変わるので、その期間は毎日でもブラッシングをしてあげたほうが効果的です。

食べ物はペレットだけではいけません

「栄養バランスがしっかりとしている」というイメージのペレットですが、毎日ペレットばかり与えてしまうのは、実はうさぎの体にはよくありません。

ペレットには毛球症に効果がある「食物繊維」があまり含まれていないので、飼い主は意識してうさぎに「食物繊維」を摂取させなければならないのです。
食物繊維が豊富に含まれているうさぎの食べ物は

・牧草
・オオバコ
・タンポポ
・パイナップル

などです。牧草はペットショップや通販で購入可能ですし、野草も季節になればたくさん生えていますよね。基本的には野菜には食物繊維が含まれていますので、積極的に食べさせましょう。またパイナップルには飲んだ毛を絡ませず毛玉にしないという効果もあるので、特におすすめの食べ物です。

運動もしっかりと

運動をすること内臓の調子も良くなるので、毛球症の予防に効果的です。

まとめ:毛球症は防げる病気です

うさぎと毛球症は切っても切れない関係ですが、飼い主がうさぎの食生活やブラッシングを気をつけるだけで、発症するリスクをぐっと減らせる病気でもあります。
少しだけ手間を増やして、ブラッシングの回数を増やしたり、散歩がてら近所の河原などに野草を探しに行ってみてはいかがでしょうか。