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意識しないと気付かない。インコの病気のサインの見つけ方

インコの病気は見つけづらい

言葉をしゃべれないペットの病気を初期段階で発見するのは難しいです。特にインコなどの鳥類は、犬や猫のように表情や仕草から不調のサインを発見することは至難の業です。

また食物連鎖の下位にいるインコは「弱った素振り=外敵に襲われる可能性が上がる」という本能があるので、病気などを隠そうとしてしまいます。

ただ漠然と一緒にいるだけでは、気付いた時にはもう手遅れ…なんていうことにならないためにも、不調のサインをしっかりと発見してあげることが大切です。

インコの不調のサイン

注意して観察すれば、不調のサインは決して分かりにくいものではありません。それぞれのサインと予測される原因について挙げていきましょう。

運動を嫌がる・じっとして動かない

体力が減っている。もしくは寒くて凍えていると予測されます。温度を確認し、インコの体に他のサインが出ていないか確認しましょう。体調を崩している可能性があります。

元気がない

長い間一緒にいると感覚で元気がないかどうか、なんとなく分かってくるものです。「ちょっと元気がないなぁ」と感じたら、室内温度を最適に設定(27度~30度)し、経過を観察しましょう。

食欲不振

食べる量が減るのは体調不良の証拠です。長く続くようだと体重が減少し、病気などの原因にも繋がります。病院で受診し、早めに原因を探りましょう。

便の異常

下痢をしているようだと要観察です。数日で治れば問題ありませんが、一週間ほど続くようだと消化器系の病気かもしれません。

嘔吐

嘔吐物を発見したり、顔が汚れている(嘔吐した証拠)と注意が必要です。ただしオスのインコは元々食べたものを戻す「吐き戻し」という習性があるので、そのあたりはちゃんと見分ける必要があります。

呼吸・咳の異常

こちらもすぐ治れば無問題です。長く続くようであれば呼吸器系等や循環器系の疾患があるかもしれません。対処が数日遅れるだけで死亡するリスクが高まる病気もありますので、注意しましょう。

毛並み・くちばしの異常

ダニによって毛並が乱れたり、ハゲてしまったり、くちばしが変形してしまうことがあります。たかが毛並と軽視してはいけません。疥癬にかかってしまったら、死んでしまうこともあります。すぐに病院で診察をうけることをおすすめします。

異常を見つけたらとりあえず病院へ

なんでもかんでも病院へ連れて行けばいい。ということではありませんが、インコの症状・日数を考えておかしな点がある場合は診察を受けることが無難でしょう。

モルモットが最も気を付ける病気。不正咬合の症状・原因・予防法について

モルモットはとてもデリケートな動物です

モルモットはハムスターとよく比較されることが多いのですが、その際「ハムスターの何倍も体が大きいのだから、病気になりにくくて、丈夫だろう」という誤った認識をされることがあります。

実際、モルモットはハムスターに負けず劣らずデリケートな動物です。

また小型動物によくある「病気を隠そうとする」習性があるため、飼い主が気を付けていなければ発見したときには既に手遅れ…。という状況になりがちです。

今回、モルモットが特に多い歯の病気「不正咬合」についてまとめたので、ぜひご参考下さい。

不正咬合ってこんな病気

不正咬合は歯のかみ合わせが悪くなる病気です。人の飼育環境下ではかなり起きやすく、モルモットが最も注意すべき病気の一つです。

「たかが歯でしょう」と軽く考えられがちですが、一度発症してしまうと治療が困難で、悪化するとエサを食べることができなくなり、衰弱して死んでしまうこともある病気です。

不正咬合の症状

モルモットは前歯が上下合わせて4本。臼歯が16本生えています。それぞれモルモットが死ぬまで伸び続けるという特性をもっています。

不正咬合を発症し、かみ合わせが悪くなると伸びた歯がモルモットの口内を傷つけてしまいます。そうなるとペレットや野菜などの固い食べものを避けるようになり、柔らかい食事ばかり取るようになってしまいます。

本来、固いモノを食べることによって歯が自然にすり減って、最適な長さに調節されているのですが、柔らかいものばかり食していると歯はますます伸び続け、症状は悪化の一方を辿ることになってしまいます。

その結果、まともにご飯を食べられなくなって栄養不足に陥ってしまいます。また傷ついた口内から細菌が体内に侵入。感染症で死亡することもあります。

不正咬合の原因

繊維質が含まれている餌の摂取不足が原因と指摘されています。歯を正しく摩耗しなければ、歯や歯茎が異常に成長してしまうのです。

また高齢になればなるほど、不正咬合を発症するリスクが高まるでしょう。

不正咬合の治療

一般的にモルモットの不正咬合の治療はかなり困難とされています。

発見が遅れれば手が付けられないことが多く、また初期症状で発見したとしても、歯をペンチでカットできる技術を持つ獣医さんは少なく、手術料もかなり高額(2万円~10万円)です。

安楽死を選択する飼い主の方もいるようです。

不正咬合は予防が基本です

治療が難しいぶん不正咬合は予防に力を入れなければいけません。普段から「牧草」などの繊維質の多い食べ物を過不足なく与え、ビタミンCも十分に摂取させることで不正咬合を予防することが可能です。

カメにカビが生える!? 水カビ病の症状・原因・治療法について

水カビ病ってどんな病気?

水カビ病はクサガメやイシガメなどによく見られる病気で、名前のとおり、カメの甲羅や皮膚にカビが生えてしまいます。日頃から注意していればキチンと予防でき、軽症であれば自力で治療することも可能です。

水カビ病の症状

水カビは皮膚と甲羅のそれぞれで症状が変わってきます。各症状は以下のようになります。

皮膚の水カビ病

皮膚に水カビが生えた場合は特に注意が必要です。手足や首の付け根に白く変色し、毛のようなフワフワしたカビが生えることが多く、悪化すると皮膚がただれてボロボロになってしまい、炎症を起こしてしまいます。

さらに重症化すると、命の危険にも関わってきます。

甲羅の水カビ病

皮膚に出来る水カビ病と症状は同じですが、比較すると発症する確率は少なく、また重症化することもあまりありません。
甲羅にカビが生えると甲羅にツヤがなくなり、ひどい乾燥状態になってしまいます。

水カビ病の原因

水カビ病の原因は「水質の悪化」「日光浴不足」「ストレス」「飼育環境」によるものです。
水質が悪かったり、ストレスによってカメの免疫力が弱っていると少々の傷でもそこにカビが生えてしまいます。

水カビ病の治療

まずは飼育環境を適切に改善しましょう。15度前後だと水カビ病が発生しやすい傾向があるので、水温を25度~30度以内に保つようにしましょう。そうすれば水カビの発生を抑えるだけでなく、カメの体力回復にも効果があります。

また水質を改善するために水替えを頻繁に行いましょう。可能であれば毎日することが望ましいです。

次に水カビの消毒です。カビのふわふわの箇所をピンセットで取った後、水に10%のイソジンを混ぜたもので薬浴させましょう。1時間ほど入れておけば十分です。カメの口に薬水が入らないよう、水は浅めにする必要があります。

薬浴が終わって1時間~2時間は日光浴をさせるようにしましょう。これを繰り返せば、比較的軽い水カビ病は完治します。

症状が重篤であれば、専門の動物病院で診療してもらいましょう。

水カビ病は予防できる!

