ハムスター

ハムスターはりんごが大好き!タネや与える量には注意が必要

ハムスターは雑食性なので、与えるものはほとんど何でも食べてしまいます。でも、りんご含めて果物は水分が多く、与え過ぎるとおなかをこわすことも。またりんごには、ハムスターにとって毒性のある部位もあるんです。ハムスターにりんごを食べさせるときには、どんなところに注意が必要なのか見ていきましょう。

ダメではないけど気をつけなければならない点も

果物の中にも、ハムスターに与えてはいけないものはあります。りんごは、比較的安心して食べさせることのできる果物のひとつ。とはいえ、ハムスターの主食にはペレットがもっとも適しています。りんごを与え過ぎると、甘さになれて主食や野菜を食べなくなることもあります。また、りんごを含め、果物全般にいえることですが、水分量が多いため体調によっては下痢をしてしまうこともあります。ハムスターのような小動物にとっては、おなかを壊すという程度のことでも、体力が弱ってしまうことになりかねません。また、未成熟のりんごのタネには、アミグダリンという成分が含まれています。アミグダリンは体内で反応を起こすことにより、青酸性の毒性をもちます。

りんごをハムスターに食べさせるメリットはある?

ヒトには1日りんご1個で医者知らず、などといいますが、ハムスターにりんごを食べさせると良いことはあるのでしょうか。りんごの主な栄養素には次のようなものが挙げられます。

  • 有機酸
  • ペクチン
  • カリウム
  • ビタミンA
  • ビタミンC
  • カリウム

りんごはビタミンAやビタミンCといった抗酸化作用に優れた栄養分を多く含み、体内の活性酸素の除去に働きます。抵抗力が向上するため、「医者知らず」といわれる由来となっています。ハムスターにとっても、元気の素になる成分は多いようですが、特にペクチンの整腸作用は見逃せません。獣医師によっては、元気のないときにはすりおろしたりんごを与えるよう指示をすることもあります。

ハムスターにりんご食べさせるときの注意点

ハムスターにりんごを食べさせるときには、次のような点に注意が必要です。

  • 種はとりのぞく
  • りんごは1~2センチ角程度
  • 皮は場合によっては与えない

成熟したりんごであっても、毒性の心配のある種はとりのぞいて与えた方が安心です。りんごは果糖が多いので、与え過ぎると肥満をまねきます。水分過多になると下痢の原因ともなります。皮については、ノーワックス、低農薬のものであれば、重曹などで良く洗って与えても構いません。市販品で、素性がわかりにくいものの場合には、むいてあげた方が良いでしょう。ハムスターにとって、りんごはおいしい「おやつ」です。安全性と適量であることに注意して与えましょう。

大切なハムスターの健康を考えて

ハムスターはただでさえ、短命な動物です。可愛いからおいしいものを食べさせたいと思う気持ちは理解できますが、逆に命を縮めてしまうこともあります。りんごは正しい方法で与えれば、楽しいおやつとなります。与え過ぎて食べ残しが不潔になったりしないよう、十分に管理をしてあげてくださいね。

ハムスターへの推奨野菜ブロッコリースプラウト がん予防にも?

ブロッコリーの新芽であるブロッコリースプラウトは、ハムスターに食べさせられる推奨野菜のひとつです。弱々しそうにみえても、実は栄養は豊富。たいていのハムスターは好んで食べるようです。ブロッコリースプラウトの栄養価や注意点について見ていきましょう。

ブロッコリーの赤ちゃんは意外とパワフル

ちっちゃくて可愛らしいブロッコリースプラウトですが、その姿に似合わず発芽のエネルギーがいっぱい詰まっています。カイワレ大根とも良く似ていますが、刺激がなく、他には存在しない健康成分を含んでいます。また、ハムスターに悪影響を与える成分が少なく、毎日のように与えても大丈夫だといわれる数少ない野菜。水を含ませたスポンジの上で、タネから1週間から10日で収穫ができます。自宅でも場所を取らずに、手間なく栽培できるので、ハムスターの飼い主さんにも楽しい作業となりそうです。冬場はなんとハムスターのケージの上で育てているという、一石二鳥の工夫をしている例もあります。

ブロッコリースプラウトの栄養は?

