ミニチュアダックスフンドのかかりやすい病気

短い足でトコトコ歩くM.ダックスフンドはチワワに続いて爆発的に人気になりました。今でも根強い人気犬種です。最近ではM.ダックスフンドとのミックス犬も多いですが、M.ダックスフンドのかかりやすい病気はどのようなものがあるでしょうか。予防できるところは前もって予防をして、健康を気遣ってあげましょう。

椎間板ヘルニア

M.ダックスフンドを飼われている方の間では最も有名だと思われる病気です。M.ダックスフンドは軟骨異栄養犬種という犬種で胴長短足の体型が特徴的です。でも、この性質が故に、背骨の一つ一つの骨の間に存在するクッション材の椎間板が変性してしまうことが多くあります。その編成した椎間板が脊髄を圧迫することによって炎症が起こり様々な症状が出ます。

  • 足の運びが悪い
  • 痛がって動かない
  • 後ろ足が立たず、前足だけで歩く
  • 自力で排便・排尿ができない
  • 痛みを感じない

このような症状が見られた場合、家で様子は見ず早急に動物病院にかかりましょう。早期の治療で、予後が変わる場合もあります。重症度によって内服による治療、外科的な治療が適応になる場合もあります。獣医師の指示にしたがって安静にすることは重要です。また肥満によって腰にかかる負担は大きくなるので、体重管理も気をつけましょう。

外耳炎

外耳炎とは細菌、カビなどが原因で耳が炎症を起こした状態で、他の犬種でも多く起こる病気です。症状としては以下のものが挙げられます。

  • 耳が赤く腫れている
  • 耳垢が多い
  • 後足で耳のあたりを掻く・耳を地面にこすりつける

外耳炎は動物病院で適切に処置をすることで良くなることが多いですが、長く外耳炎を患っている場合、ほかにアトピーやホルモン疾患などの基礎疾患がある場合は一概ではありません。非常に頑固で付き合っていかなくてはいけない犬もいるので、獣医師の方針に従って治療を行いましょう。

甲状腺機能低下症

甲状腺というのは首のところにあり、簡単に言うと『全身の代謝調節を行っている器官』です。甲状腺の機能が低下して、甲状腺ホルモンの量が減ることで犬は様々な全身症状が出てしまいます。症状としては以下のようなものが挙げられます。

  • 体重が増える
  • あまり元気がない
  • 毛づやが悪く、被毛がボサボサする
  • 脱毛
  • 色素沈着
  • その他、様々な全身症状

この病気の症状は、飼い主さんが皮膚病と思っていること、もしくは病気と思っていないこともあります。些細な変化も獣医師に相談することで、病気に気づくことができるかもしれません。甲状腺機能低下症は内服薬(甲状腺ホルモンを補充する薬)で治療をすることができますので、獣医師の方針に従って治療を進めるのがいいでしょう。

M.ダックスフンドに比較的多い病気をあげましたが、これは数ある病気の中のごく一部です。何かおかしいと思うことがあったら、動物病院を受診しましょう。

チワワがかかりやすい病気

チワワは可愛い顔とつぶらな瞳、小さい体など魅力たっぷりな人気犬種です。すでに飼っている方も、これから飼いたいと考えている方も、やはり気になるのが『かかりやすい病気』です。可愛い犬がずっと元気でいてくれるように、まずはかかりやすい病気を知ることが重要です。いくつかかかりやすい病気をあげていきます。

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨というのは犬の後ろ足の膝の骨のことで、人間にもある『膝のおさら』のことです。この膝蓋骨が脱臼(はまっている関節の溝から、特に内側に外れてしまう)してしまう病気がチワワを含めた小型犬には多く見られます。