水カビ病はしっかりと予防しておけば、発症を抑えることができる病気です。

治療の項目でも言いましたが、普段から日光浴・水の入れ替え・ストレス軽減(多頭飼いしない)などこころがけて、水カビ病からカメを守ってあげましょう。

モルモットを飼うなら、鼓腸症に気を付けて。モルモットの鼓腸症の症状・原因・予防法・治療法について

モルモットに多い病気のひとつが鼓腸症です。

これはうさぎにも共通することですが、モルモットは腸運動の低下が起こりやすく、そのために盲腸便秘や鼓腸症といった腸の疾患に罹りやすいと言われています。

今回は、うさぎの鼓腸症についてご紹介しましょう。

鼓腸症ってどんな病気?

鼓腸症とは、腸の蠕動運動が低下することで便秘になり、腸の内部にガスが溜まる状態です。

鼓腸症になると、お腹が膨れてきたり、食欲がなくなってきたり、呼吸が荒くなったりなどの症状が出始めます。

人間でも便秘になると、お腹が張って苦しくなりますよね。

また、ガスが溜まって便が少ししか出ないという症状も思い当たるのではないかと思いますが、鼓腸症は、同じような状態がモルモットに起きていると思えば良いでしょう。

症状が進むとまったく食事をしなくなったり、便通がなくなったりしますので、放置するのは危険です。

鼓腸症の原因は何?

鼓腸症の一番大きな原因は、食生活です。

モルモットの食事はモルモットフードと牧草が中心だと思いますが、牧草を食べる量が不足していたり、食べる牧草の種類が偏っていたりすると鼓腸症の原因になります。

モルモットの牧草としては、イネ科のチモシーとマメ科のアルファルファが知られています。

チモシーに比べ、アルファルファはタンパク質、カルシウム、ビタミンなどが豊富で嗜好性も高いため、モルモットが喜んで食べますが、食べ過ぎるとお腹にガスが溜まる原因となります。

アルファルファは成長期や妊娠期のモルモットには栄養価が高くて適していますが、大人のモルモットに大量に与えるのは、あまりおススメできません。

大人になったモルモットにはチモシーを中心に与えた方が良いでしょう。

この他にも、おやつの与え過ぎや、古くなったフードなどが原因で鼓腸症になる場合もあります。

おやつの量は食事全体の10%を超えないように、フードはまとめ買いは止めてなるべく新しいモノを食べさせるようにしましょう。

鼓腸症の治療はどのようにするの?

鼓腸症を治療する際は、消化剤や食欲促進剤などを投与します。

腸内細菌のバランスの乱れがある場合は、獣医さんと相談の上、乳酸菌サプリを与えてみても良いでしょう。もし、脱水を伴っているようであれば、点滴を行うこともあります。

鼓腸症を予防するにはどうずれば良いの?

先程もご紹介したように、鼓腸症の原因のほとんどは食べ物ですので、食事に気を配るのが一番大切です。

また、たまにはモルモットとの触れあいも兼ねて、お腹をマッサージしてあげるのも良いでしょう。

マッサージする時は、指2本か3本をお腹に当てて、時計回りにゆっくりと円を描くように擦ってあげます。

モルモットは小さな動物ですので、強い力でマッサージするのは厳禁です。軽く触れるぐらいの感じでゆっくり手を動かしましょう。

モルモットはストレスにも弱く、意外にデリケートです。

モルモットの飼い主さんは小さな体で何が起きているかを常に観察し、食欲が減退したり、便通がなくなったりしたら、なるべく早めに病院に連れて行くことが大切です。

ビタミンCが不足すると脚気になる?モルモットのビタミンC欠乏症の症状・原因・治療法

抗酸化物質として生きていくうえで欠かせないビタミンC。

多くの動物は肝臓でビタミンCを生成することができますが、人間を始めとする霊長類やコウモリ、そしてモルモットは体内でビタミンCの生成ができません。

そのため、ビタミンCが足りなくなると、さまざまな症状が出ることがあります。

今回は、モルモットのビタミンC欠乏症とその予防法についてご紹介しましょう。

ビタミンC欠乏症とはどんな病気?

ビタミンC欠乏症とは、その名の通りビタミンCが足りなくなり、体調に支障をきたす病気のことです。

モルモットはD-グルコースからアスコルビン酸(ビタミンC)を生成するのに必要な酵素L-グロノラクトン酸化酵素を持っていないため、体内でビタミンCを合成することができません。

このため、モルモットは常にビタミンCを含有する食事を必要としているのです。

モルモット用のフードを与えていれば、通常はビタミンCが添加されていますので、欠乏症になることはまずありません。

しかし、他の動物のペットフードを2週間以上代用した上に、ビタミンCを含む野菜が足りなかったりすると、欠乏症が起こる可能性が高くなります。

また、ストレスや疾患を持っていたりするとビタミンCの必要量が増えますので、モルモットフードを与えていても欠乏症になることもあります。

ビタミンCってどんな役割があるの?

ビタミンCは実にさまざまな働きをもつ栄養素です。

コラーゲンの生成、ストレスに対抗するためのホルモンの生成、免疫機能の強化、傷の回復、アレルギー予防、癌の予防など…これらすべてにビタミンCの働きが影響しています。

ビタミンCがどれだけモルモットの体にとって大切なのか分かりますね。

ビタミンC欠乏症になるとどんな症状が出るの?

ビタミンC欠乏症になると、食欲不振、被毛の質の低下、鼻水、骨の変形などが見られるようになります。

また、口内においても歯茎や舌が白っぽくなったり、不正咬合や出血が見られたりもします。

症状が悪化すると痛みを伴い、歩行が困難になる場合もありますので、早めに発見し、食生活を改善することが大切です。

ビタミンC欠乏症の治療は? 診断方法は?

また、ビタミンC欠乏症の可能性で病院に行く場合は、事前にモルモットが食べていた食事について調べ、獣医さんに情報提供するようにしましょう。

症状によっては、レントゲンで、軟骨部分や骨端の異常を診て判断しますが、普段の食事の情報は診断の助けになるはずです。

治療にはビタミンC(アスコルビン酸)の投与を行いますが、症状が重く痛みがある時には痛み止めや点滴を行う場合もあります。

モルモットの飼い主さんは、モルモットがビタミンC欠乏になるだけで病気になることを理解し、食生活には充分に気を付ける必要があります。

ビタミンC欠乏症は初期の段階では、症状が出にくく、気がつかないうちに症状を悪化させる場合もあります。

普段からモルモットの動きや体の様子を観察し、異常を発見できるよう心がけましょう。

モルモットの長生きのために気を付けたい。モルモットが罹りやすい毛球症の症状・原因・治療法について

モルモットは生まれて2ヶ月~4ヶ月で大人になり、寿命が4年~5年と言われています。人間の尺度で考えると比較的短い一生です。

そんな一生を健康に過ごさせてあげるためには、飼い主さんの健康管理が欠かせません。それではモルモットを飼う場合、一体、どんな病気に気を付ければ良いのでしょうか。

今回はモルモット、特に長毛種のモルモットに多いと言われる毛球症について、その原因や治療方法についてご紹介しましょう。

毛球症はなぜ、起きるの?

犬や猫は飲み込んだ毛玉を吐き出すことができますが、モルモットなどのげっ歯類はそのような器用なことができません。

加えて、胃の入り口・出口が狭いため、毛玉が引っかかると、排泄もできない状態になることがあります。

原因は高タンパク、低繊維質の食事、ストレスなどが考えられますが、被毛の生え替わる初夏や初冬の時期には症状が起こりやすく、特に長毛種においてその傾向が強いと言われています。

治療方法はあるの?