最近はスーパーの棚でもおなじみとなりましたが、その栄養価の高さでも注目を浴びているブロッコリースプラウト。ブロッコリースプラウトには、どんな成分が含まれているのでしょうか。

  • βカロテン
  • ビタミンB1・B2
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • カルシウム
  • カリウム
  • スルフォラファン

その驚きの健康効果から、スーパーフードの仲間入りをしているブロッコリースプラウト。もっとも大きな理由となっているのが、第7の栄養素といわれているスルフォラファンの働きです。スルフォラファンは、ポリフェノールやイソフラボン、カロテノイド等と同じく、ファイトケミカルと呼ばれるもので、植物が紫外線や害虫、菌などから身を守るために発生させる自然の化学物質。その効果としては、活性酸素の発生を抑制・除去する働きの他に、抗がん作用や、除菌作用、肝臓機能の向上などが挙げられています。

ハムスターにブロッコリースプラウトを食べさせるときは

ブロッコリースプラウトは水分量も適度な野菜で、極端に食べさせなければ心配はありません。が、どのような野菜であっても、そればかり食べさせることは、ハムスターの健康に何らかの障害をまねきます。さまざまな野菜を食べさせる際に、中心となる野菜として食生活を組み立ててゆくのが良いでしょう。ブロッコリースプラウトを食べさせるときには、良く洗った後でペーパータオルなどで水分を拭き取ってから与えます。種や根の部分は取り除き、葉と茎を食べさせましょう。量としては、ハムスターがひと抱えできる程度です。最初は葉ばかり食べているハムスターも、次第に茎まで上手に食べられるようになります。

ブロッコリースプラウトでハムスターの健康を

スーパーフードとして大きな話題となっているブロッコリースプラウトは、ハムスターにとっても手軽に与えられる食餌です。栽培も簡単で、清潔・安全なものを毎日のように与えることができます。ハムスターに食べさせる野菜は悩みが多いものですが、ブロッコリースプラウトは飼い主さんの力強い味方となってくれそうです。

ハムスターはすいかを食べても大丈夫 でも水分量には注意!

夏の果物の代表といえば、水気たっぷりのすいか。甘い果実は、ハムスターも大好きなようです。でも、その水分量は果物の中でもトップクラス。人間でも食べ過ぎると、おなかを壊してしまうことが良くありますよね。ここではハムスターにすいかを与える際に、気をつけておきたいことを確認していきましょう。

すいかはほとんどが水分

すいかの成分中には、ハムスターに対して毒性のあるものはありません。問題となるのは、やはり92%という水分量。野生の動物は、水分を目当てにすいかを食べるといいます。自然界の中では、すいかはまさに井戸のような役割を果たしていることになります。熟したすいかは糖分も多くなるため、ハムスターに嗜好性があります。喜んで抱えて食べる様子はとても可愛らしいものですが、少しでも多いと下痢をしてしまいます。ハムスターに与える量としては、1cm角まで。とても小さなハムスターには、それでも大きい程です。すいかは、水分補給ができるおやつとして、1日の量を決めて与えるようにしましょう。

すいかには栄養はないの?

ほぼ水分のみのように思えるすいかですが、その他にはまったく栄養はないのでしょうか?すいかでもっとも知られているのは、カリウムの利尿作用ですが、実はその他にも次のような成分が含まれています。

  • リコピン
  • シトルリン
  • シスペイン
  • イノシトール
  • マンノシターゼ

これらの成分について研究が進んできたのは、ごく最近のこと。そのため、長い間すいかには、さほど健康効果がないように思われてきました。トマトで知られるリコピンですが、実はすいかにはトマトの1.4倍もの量が含まれています。その他、ビタミンCの破壊を防ぐシスペイン、肝機能を高めるイノシトール、血流を良くするシトルリンや糖質分解を行うマンノシターゼなど、すいかには驚くべき健康成分が多数含まれています。