お腹の中で毛玉が大きくなると、食欲不振、便秘、体重減少、衰弱などの症状が出てきますので、これらの症状が見られたら、すぐに病院に連れて行くことが大切です。

治療は症状の程度によって変わります。

通常、毛球症は触診やレントゲンなどにより診察し、確認しますが、毛球がそんなに溜まっておらず、軽症の場合は、毛球除去の薬や消化管を動かす薬を投与します。

また、食欲がなくなっている場合は、補液や強制給餌を行うこともあります。毛球が大きくなっていて、内科的処置では対応できない場合は、外科手術を行って毛球の塊を取り出す必要があります。

ただし、幼少期のモルモットや高齢期のモルモットの場合、外科手術に耐えられない場合もありますので、獣医さんと充分に話し合うことが大切です。

毛球症を防ぐ方法はあるの?

毛球症を防ぐには、まず飼い主さんがこまめにモルモットをブラッシングし、モルモットが毛を飲み込まないようにしましょう。

特に被毛の生え変わりの時期、長毛種のモルモットは最低でも1日1回は念入りにブラッシングしてあげる必要があります。

また、食事を改善することも毛球症を防ぐためには必要です。モルモットの食事がペレット中心になると毛球症に罹りやすくなりますので、必ず牧草を食べさせるようにしましょう。

牧草の中でもオーツヘイは繊維質が多いと言われていますので、こうした牧草を選んで与えると毛球症の予防に役立つでしょう。

犬や猫の飼育経験のある飼い主さんはその経験から、毛球症をあまりシビアな症状と考えないことがあり、モルモットの毛球症を進行させてしまうことがあるそうです。

モルモットにはモルモットの体質、病気がありますので、注意してあげることが必要です。

モルモットのオシッコの回数が多い…モルモットに起こる膀胱炎、尿路結石について

モルモットを飼っていて気をつけなければならない病気のひとつが下部尿路の疾患です。

モルモットのオシッコの回数が増えていたり、急に衰弱してきたりしたら、膀胱炎や尿路結石の可能性があります。

気付かずに放置すると痛みが激しくなったり、血尿になったりする可能性がありますので、一刻も早く病院に行ったほうが良いでしょう。

今回は、モルモットの下部尿路の疾患について、ご紹介しましょう。

モルモットの膀胱炎、尿路結石に罹った時の症状は?原因は何?

モルモットの尿は通常でもpH9とアルカリ性に大きく傾いていて、カルシウムを多く含むため色も白濁しています。

人間や犬、猫の尿はどちらかというと弱酸性に傾いていますので、尿の質が逆なのです。モルモットの場合、膀胱炎や結石ができるとモルモットの尿は色の付いた白濁尿になります。

尿道結石には大きく分けては2種類のタイプがあります。ひとつが中性からアルカリ性の尿で結晶化する結石で、炭酸カルシウム結石、リン酸カルシウム結石、ストラバイト結石などがあります。もうひとつは、尿が中性から酸性に傾いた時にできやすいシュウ酸カルシウム結石で人間が罹りやすい結石はこちらだといわれています。

モルモットの尿は元々、アルカリ性ですので、アルカリ尿でできる結石になることが多く、中でも炭酸カルシウム結石に罹る確立が高いと言われていますが、実際に結石を調べると複数の種類の結石が発見されることも多いようです。

また、高齢のモルモットに罹患の可能性が高く、雄に比べると雌の方が結石、膀胱炎に罹る確立が高いと言われています。

膀胱炎、結石の治療はどのようにするの?

尿検査で潜血と尿のpHをチェックすると同時に、レントゲンやエコー検査で結石があるかどうかを診断します。
膀胱炎の場合は、抗生物質を投与し、潜血があるようなら止血剤などが処方されます。

結石がある場合は、結石の種類や大きさ、できている場所によって薬剤投与をするか外科手術によって取り除くかを決めますので、獣医さんの指示に従いましょう。

膀胱炎や結石を予防するためにはどうしたら良いの?

モルモットの結石には、シュウ酸カルシウムやリン酸カルシウムが大きく関わってきます。

モルモットがカルシウム過多にならないよう、カルシウムの多いフードやほうれん草などの野菜はなるべく与えないようにします。

また、モルモットに与える牧草は、なるべくカルシウムの少ないイネ科のチモシー中心にします。

マメ科のアルファルファは栄養分が高く、モルモットの嗜好性は高いようですが、カルシウム分が多いので、大人のモルモット、特に高齢のモルモットには不向きだと言われています。

また、ビタミンC欠乏症はモルモットに起こりやすい疾患のひとつですが、ビタミンCが不足すると結石になりやすいので、ビタミンC不足にも気をつけます。

また、モルモットは比較的よく水を飲みますので、新鮮な水をいつでも飲めるようにしておくことが大切です。

尿の疾患は、発見や治療が遅れるとモルモットに大きな負担と痛みをもたらします。

モルモットは床材に牧草や木片チップを使うことが多いため、オシッコの色が分かりにくい場合があります。

尿をチェックするためにもある程度の年齢になったら、牧草やチップの下に尿の色が見えやすい尿吸収シートを敷くと良いでしょう。

また、モルモットの様子を常に観察し、オシッコの回数が増えていないか、逆に量が減っていないかを見ておくことが大切です。

体は丈夫。だけど気を付けてあげたいミニブタの病気についてご紹介します

ミニ豚の魅力の一つに「体が丈夫」という点があります。

基本的に生命力の強いミニ豚は犬のように毎年ワクチン接種が必要なわけではありませんし、大きく育ってしまえば大抵の病気に負けることはありません。だからといって何もしなくて良い。というわけではありません。

ミニ豚の診療経験の豊富な動物病院は全国的に稀で、治療が遅れてしまうこともしばしばあるので、あらかじめミニ豚の病気について知っておかなければならないのです。

病気に気を付けなければならない時期

どの動物も同じですが「産まれて間もなくの期間」は、体が弱く、免疫力も強くないのでより一層気をかけてあげなければいけません。特にミニ豚は人と同様、体が未発達な状態で生まれてくるので、乳離れする生後一ヶ月間は注意が必要です。

ミニ豚に多い病気

ミニ豚は非常に我慢強い生き物なので、自分から体の不調を訴えることはほとんどありません。限界まで我慢した結果、突然死んでしまい、後から病気が発覚する。なんてパターンも珍しくないのです。

以下ではミニ豚に多い病気と、その症状についてご紹介していきます。

肥満・栄養失調

なんだか元気がない。動きが怠慢。よろめいている。といった症状が見られた場合は、まず間違った育て方をしていないか自分に問いただしてみましょう。「肥満・栄養失調」はミニ豚にとっては天敵です。

肥満も栄養失調も原因はどちらも飼い主の認識不足です。「体が想像以上に大きくなる」というミニ豚の噂を信じて、成長を妨げるためにエサを少なくして栄養失調に陥らせてしまう、もしくは「エサを食べる姿が可愛くて」と過剰にエサに与え、肥満にしてしまう、そんな飼い主が稀にいます。

どちらも心臓に負担をかけて、突然死させてしまったり、免疫力が低下してしまい病気にかかりやすくなってしまうなど、ミニ豚にとっては百害あって一利なしです。

これらは飼い主の意識一つで変えられることなので、食事の量は適量を心がけるようにしましょう。

疥癬・ダニ

犬や猫でも見られる疥癬は、ブタでもよく見られます。突然フケがひどくなったり、ブタが皮膚を血が滲むほど掻き毟るようになったら要注意。ダニが寄生しているかもしれません。

病院にいけばすぐに治療できるので、発見したらすぐに治療するようにしましょう。

その他の病気にも注意が必要です

上で挙げた二つの例以外にも「膀胱炎・尿結石」や「胃潰瘍」。「腸捻転」といった病気も重篤な症状に繋がる恐れがあり、実際に死亡例のある病気です。

さらに伝染病にもかかる恐れあるので、普段から正しい生活を送って、免疫力を高めておくことが必要でしょう。

人に感染する恐れも!?ミニブタを飼う上で知っておかないといけない「伝染病」について

生まれてから91日以上の犬を飼育する場合、犬の登録と狂犬病予防注射が法律によって義務付けられています。目的は諸々ありますが「狂犬病(伝染病)」の発生と感染拡大の阻止です。

鎮静化しているにも関わらず、未だに行政・法律で規制されるほど狂犬病は強く警戒されていますね。

ミニ豚の飼育には一般的に行政への届出は必要ないとされています。これはつまりミニ豚は警戒すべき伝染病がない。ということなのでしょうか?残念ながらそうではありません。

ミニ豚は発見されると即殺処分されてしまったり、ブタから人に感染すると死亡リスクが非常に高まる伝染病も存在しているのです。

今回はそんな伝染病についてご紹介します。

豚レンサ球菌感染症

養豚場や、食肉解体業者の従業員に多く感染例がある病気です。感染した豚や豚の生肉と、人の外傷が接触した際に感染すると考えられています。

潜伏期間は数時間~3日と比較的短く、人に感染すると化膿性髄膜炎や、聴覚障害、運動不全といった症状がみられます。さらに重症になると髄膜炎、皮下出血、毒素性ショックを起こし昏睡状態に陥ります。

2005年には中国の四川省で215人が感染し、うち39人が死亡するといった例もあります。

予防法は傷が付いている手で豚に触らないことが最も効果的です。ミニ豚から飼い主に感染した例は稀ですが、注意しておきたい感染症ですね。

日本脳炎

一般的には「蚊」が原因として注目される日本脳炎ですが、実は蚊はただの媒介者。元々日本脳炎の原因となる日本脳炎ウイルスは豚にも感染し、時には豚が日本脳炎の感染源となることもあるのです。

基本的に豚が日本脳炎に感染しても症状はほとんどありません。ただし異常産が増えたり不妊になってしまうことがあるため、ミニ豚の繁殖を考えている方は注意が必要です。

日本脳炎は人の致死率は20%~40%と非常に高く、死亡しなかった方の70%近くはなんらかの障害を持つ可能性があるという非常に恐ろしい伝染病です。さらに近年西日本を中心に豚の感染例が報告されているので、より注意が必要でしょう。

ワクチン接種で完全に予防できるので、ミニ豚を飼う際は母子手帳を確認しワクチンの接種歴を確認。もし接種回数が不足しているようでしたら、すぐにワクチンを接種しましょう。

他にも気を付けるべき感染症はたくさんあります!

代表的な感染症を説明してきましたが、他にも陽性反応が出ると即殺処分対象となる「豚コレラ」や、子豚が感染すると死亡リスクの高まる「オーエスキー病」など、注意すべき感染症はたくさんあります。

日頃から注意してあげて、なるべく人と豚が快適に過ごせるよう工夫してあげましょう。

リスを飼ったら気をつけたい! リスの皮膚の病気の原因、症状、治療方法について

リスはケージの中の温度や湿度などの影響で感染症や皮膚病になることがあります。皮膚病は放置するとより重い感染症に発展することがあります。

また人間に馴れていないリスの場合、近くで皮膚の状態を観察するのが難しく病気の発見が遅れることが多々あるのです。

今回はリスがかかりやすい皮膚病についてご紹介します。

細菌性皮膚炎

ケージ内で金網に引っかかってケガをしたりケンカで噛まれたりして傷ができるとその傷が原因で細菌性の皮膚炎や膿痕になる可能性があります。膿痕になると発疹、脱毛、びらんなどの症状が表れます。

細菌性皮膚炎に罹った場合、治療は抗生物質の投与で行います。膿痕が酷い場合は外科的処置で膿を出す場合もあります。

皮膚糸状菌症

床材が湿気や汚れで不潔な状態になるとリスが糸状菌症になる場合があります。糸状菌症に罹ると頭から背中、肢など全身に脱毛や色素沈着などが見られるようになります。

治療には抗真菌剤の投与を行います。症状の部位が小さい場合は直接、抗真菌剤を塗布する場合もあります。

ダニ症

リスは野生種を捕獲したものを輸入する場合があり、ヒゼンダニなどのダニが寄生していることがあります。ヒゼンダニに寄生されると被毛が脱毛するだけでなく、痒みを伴うため掻き壊しから二次感染を発症する可能性がありますので早めの駆除が必要です。

治療にはダニを駆除する薬剤等を使用します。

上記以外の原因での脱毛

リスは細菌性、感染性の疾患以外でも脱毛する場合があります。飼育環境が急に変わったりリスに合わない環境だったりすると、胴体や肢などで脱毛が見られるようになります。

原因がはっきり掴めないことが多いため飼育環境の改善を行ったりビタミン剤を与えたりなどの対症療法を行います。

尻尾損傷

リスは尻尾の皮膚が薄いため尻尾の皮膚が剥けて骨が露出する場合があります。

傷ができると自傷して傷を悪化させることもあり、尻尾の被毛部分が抜けてしまうこともあるようです。一度、尻尾に損傷が起きるとその部分には被毛は生えてきませんが、適切な治療を行えば皮膚は回復すると言われています。

居住空間を清潔にして無用な皮膚病を防ぐこと

梅雨の時期から夏にかけてケージの中はどうしても不潔になりがちです。暑くて湿度の高い季節にはケージをエアコンのある部屋に移動し、リスのケージ内が29℃を越えないように調整しましょう。

またケージの中は小まめに掃除することが大切です。リスはケガをすると自分でその部分を咬んで悪化させることがあり(自咬症)、皮膚病をさらに悪化させることがあります。

もし、傷口を咬んでいるような様子があったらしばらくエリザベスカラーなどを装着しましょう。皮膚病はどんなに軽症に見えても油断せずに病院に行き、なるべく早く処置してもらうことが大切です。

ハリネズミを飼うなら気をつけたい!皮膚トラブルの原因になるノミ・ダニなどの寄生虫について

ハリネズミはケージの中で木材チップなどの床材を引いて飼うことが多いと思いますが、毎日掃除するなどして清潔にしておかないとノミ・ダニなどが大量に発生する可能性があります。

寄生虫を放置しておくと皮膚病になる恐れがありますので早めに対処することが必要です。今回はハリネズミの寄生虫についてご紹介しましょう。

ハリネズミに潜む寄生虫にはどんな種類がいるの?