ハムスターにすいかを食べさせるときは

冒頭からあるように、すいかでもっとも気をつけるのは食べさせる量です。夏場の水分が不足しがちな季節に、水の代わりに与えるのは良いですが、決して欲しがるままに食べさせないようにしてください。小さなハムスターは、下痢から脱水症状を起こすとあっという間に体力がなくなってしまいます。すいかのタネについては、明確に食べさせて良い・悪いという結論は出ていないようです。洗って干したものを、かぼちゃのタネのようなおやつにしている飼い主さんもいます。また、ハムスターのおやつとして、大きなすいかのタネを扱っているところもあります。一方でハムスターにとって、種子類は栄養が高すぎるという指摘もあります。そのためひまわりのタネすら、ひんぱんに与えないよう指導している獣医さんもいます。すいかのタネを処理してまで与えるかどうかは、飼い主さんの考え方によるでしょう。

すいかで上手な水分補給を

甘くておいしいすいかですが、ハムスターがおなかを壊しやすいのは人間以上です。成分的には優等生であっても、食べさせ過ぎには十分に注意が必要です。ハムスターの体調を良く観察し、上手にすいかで水分補給させてあげてくださいね。

ハムスターはびわを食べられる?タネの毒性には注意

初夏のほんの一時期に出回るびわは、ほんのり甘くて美味しい果物。ハムスターも喜びそうですが、食べさせても大丈夫でしょうか?何とびわには怖い毒性があるという話も。ハムスターとびわについて、知っておきたい情報をまとめてみました。

毒性はタネにあり 果肉は大丈夫

ふっくらしたびわの実の中には、大きなタネが入っていますよね。ハムスターはひまわりなどのタネを食べるくらいだから、このタネも食べられる?と思ったら大間違いです。びわやさくらんぼ、桃などのタネにはアミグダリンという、消化の途中で青酸性の毒物に変わる成分が入っています。また、未成熟の実や葉にも同様の危険性があります。スーパーなどで売られているびわは、成熟したものだけです。人間がおいしく食べられる状態の果肉を、ほんの少し分けてあげる分には問題はないでしょう。びわの魅力はそのみずみずしい甘さです。ハムスターが食べ過ぎると、水分で下痢をしてしまいます。美味しそうに食べるからといっても、あげ過ぎないように気をつけましょう。

びわにも栄養があるの?

やんわりと穏やかな味わいのびわには、あまり栄養がなさそうにも思えます。びわにはどのような成分があるのでしょうか。

  • βカロテン
  • ポリフェノール
  • ビタミンB1・B2
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • マンガン
  • カルシウム
  • カリウム
  • 葉酸

驚いたことにびわには優れた健康効果があり、昔のお医者さんは必ず庭先にびわを植えていたといいます。葉も含めた薬効成分が良く知られていたのですね。びわの実には多量のβカロテンが含まれており、高い抗酸化力があります。体内のサビといわれる活性酸素を除去する働きで、粘膜や皮膚を若返らせ、抵抗力をアップします。ミネラルやビタミンがバランスよく含まれていることで、身体全体の調子を整えてくれます。

ハムスターにびわを食べさせるときには

先にあげたように、びわの青い未成熟の実やタネには強い毒性があります。絶対にハムスターに与えてはいけません。あげて良いのは、皮をむくと汁が滴るほどに良く熟れている果肉のみ。0.5~1センチ角程度にして与えましょう。水分が多いので、軟便気味のハムスターには与えないでください。また、びわは身体を冷やす作用があるので、病後や老齢のハムスターにはあげない方が良いかもしれません。どんなに良い成分をもつ果物であっても、食事の代わりにはなりません。口当たりが良いものを食べ続けると、ペレットの食いつきが悪くなります。おやつと主食のバランスをとりながら、与えるようにしてください。

ハムスターは何でも食べる

雑食性のハムスターは、特に果物は何でも食べます。危険性のあるもの、与えて良い部位の判断は、飼い主さんが任されるのです。可愛いからといって、良くわからずに食べさせると、ハムスターの命を縮めることもあります。日頃から情報を良くチェックして、ハムスターの健康を守ってあげてくださいね。

ハムスターにしめじは必要なし 体調不良を招くかも?

香りマツタケ味しめじ、というくらい人間にとっては美味しいきのこのしめじ。ハムスターにあげたらどうだろう、と思っている飼い主さんもいるようです。でもきのこはハムスターには必要のない食べ物。ここではその理由を見ていきましょう。

低カロリーのしめじは意味がない

しめじは、食物繊維が豊富で低カロリー。人間のダイエット食材として、旬の時期には話題になりますよね。でも、しめじでハムスターにダイエットさせることは無意味です。ハムスターの肥満は、ペレット以外の食物や、ペレットの与え過ぎの結果。正しい量のペレットと水だけを食べさせていれば、自然と正常な体重に落ち着きます。逆に多すぎる食物繊維は、ハムスターに下痢を招く危険もあります。毒性があるわけではありませんが、特に優れた効果の期待もできません。味の点からいってもハムスターが喜んで食べるとは考えにくいので、あえてしめじをハムスターに与える必要はどこにもないようです。

しめじは何でできている?

しめじのようなきのこ類は、いったい何でできてるのでしょう。きのこが菌類であることは、知っている人も多いですね。しめじの本体は、実は地中にある菌糸。地面の上に出ている傘の部分は、胞子を広げるための植物でいう花にあたります。しめじにも、それなりに栄養が含まれており、疲労回復に役立つナイアシンなどの成分もあります。ビタミン類では、ビタミンDの含有量が目立ちます。が、もっとも特徴的なのは、やはり豊富な食物繊維です。一見あまりおなかがいっぱいになりそうもないしめじですが、意外と腹持ちが良いのはこの食物繊維のおかげ。逆にいえば、大量にたべると消化不良の原因となります。

ハムスターの下痢は時に命取り

しめじがハムスターに与える影響として怖いのは、おなかを壊してしまうことです。人間と違い、身体が小さなハムスターは下痢が続くとすぐに体力が落ちてしまいます。脱水症状を起こし、重症化する可能性があります。水分や食物繊維の多い食べ物は、要注意。ハムスターが食べられるものであっても、量を調節して与えなければなりません。下痢をしている場合には、身体を冷やさないように。敷き藁を大目にし、少し暗くして静かに休める環境を整えます。できれば小動物用の床暖ヒーターで、おなかの下から温めてあげましょう。獣医師の意見では、ハムスターには整腸剤やヨーグルトの効果ないとのこと。それよりも経口補水液、スポーツドリンクなどを、水とは別に与えると良いようです。

人には美味でもハムスターには関係なし

しめじは美味しいきのこですが、ハムスターにとっては食べる必要がありません。健康に良さそうだ、というイメージだけで与えると、時に逆効果に。初めて食べさせるものは良く調べ、「わからないものは与えない」という姿勢が、結果的にはハムスターを守ることになります。

お尻が濡れていたら要注意!ハムスターのウェットテイル(増殖性回腸炎)について

ウェットテイルってどんな病気?

ウェットテイルの正式名称は「増殖性回腸炎」のことです。細菌性の下痢のせいでハムスターのお尻の部分が濡れることから、ウェットテイルという通称が付きました。

ハムスターがかかり易い代表的な病気で、また発見したらすぐに通院しなければ、死亡してしまう恐れもあります。

ウェットテイルになりやすい品種と年齢

基本的にどの品種でも起こりうる病気ですが、そのなかでも特にゴールデンハムスターはウェットテイルになりやすいとされています。

またウェットテイルになるハムスターの大半は、ペットショップから連れてきたばかりの幼いハムスターです。

ウェットテイルの症状

濡れるといっても「しっとり」程度で済むことはあまりありません。多くの場合、お尻が「びしょびしょ」になってしまうほど激しい下痢を下すのがウェットテイルの特徴です。

下痢と同時に

  • 食欲不振
  • 脱水症状
  • 体重減少
  • 性格が変わる(凶暴になる)

といった症状があらわれます。

さらに悪化すると直腸脱・腸閉塞などの命に関わる重大な病気を発症してしまいます。

ウェットテイルの原因

主に細菌感染によるものです。加えてカビ・寄生虫・ウィルスなどが合わさって発症することもあります。

ペットショップでは元気だったハムスターが、家へ連れて帰った途端に病気になってしまうこともあります。元々感染していたハムスターが、ストレスによって免疫力が下がり、ウェットテイルを発症してしまうことが原因だとされています。