ショップで売られているハリネズミの中にも野生で捕獲された個体がいる場合があります。

こうした野生由来のハリネズミの中には購入時に寄生虫が数多く潜んでいる場合があります。まず、どんな種類の寄生虫が付く可能性があるのかをあげてみましょう。

マダニ

マダニはクモに近い節足動物で山や野原等に生息しています。それ故自然の環境で捕獲されたハリネズミにはマダニが寄生していることがあります。

マダニはハリネズミの皮膚に取り付いて吸血しながら体を膨らませますが吸血すると大豆のサイズまで巨大化することもあります。色も赤くなるため肉眼で容易に発見することができます。

マダニは一度取り付くと中々離れず、時には5日~10日もハリネズミに付いて吸血することがあると言われています。マダニは吸血した後に宿主を離れて休息する習性があり、ハリネズミの体を一旦離れます。

体表から離れたマダニは高温多湿な環境でなければ繁殖しにくいと言われていますのでケージ内を清潔にしておけば大量発生することはないでしょう。

ただし、ケージを不衛生にしていたり室内が高温多湿だったりするとそこで卵を産み付けることがあります。

また、ケージの中の床材を家の外に捨てると外でマダニが繁殖する可能性がありますので、床材の処理には充分注意しましょう。

キュウセンヒゼンダニ

この種のダニは0.4~0.5mmとマダニに比べて小さいため発見が難しいのが難点です。ハリネズミを飼育するケージの中でも容易に繁殖するため国内で繁殖したハリネズミにも寄生します。

寄生すると皮膚の痒みが激しいためハリネズミは体を絶えず掻くようになります。なるべく早く病院に連れて行き、駆除してもらうようにしましょう。

ヒゼンダニ

小型のダニで皮膚にトンネルを掘って生活します。顕微鏡でないと見つけられないため、飼い主さんがこのダニを発見するのは難しいでしょう。ハリネズミが体を掻いていたら、なるべく早く獣医さんのところに連れて行きましょう。

また、ヒゼンダニは人間の体温の温度を好みますので人への感染も心配されます。場合によっては飼い主さん自身が入院しなければならないケースもあるようですので要注意です。

ノミ

犬や猫と同様にハリネズミにもノミが付きます。ノミはハリネズミの体だけでなく、家の中に卵を落として増えていきます。退治するにはハリネズミだけでなく、家の掃除も含めたトータルな対策が必要です。

ノミ駆除商品は皮膚に滴下するタイプの商品が犬猫用に発売されていますがハリネズミへの使用については安全が確認されていません。使用する場合には事前に獣医さんとよく相談するようにしましょう。

清潔な環境でハリネズミに快適な生活を

ハリネズミは針が皮膚を覆っているためノミ、ダニなどの寄生虫の影響を目視しずらい動物です。ハリネズミが家に来たらまず病院に連れて行き、寄生虫がいないかどうか全身をチェックしてもらいましょう。

ケージの中はこまめに掃除するようにし、寄生虫が発生しづらい環境を作りましょう。

針で守られていてもその下は弱い皮膚があり、他の動物同様に寄生虫の影響があることを忘れないようにしてください。

下痢・便秘…意外と多い? チンチラの消化器系のトラブルについて

チンチラの体は本来とても丈夫です。風邪を引くことは滅多にありませんし感染症に罹ってしまうこともほとんどありません。

しかし軟便や下痢、便秘といった消化器系のトラブルは比較的よくみられます。人も同じですが、便は体の具合をとてもよく表しているので、早期発見・早期治療に繋がる重要なサインとなります。

今回はチンチラの消化器系のトラブルについてご紹介します。

チンチラの通常のフン

チンチラが健康な時のフンの形は硬くて小粒な楕円形をしていて、色は真っ黒です。フンの状態を確認するためには通常時の形用をイメージできることが大事なので、健康な時のフンの色形をしっかりと覚えておきましょう。

チンチラの便秘

便の形がいつもと違う、量が少ない、そんなときは便秘を疑いましょう。チンチラの便秘は軽度なものが多いので、質の良い干し草を食べさせたり、プルーンを少しだけ与えてやれば治ることがほとんどです。

それでも治らないときは、症状が悪化して腸閉鎖を起こす恐れがあるのですぐに動物病院へ連れていきましょう。

チンチラの軟便

チンチラの軟便は割とよく見られます。色が黒ではなく茶色、指で簡単に潰れてしまうくらい軟らかいフンだと軟便です。

軟便の原因

チンチラの軟便の主な原因として①エサの変化②ストレスの二つが挙げられます。

軟便の原因① エサの変化

これは特にチンチラを購入してすぐにみられることが多いようです。ショップで与えていたエサと、飼い主が与えるエサが違い、その変化についていけなくて軟便になってしまうようです。

他にもエサの分量が多すぎたり、鮮度の低いエサを与えると軟便になってしまうので、食事には注意してあげましょう。

軟便の原因② ストレス

睡眠不足や、同ケージ内で複数飼育している場合は同居人との相性が悪かったり、ケージを新しいもの移したときに、ストレスを感じてしまうようです。

ストレス性の軟便だと分かったら、まずはそのストレスの原因から遠ざけてチンチラを静かな場所に移し、新鮮な干し草と綺麗な水を与えてあげましょう。

チンチラの下痢

下痢の形用は人とほぼ同じで水のような便になります。下痢が2日以上続くと脱水症状に陥ってしまう危険があるので、すぐに獣医さんに診察をしてもらいましょう。

日々の生活改善で消化器系のトラブルを減らせます!

消化器系のトラブルの多くは生活環境とチンチラの不一致を示すサインです。トラブルが発生したら、その原因をつきとめて改善するように努めましょう。

注意してあげたいフトアゴヒゲトカゲの消化不良と食欲不振について

フトアゴヒゲトカゲは元々とても丈夫で病気に強い生物です。

犬や猫のようにたくさんの病気の危険に晒されることはほとんどありませんし、予防注射を打つ必要もありません(そもそもトカゲ用のワクチンはありません)。それでも給餌や生活環境によっては体調不良に陥ってしまうことも少なくありません。

今回はフトアゴヒゲトカゲの代表的な体調不良の原因と症状、予防方法をご紹介します。

消化不良

フトアゴヒゲトカゲは意外と消化不良を起こしやすい動物です。軽症でしたらそれほど問題はないのですが、重症になると消化されなかったエサのコオロギが腸で詰まってしまうこともあるので、避けなければならない体調不良です。

消化不良の原因

周囲の環境や体温が低いときに代謝機能や消化機能が低下し、消化不良が起こってしまうリスクが高まるようです。特に大きめのエサ(フタホシコオロギなど)を食べたあとは要注意です。

消化不良の症状

元気がなくなり、床材に伏せたまま動かなくなってしまいます。消化されなかったエサがそのまま排便されることもあります。消化されなかったエサが長期間腸内で詰まってしまうと、腸が壊死して最悪の場合死んでしまうこともあります。

消化不良の治療・予防

体温や周囲の環境の温度を上げて、消化機能を活発にしてあげましょう。温浴も効果があるとされています。食事の直後の運動は控えましょう。

食欲不振

本来、フトアゴヒゲトカゲは食欲旺盛でなんでもバリバリ食べてくれます。食欲不振の兆候があっても数日様子を見ておけば、またすぐに回復してくれることも多いようです。

食欲不振の原因

食欲不振の原因は大きくわけて3つあります。1つは「ストレス」です。環境の変化(エサ・ケージの変更など)や複数飼いに対してストレスを感じるフトアゴヒゲトカゲが多いようです。

2つめはビタミンB1不足、3つめは気温の低下です。フトアゴヒゲトカゲは意外と温度に敏感でケージ内の気温が適切でも、ケージ外の気温も感じ取って食欲が低下してしまうこともあるようです。

食欲不振の症状

食べる量が少量になってしまったり、まったく食べなくなってしまいます。自然回復しなければそのまま餓死してしまうこともあります。

食欲不振の治療・予防

ストレスを与えない環境作り、ビタミンB1の摂取、温度に気を付けて適切に管理しましょう。

早期発見に努めましょう

消化不良も食欲不振も早期に発見することが大事なので、普段から注意して観察しましょう。

フトアゴヒゲトカゲも熱中症や感染症になるの?熱中症と寄生虫について

フトアゴヒゲトカゲの原産地はオーストラリアです。乾燥して日光も強い地域の出身なので、暑さにはとても強いと考えられがちです。確かにフトアゴヒゲトカゲはある程度の暑さに対する耐性は持ってはいますが、それも限界があります。