ウェットテイルの治療

下痢止め薬や抗生剤を投与し、下痢の症状を抑えます。

脱水症状が激しい場合は点滴するなどの治療もおこないます。ただし治療が遅れ、重症化してしまうと治療の効果は薄く、死亡してしまうことも珍しくありません。

ウェットテイルの予防法

飼育環境を適切に保つことがウェットテイルの予防に繋がります。温度や湿度、ケージの中を清潔にするようこころがけましょう。

同時にハムスターを購入するときも注意が必要です。既に感染してしまっているハムスターを買わないために、店から慎重に選択しましょう。

店員さんの知識が明らかに不足していたり、展示ケースが不衛生で、あまりにもたくさんハムスターを入れている場合は他の店を選んだ方が無難です。

下痢症状があればすぐに病院へ

ハムスターの下痢がすべてウェットテイルだとは限りません。しかし数日でも発見が遅れれば、死に繋がる可能性がぐっと高くなってしまうのでハムスターの便を観察し、異常があれば取りあえず診察を受けてみましょう。

ハムスターが水っぽいウンチ… ハムスターの下痢の原因と対処法について

ハムスターを飼育しているといつものコロコロとしたウンチとは違う、水っぽいウンチを目の当たりにすることもあると思います。ハムスターも人と同じく下痢をすることがあり、「体調が悪いのかな?」と、気になる方もいますよね。

今回はそんなときどうすればいいのか、また何が原因で下痢になるのか、ハムスターの下痢の対処法・原因についてご紹介します。

下痢の原因

下痢の原因は身体的な不良から、精神的なものまで様々考えられます。それぞれご紹介しましょう。

身体的不良

最もスタンダードな下痢の原因です。原因の数も豊富で、

  • ①細菌感染(大腸菌)
  • ②寄生虫(コクシジウム)
  • ③ウイルス
  • ④食中毒
  • ⑤食べてはいけないエサを食べる

など様々。素人では正確な判断は難しいので、取りあえず動物病院で診察してもらいましょう。

予防法、解決法としてはハムスターの生活習慣をしっかりと管理し、日ごろから観察を怠らないことです。

ハムスターはエサにもデリケートなので、牛乳や柑橘系の果物、さらにレタスやキュウリといった水分の多い野菜などによって、腸がトラブルを起こし、下痢になってしまうこともあります。食べ物については適正な量と、質を確保しましょう。

精神的不良

人と同じように、ハムスターもストレスによって下痢になってしまうことがあります。飼育環境の変化にも弱いので、十分配慮してあげましょう。

病院へ連れて行くときの注意点

まずはハムスターを診療してくれる動物病院を予めチェックしておきましょう。メジャーなペットのわりにはハムスター診療可の動物病院は少なめです。

また検便が必要なケースもあるので、ハムスターの新鮮な便を採取しましょう。採取方法はラップでくるんでジッパー等で保管して持って行くのがベストです。

下痢の治療と対処法

仮に下痢の原因が細菌や寄生虫の感染だった場合、完治してもケージに感染源が残っていると再感染してしまう恐れがあります。感染したハムスターのケージは必ず殺菌消毒して、複数飼育しているハムスターとは隔離することも必要です。

ハムスターの下痢・まとめ

ハムスターの下痢の原因は「身体的」「精神的」が考えられます。重要な疾患なこともあるので取りあえず病院で診察を受けましょう。その際は検便が必要なこともあります。下痢をしたハムスターは完治するまで隔離し、ケージは殺菌消毒しましょう。

眠ったまま死んでしまうことも…ハムスターの“擬似冬眠”の危険性

擬似冬眠とは

寒い冬な朝など、まるで死んでいるかのように丸くなって眠っているハムスターを見ることもあります。

これはハムスターが寒さから身を守るため、「擬似的」に眠ったような状態になっているだけなのです。

あくまで「擬似的」ですから、カエルや蛇のように完全に眠ってしまうことは絶対にありません。この状態のことを「擬似冬眠」というのです。

擬似冬眠はハムスターからのSOSサイン

擬似冬眠になったハムスターは以下のような症状になります。

・動きが鈍い(筋肉が硬直)
・触ってみると体が冷たい(体温の著しい低下)
・ほとんど呼吸を感じられない(呼吸数の低下)
・眠ったように動かない(精神の停止)

実はこれ、そっくりそのまま「低体温症」と同じ症状なのです。

低体温症でよくイメージされるのは、雪山で遭難するシーンですね。

「このまま寝たら死んでしまうぞ!」という場面はまさに低体温症によるものです。

つまり擬似冬眠=低体温症になっているハムスターは「死の一歩手前」にいるです。思ったよりもずっと大変な事態なのですね。

擬似冬眠の対処法

もしハムスターが低体温症になってしまったら、どうすればいいのでしょうか。

1:本当に擬似冬眠なのか確かめる

もしかしたら既に死んでしまっている可能性もあります。まずは体を温めてあげて反応を観察してみましょう。

タオルやコタツ、ホットカーペットでじっくり温めてあげれば、擬似冬眠の状態から徐々に体が動き始めるでしょう。

このとき、間違ってもドライヤーやストーブなどで急げきに温めてはいけません。温度変化に体がついていけず、死亡してしまう危険があります。

2:体力を回復してあげましょう

擬似冬眠後のハムスターはとても体力を消耗してしまっています。
蜂蜜や砂糖を溶かした白湯なので、体力を取り戻してあげましょう。

擬似冬眠をさせないために

一般的にハムスターは体温が10℃以下になると、擬似冬眠を起こしてしまうとされています。

室温が5℃を下回ると、ハムスターの体温が急激に下がり始めるので、まずは室温を温かく保っておくことが必要です。

あとはハムスターの寝床に暖かい布などを敷いておくなど対処をしておけば、擬似冬眠することはないでしょう。

まとめ:冬場の対策はしっかりと

擬似冬眠の習性を知らず、冬の朝にハムスターを見て驚かれる飼い主は意外と多いようです。
なかにはまだ生きているのに気付かず埋葬してしまったり・・・。
そんなことをしてしまったら、後から悔やんでも悔やみきれませんよね。ハムスターのために寒い日の擬似冬眠対策はしっかりとしておきましょう。

ハムスターの病気の見つけ方は?体の部分別に現れる主な病気の症状と、その予防法

ハムスターは病気の進行が早く、早期発見をしなければ手遅れになるケースが多いです。また犬や猫と比べ、ハムスターを治療できる獣医さんの数も少ないため、普段からの病気予防がとても重要になります。
今回は体の部分別に現れる主な病気の症状と、その予防法を紹介します。

症状

ハムスターは体が小さく症状を見つけにくいので、意識してチェックしなければ体の異変に気付けません。

皮膚

頭やお腹、背中など体の部位に限らず異変が起こることもあります。「毛が広範囲に渡って抜ける」「赤い発疹が出る」「脱毛して炎症が起こる」といった症状が出たら、皮膚病にかかっている可能性があります。

排便

排便の異常は腸炎などの内臓系疾患を患っているサインになります。放っておくと死んでしまう可能性もありますので、トイレ交換などの際、必ず排便に異常がないか確かめましょう。またハムスターは肛門から腸が出てしまう「直腸脱」という症状も、比較的多く見られますので、注意が必要です。
その他「下痢」「血便」「水便」などの症状があれば要注意です。

歯が欠けていたり、伸びすぎていると歯茎を傷つけたり、歯周病などの原因になります。
口元から血が出ていることもありますので、見逃さないようにしましょう。

「目元にヤニが溜まっている」「まぶたに白い腫瘍が出来ている」といった炎症による症状が現れることがあります。また歳をとると白内障になり、瞳が白く濁る症状が発症する可能性もあります。

その他

ハムスターも風邪を引くと「くしゃみ」「鼻水」といった症状が現れます。寒いと体をぶるぶると震わせますので、暖かくしてあげましょう。
食欲不足も分かりやすい病気のサインです。肺炎やガンなど幅広い病気の症状なので、おかしいと感じたら早めに動物病院で診察しましょう。
またハムスターは骨折しやすい体質ですので「足を引きずっている」といった不自然な動きをしていていないか、気を付けて観察しましょう。

また体に「しこり」が出来てないか確認しましょう。特にハムスターが1歳半以上になるとガンが発生しやすくなります。

病気予防法

まずは毎日スキンシップをとって、ハムスターの健康状態をよく観察することが大切です。
飼育面では「1ゲージにつき1匹」という基本をしっかりと守ること。ケージ内は清潔に保つこと。食事は適量を適当な回数に分け与えること。またハムスターは熱中症にもかかりやすいので、温度管理もしっかりとしましょう。