人と同じく、熱中症になってしまうと死亡してしまうこともあるので注意しておかなければいけません。

今回はそんなフトアゴヒゲトカゲの熱中症について、寄生虫の症状や原因と併せてご紹介していきます。

フトアゴヒゲトカゲの熱中症

フトアゴヒゲトカゲが熱中症を起こすのは日光浴中のケースがとても多いようです。日光浴はクル病予防にも効果的で、積極的にする必要があるのですが、夏場の炎天下に長時間体を晒してしまうとフトアゴヒゲトカゲも熱中症を発症してしまいます。

症状は人と似ていて、口を大きく開けて呼吸したり、泡を吹いたりすることもあります。重度の熱中症になってしまうと、神経系統に異常をきたしてしまい全身の痙攣を起こした後に死亡してしまうこともあります。

もしフトアゴヒゲトカゲが熱中症になってしまったら、すぐに気温の低い場所に移してあげて冷水をかけてあげたり、濡れたタオルで体をふいてあげましょう。とにかく体温を下げてあげることが重要です。

熱中症の予防法

日光浴中は日当たりのよい場所と涼しい影を作ってあげましょう。移動できるようにしておけば、フトアゴヒゲトカゲは自分から影に移ってくれます。また日光浴中だけでなく夏場はケースの中に熱気が籠らないよう注意しましょう

フトアゴヒゲトカゲと寄生虫

フトアゴヒゲトカゲを飼育するうえで、犬や猫ほど寄生虫に対して神経質になる必要はありません。

しかし飼育環境の悪化やフトアゴヒゲトカゲの免疫力が低下すると、寄生虫によって食欲不振などを起こし、最悪の場合死んでしまうことがあるので、注意はしておかないといけません。

外部寄生虫はフトアゴヒゲトカゲの目や耳、尻尾などに寄生することがあります。寄生虫を発見したら、爬虫類用の駆除剤を用いたり、温浴させてきれいにした後、ケースの中を徹底的に掃除しましょう。

内部寄生虫については今のところ有効な駆除方法は確立されていません。内部寄生虫によって重篤な病気になることはあまりありませんが、フトアゴヒゲトカゲの体力を低下させないよう気を付けましょう。

クル病ってなに?フトアゴヒゲトカゲのクル病の症状・原因・治療法について

みなさんは「クル病」という病気を知っていますか?犬や猫、人の子どもにも発症することがある病気ですが、フトアゴヒゲトカゲにとっては人よりも発症しやすいので、飼い主さんは日ごろから注意しておかなければならない病気なのです。

今回はそんなフトアゴヒゲトカゲの「クル病」について、今回ご紹介します。

クル病はこんな病気

フトアゴヒゲトカゲのみならず「クル病」は特に爬虫類に多く見られる病気です。クル病の致死率は非常に高く、重症化すると死んでしまうケースがほとんどです。仮に回復できたとしても生涯障害と付き合っていかなければならなくなってしまう恐ろしい病気なのです。

クル病の症状

クル病が進行するにつれて体中の骨が柔らかくなり、背骨が陥没して曲がってしまいます。一般的に症状があらわれてしまうと「手遅れ」になってしまうことが多く、なるべく初期段階での治療が望まれます。

クル病の原因

クル病は二つの要素が不足すると発症してしまいます。

一つめは「カルシウム」です。カルシウムの摂取が足りないと、骨を形成、維持できなくなってしまい骨格そのものが変形してしまうのです。さらにひどくなると骨が柔らかくなってしまうので、満足に歩くこともできなくなってしまいます。

二つめの要素は「ビタミンD3」の不足です。ビタミンD3が不足すると、いくらカルシウムを摂っていても効率よく吸収できなくなってしまうのです。結果的にカルシウム不足となり、クル病が発症してしまうのです。

クル病の治療

上の項目でも言いましたが、クル病は症状が進行してしまうとまず助かりません。比較的初期段階のうちにカルシウムをたくさん摂らせたり、紫外線にあてることで症状が軽くなることもあります。

クル病の予防

クル病は治療が難しいので予防がとても重要です。日ごろからカルシウムを含む食べ物を積極的に与えましょう。特にカルシウムが大量に必要になる成長期には注意が必要です。

ビタミンD3は紫外線を浴びることで生成されるので、紫外線ライトは必ず設備して、十分な量を照らしてあげましょう。また天気の良い陽には積極的に日光浴させることも大切です。

クル病の予防はとても重要です

爬虫類のなかではあまり手のかからない部類のフトアゴヒゲトカゲですが、クル病にだけは気を付けてあげたいところです。

きっちりと予防していれば発症するリスクを確実に下げることができるので、日ごろから注意してあげましょう。

クル病、感染症、脱皮不全…。ヒョウモントカゲモドキの病気を予防しよう!

ヒョウモントカゲモドキは本来とても丈夫なので、簡単に病気にかかることはありません。しかし、環境が合わなかったり、トラブルに見舞われてしまうと体調を崩してしまうこともあります。

現在、爬虫類の診察を行っている動物病院は限られているので、体調を崩されてしまうと診察に行くのも一苦労。なかには間に合わずに死んでしまうケースもあります。

そんなことにならないように、今回はヒョウモントカゲモドキに多い病気をご紹介していきます。

クル病

ヒョウモントカゲモドキだけでなく、飼育されている爬虫類の天敵です。発症すると骨の中がスカスカになってし脆くなり、背骨がへこんでしまいます。致死率も非常に高く、症状が進行してしまうと助かる確率は非常に低くなってしまいます。

クル病の原因はカルシウムとビタミンD3の不足です。カルシウムの粉末の摂取や、日光浴を積極的に行ってクル病を予防しましょう。

クリプトスポリジウム感染症

ヒョウモントカゲモドキはクリプトスポリジウムという寄生虫に寄生され消化機能のトラブルが起こることがあります。この寄生虫は感染力が強いので、感染が疑われる個体が出た場合はすぐにケースを掃除しましょう。

さらにこのクリプトスポリジウム感染症は人畜共通感染症なので、トカゲに触ったときは必ず手を洗うように気を付けましょう。

発見したらすぐに病院へ行くべきですが、クリプトスポリジウム感染症に特攻薬、治療薬はありません。獣医さんの指示に従って正しい対症療法を行いましょう。

脱皮不全

ヒョウモントカゲモドキは脱皮を繰り返すことで成長していきます。通常は自然にはがれ落ち、脱皮した皮もヒョウモントカゲモドキが食べてしまいます。しかし時折、脱皮した皮が体に残ってしまうことがあります。この状態のことを「脱皮不全」といいます。

脱皮不全になるとその部分の血流が悪くなってしまい、最悪だと壊死してしまう恐れがあります。

脱皮不全を発見したらすぐに霧吹きで異常を起こしている部分を湿らせて、ピンセットや脱脂綿などで優しく取り除きましょう。

脱皮の兆候を発見したら、霧吹きなどでケージ内の湿度を高く保つようにしましょう。そうすることである程度、脱皮不全を防ぐことが可能です。

あらかじめ動物病院を見つけておきましょう

ヒョウモントカゲモドキを診察してくれる動物病院はそれほど多くありません。なにかあったときに慌てないためにも、健康な時から最寄りの動物病院を見つけておきましょう。

セキセイインコを飼うなら知っておきたい。セキセイインコが罹りやすい病気

セキセイインコには鳥独特の病気があります。セキセイインコを飼う場合はインコならではの病気をあらかじめ覚えておき、少しでも疑わしい症状が出たら病院に連れて行く必要があります。セキセイインコのように小型の鳥は症状が悪化するまで気づかない場合も多く、気がついたら重症になっていることも少なくありません。セキセイインコを長生きさせるためにもセキセイインコが掛かりやすい病気について知っておきましょう。

栄養欠乏症

特定の栄養素が足りなくなるとセキセイインコは体調を崩すことがあります。それではどんな栄養素が足りなくなると病気になりやすくなるのでしょうか?

ビタミンA欠乏

ビタミンAが不足すると目の周りが腫れたり鼻水が出たりするようになります。色の濃い新鮮な野菜や果物を与えてビタミンAを摂取できるようにしてあげましょう。

カルシウム欠乏

カルシウムが足りなくなるとセキセイインコの動きが鈍くなったりぐったりと横たわることがあります。また、卵が正常に埋めなくなる卵詰まりもカルシウム不足が原因のことがあります。

セキセイインコのケージにはボレー粉やイカの骨などカルシウム分を常備し、常に摂取できるように気をつけましょう。

ヨード欠乏

ヨードとは海草や貝などに多く含まれるミネラルの一種です。ヨードが足りなくなると甲状腺に異常をきたすことがあります。ボレー粉やイカの骨を常備することはヨード欠乏を防ぐ上でも大切です。

下痢・便秘

セキセイインコの下痢や便秘は腐敗したエサ、腸内の寄生虫などさまざまな原因で起こります。毎日のケージの掃除で下痢や便秘に気付いたらなるべく早めに病院に連れて行きましょう。

そのう炎

そのうとは食道の一部の拡張した部分のことでエサを一時的に溜めておく機能があります。セキセイインコはそのうに溜めた食べ物を少しずつ胃に運んでいますが、細菌、真菌、寄生虫などによりそのうが感染症を起こすのがそのう炎です。

そのう炎になるとセキセイインコは頭を左右に振ってそのうの中の食べ物を吐き出します。吐しゃ物はケージ内に飛び散りますしセキセイインコの羽にも飛び散ってじっとりと汚れてきます。悪化すると吐血することもありますので早めの治療が必要です。

病院に連れて行くと抗生物質、抗菌剤などで炎症をやわらげると同時に体が弱っていたら栄養剤や水分を補給してくれることもあります。

オウム病

クラミジアという菌が原因で起こる病気です。結膜炎などの目の症状や鼻汁、呼吸困難などを起こします。オウム病は人間にも感染すると言われていますので、こちらも早めに病院に行く必要があります。治療は抗生物質などで行いますが、ケージを清潔にして予防することも大切です。

関節脱臼

セキセイインコの関節脱臼は先天的な場合と後天的な場合があります。後天的な場合は他の動物に攻撃されたり金網に引っかかったりして脱臼することが多いようです。セキセイインコのケージから足が引っ掛かるような下網は外しておきましょう。

関節脱水は病院で治療してもらわなくてはなりませんが、外科的治療は困難だと言われています。獣医さんとよく話し合って最善の策を練りましょう。

痛風

高齢のセキセイインコに多いのが痛風です。痛風とは高尿酸血症により血液中に溶けず体外に排出できなかった尿酸が結晶になって関節に溜まる症状です。関節部分が赤く腫れ、結節が見られたら痛風を疑いましょう。痛風になると痛みを伴い歩行も困難になりますので病院で高尿酸血症の治療を行うことが大切です。痛みが強い場合には鎮痛剤を使う場合もあります。

高尿酸血症はビタミンA欠乏が原因で起こることがあると言われていますので、青菜や緑黄色野菜などを常に与えることが大切です。

アスペルギルス症

カビの一種であるアスペルギルスが肺などに入り込んで起こる病気です。呼吸困難になり、口を開けて呼吸することもあります。治療は抗菌剤の投与や注射などで行いますが症状が重い場合はネブライザーという吸入器で気管や肺に薬を送り込んでくれることもあります。

セキセイインコのケージを常に綺麗にすれば、こうした感染症はかなり防ぐことができます。月に一度はケージを丸洗いしエサ箱や水のみ容器などとともに消毒すると良いでしょう。

セキセイインコを常に観察して体調管理を

セキセイインコは他にもさまざまな病気に罹る可能性があります。飼い主さんは呼吸、排泄物、食欲、顔の様子などを細かく観察して普段と違う点があったら必ず病院に行くようにしましょう。早めの治療がセキセイインコの命を救います。

歯が伸びすぎてしまう病気。チンチラの「不正咬合」の症状・治療・予防について

現在、日本にはチンチラを診察した経験を持つ獣医さんはそれほどいません。犬や猫と比べると圧倒的に少ないので、もしチンチラが病気になってしまうと飼い主はとても大変な思いをすることでしょう。

本来、チンチラはとても体が頑丈で丈夫な動物です。チンチラがかかりやすい病気を知って、日ごろから予防に努めていれば病院が見つからなくて焦る確率もぐっと下がるはず。

今チンチラを飼っている方、これから飼い始めようと思っている方は今回の記事は必見です。

不正咬合

不正咬合とは歯が伸びすぎて口内を傷つけてしまう病気です。チンチラの歯は生まれてから死ぬまで伸び続けます。

野生種の場合は普段のエサが固いものが多いので、うまい具合に伸びる歯を摩耗してくれていつでも新鮮な歯でいられることができるのですが、飼育環境下だと、柔らかい食事が多くなり、歯の伸びと摩耗のバランスが崩れてしまうことがあるのです。

伸びた歯が口内を傷つけるので、チンチラは次第に食事を拒否するようになります。食事しないためにますます歯が伸び続け、症状は酷くなり、最終的には餓死してしまうこともある恐ろしい病気です。

不正咬合の症状

不正咬合になると以下のような症状があらわれます。

  • 固いエサを嫌がる
  • 食欲減退
  • 元気がなくなる
  • よだれが多くなる

初期段階でも以上のような症状はみられるため、早めに気付いてあげることが大切です。進行するほど症状は酷くなり、最終的には食べ物を一切食べられなくなってしまいます。

不正咬合の治療

不正咬合の治療は直接歯を削る治療をするしかありません。さらに臼歯(奥の歯)を削るのは難易度が高く、手術に全身麻酔が必須となるため体の小さいチンチラにはかなりの負担となります。

また一度治療しても「再発する可能性が高い」ため、不正咬合はいかに予防するかがとても重要な病気といえるでしょう。

不正咬合の予防

一番効果がある予防法は「干し草を食べさせること」です。干し草はかたくて飲み込むまでたくさん咀嚼しなければいけない食べ物。エサの献立もまずは干し草を食べさせることを最優先させ、他の食べ物でお腹がいっぱいになるのは避けなければいけません。

不正咬合は防げる病気です

不正咬合の要因はほぼ100%が「日々の食事」です。そのため、チンチラが不正咬合になった場合、すべての責任は飼い主の方にあると言えるわけです。

逆に言えば、飼い主の方がキチンと食事の管理をしていれば、不正咬合になる確率はゼロに近づくでしょう。

モモンガ飼いさん必見!モモンガがかかりやすい病気を知ろう!

ペットを飼育するうえでどんな病気にかかりやすいかあらかじめ勉強して、その予防に努めることは飼い主の義務です。しかし、胴長でヘルニアになりやすいダックスフンドや、頭が小さいから水頭症になりやすいチワワなどとは違い、モモンガがどんな病気にかかりやすいのかイメージが湧かない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回はモモンガがかかりやすい病気の症状と、予防法についてコンパクトにまとめてみました。

不正咬合

不正咬合の症状

主にアメリカモモンガに発症する病気です。本来はかっちりと噛みあうはずの歯がなんらかの理由でズレてしまい、正しくかみ合わず伸び続け、口内を傷つけてしまう病気です。口内が出血するため、痛みからモモンガはご飯を食べることができなくなり、放置しているとそのまま衰弱死してしまいます。

不正咬合の原因

不正咬合を発症しやすい他のペットには「ウサギ」がいます。ウサギの場合、不正咬合の原因は柔らかい食べ物ばかり食べさせるという食習慣が主なのですが、アメリカモモンガは食習慣が原因で不正咬合を発症するケースは稀です。

主な原因は「かごを噛む」「遊んでいる時に落下する。またはものにぶつかる」などの外的要因です。直接歯が傷ついたり、歪んでしまった結果、不正咬合になってしまうわけです。

不正咬合の治療

不正咬合は基本的に一度発症すると二度と完治しません。定期的に動物病院に行って歯を削ってもらう必要があるでしょう。

不正咬合の予防

遊ばせるときは頭部を傷つけないよう細心の注意を払いましょう。ケージを噛むときは歯が傷つきにくい素材に代えてみましょう。

下痢

下痢の症状

人と同じで排便が水っぽくなります。血が混じって赤黒くなるときはかなり重症です。

下痢の原因

細菌や寄生虫に感染される。食あたりやストレスに下痢など原因は様々です。まずは思い当たる節がないか、考えてみましょう。

下痢の治療

軽い下痢から、脱水症状に陥るほど激しい下痢まで症状は様々ですが、取りあえず動物病院で診察を受ける必要があるでしょう。細菌感染だったケースの事を考慮し、他のペットと隔離して、ケージも洗浄消毒する必要があります。

下痢の予防

適度な運動と、正しい食事。さらにストレスからモモンガを遠ざけ、日常生活から免疫力を付けることが大切です。また手遅れにならないよう早期発見と早期治療をこころがけましょう。

ペニス脱

ペニス脱の症状

フクロモモンガのオスが発症しやすい病気です。フクロモモンガのペニスは通常時は体の奥にあり、用があるときだけ外に出てきます。それが何らかの理由で外に出たままになり、中に戻れなくなった状態をペニス脱といいます。

ちょっと間抜けな感じですが、放置しているとペニスが壊死してしまいます。男性の方は特に笑えないですよね。

ペニス脱の原因

ペニスが外に出た時に毛が絡まってしまったり、腫れてしまったり、乾燥してしまったときにペニスはスムーズに中に戻れなくなってしまうことがあるようです。

ペニス脱の治療

自然に戻るケースもありますが、仮にペニスが壊死してしまうと切断しなくてはならないこともあるので、見つけ次第すぐにフクロモモンガが舐めても問題ない成分で出来た潤滑油(オリーブオイルなど)をペニスにつけてあげましょう。

効果が見られない場合は動物病院で治療してもらいましょう。

ペニス脱の予防

オスのフクロモモンガを飼育している方は、定期的に下腹部を観察するようにしましょう。どのタイミングでペニス脱になるかは想定できません。

骨粗しょう症・クル病

骨粗しょう症・クル病の症状

フクロモモンガは骨粗しょう症やクル病といった骨に異常が発生したり、脆くなって骨折しやすくなる病気にかかるリスクが比較的高いようです。

骨粗しょう症・クル病の原因

骨が脆くなる原因はズバリ骨の成分である「カルシウム」の不足と、カルシウムを血中から骨に運ぶ働きを持つ「ビタミンD3」の不足です。カルシウムが足りない食事を与えていたり、ビタミンD3が含まれる太陽光に当たっていないと、骨に関するトラブルが起こる確率が上がってしまうのです。

骨粗しょう症・クル病の治療

足を引きずるなど、目に見える歩行異常が現れたら自力で回復することは難しいでしょう。まずは動物病院に行って骨の治療を受けるとともに、カルシウム剤の投与やサプリメントを与えるなど食事療法も並行することが必要です。

骨粗しょう症・クル病の予防

正しい食事と、適度な日光浴が必要です。どうしても難しい場合は、普段からサプリメントなどを適量与えるようにしましょう。

モモンガがかかりやすい病気:まとめ

モモンガは本来丈夫な生き物なので、不意の事故や、日々の生活習慣に配慮していれば寿命をまっとうしてくれる可能性はぐっと上がります。飼い主さん次第なので、日ごろから観察と予防をこころがけましょう。

金魚の主な病気の原因と対策方法をご紹介します。

金魚の病気は、美しい外見を損なうだけでなく、金魚の命を奪う危険な病気が多いのです一度発症すると、完治はしても外見などは元に戻らないケースも多々あります。普段から病気を予防する意識をもって病気の発生を防ぐ努力をすることが肝心です。今回は金魚が病気になってしまう主な原因と対策をご紹介します。

金魚の病気の主な原因

金魚の病気の原因は、飼育環境や金魚の個体などによって様々ですが、大きく四つに分けられます。

餌の与えすぎ

金魚は目の前に餌があると、自分の空腹状態関係なしに食べ続けてしまいます。また金魚には胃がありません。なので食べ過ぎるとそのまま消化不良を起こし、最悪の場合死んでしまうこともあります。

飼育数が過剰

水槽の大きさによって飼うことのできる金魚の量は、実は決まっています。一定数以上を一つの水槽で飼育してしまうと、水質の悪化、酸素不足、ストレス過多といった様々な要因が生まれ、金魚を病気にしてしまうのです。

傷、病気持ちの金魚を入れる

元々病気を持っていた金魚を、健康な金魚と同じ水槽に入れると、健康な金魚が病気に感染してしまいます。また傷がついている金魚も同じような可能性があります。

病気の対策

餌について

まず餌は必ず「一日数回に分けて与えましょう」。間違っても一日分をまとめてあげることはしてはいけません。金魚に食いだめという言葉は通用しません。食べ過ぎると逆に体に良くないのです。
一回に与える餌の量は「水温」「金魚の大きさ」「水槽の大きさ」で変化します。水温25度の場合、フナ型の金魚は体長1センチにつき一粒。たる型や丸型の金魚は2、3粒程度がベストでしょう。
20度を下回ったり、30度を上回る場合は餌を減らしましょう。

水槽について

水槽に入れる金魚の数の基準は
30~45cm水槽に対して5~8cm程度の魚4~6匹。または8cm~10cm程度の魚2~3匹。
60cm水槽に対しては5~8cm程度の魚6~10匹。または8cm~10cm程度の魚4~6匹。または10~15cmの魚2~3匹。となります。
これ以上多い場合は、水槽の環境が悪化し、金魚が病気になるリスクが高まります。

傷もち、病気もちの金魚を買わないために

信頼できる手入れのよく行き届いたショップで、金魚を購入しましょう。展示されている水槽の汚れ具合や、魚の元気さ、店内も綺麗に掃除が行き届いているかなどをチェックしましょう。購入する前に金魚をしっかりと観察することです。もしも水槽内に一匹でも病気の症状が見られる金魚がいたら、その水槽の金魚は買わないことをお勧めします。