原因は、生まれつき骨の構造に原因がある先天的な場合と、フローリングで滑る、何か強い力が加わるなどの後天的な場合があります。症状としては下記のものが挙げられます。

  • 歩き方がおかしい
  • 後ろ脚を挙げる
  • スキップのような歩き方をする
  • 痛みを訴えて鳴く

症状の程度によって内服薬による対症療法から外科的な治療まで治療も異なります。本来は外科的な手術をしないと根本的には治らない病気ですので、かかりつけの獣医師を受診し、今後の治療について相談にのってもらいましょう。太らせすぎない・あまり滑らせないようにカーペットを敷くなど生活習慣はとても重要です。

気管虚脱

気管は空気の通り道で、犬が首をどんな風に曲げても空気の通り道が保たれる柔軟なホースのような構造になっています。気管虚脱は気管の軟骨が変形して、呼吸が妨げられる病気です。原因は明確には分かっていないですが、生まれつきの場合もあるほか、肥満犬、短頭種犬は気管虚脱になりやすい傾向にあります。気管虚脱の症状は以下のようなものが挙げられます。

  • 『ガーガー』というガチョウのような咳
  • 悪化すると呼吸困難

このような症状は主に興奮したとき、運動したとき、首輪が首を圧迫したときに悪化します。あまり興奮させないように気をつける他、首輪ではなく胴輪に変更する必要があるでしょう。重度の気管虚脱の場合、一端咳が起こり始めると炎症が助長され、更に咳が出やすくなり、呼吸困難になってしまうことがあります。

この病気も動物病院で診断してもらえる病気で、付き合っていかなくてはいけない病気なので、必ずかかりつけの獣医師に相談をしましょう。

水頭症

脳の中には脳室という空洞があり、脳脊髄液で満たされています。その脳脊髄液の量が多くなり、脳室が拡張してしまう病気が水頭症で、周りの脳組織が圧迫され委縮することで症状がでます。頭が丸く球なのは水頭症の特徴でもありますが、トイ種やミニチュア種の子犬ではその外貌は一般的なのでわかりづらいですが、もし疑われる何らかの症状が出た場合は検査が必要になります。

  • しつけをなかなか覚えない
  • 鈍く、抑うつのように見える
  • てんかん発作を起こすこともある

その他、重症度によって神経症状がでることもあります。

予防はできないので、こちらも動物病院を受診することをおすすめします。しっかりと精密検査をして、治療が必要になります。おかしな症状が出た場合はスマートフォンや携帯電話で動画を撮影し獣医師に見せることで、判断材料の一つになると思われます。

このような病気があることをご存じでしたか。ここで挙げた病気はごく一部で、比較的チワワに多い疾患です。犬は言葉を発しないので、ここに書いてある症状だけを見て飼い主さんが病気の判断をされることは大変危険です。何か異常を感じた場合は、早急にかかりつけの動物病院を受診しましょう。

犬や猫の認知症とは?その症状と治療方法について

飼育環境の改善や獣医療の進歩のおかげで長寿になってきたペット達。一緒に過ごせる時間が長くなって嬉しい半面、認知症に悩まされるケースも目立ってきています。言葉を話さないため、人間に比べて発症が分かりにくいペット達の認知症にどう向き合うべきなのでしょうか。

認知症って、どんな病気?

認知症とは脳内の神経細胞の働きが衰えることによって起こる症状で、脳の病気が原因でない限りは、加齢とともにゆっくりと徐々に進行するために、飼い主さんにとって把握しにくいのが現状です。

年をとっていると分かっていても「自分の可愛いペットが認知症になるなんて」と考える飼い主さんも多く、それも発見の遅れにつながっているようです。

カルフォルニア大学の研究によれば11歳から16歳の老犬の約60%以上に何らかの認知症症状が表れているとのことです。猫の場合、犬より少ないようではありますが、やはり発症例はあるようです。

こんな症状が出たら気をつけて

それでは、ペットにどんな症状が出たら認知症を疑えば良いのでしょうか。初期段階でよく見られるものは、名前を呼んでも反応が鈍い、一点を見つめてぼーっとしている、動きが鈍くなって寝てばかりいるなどの症状でしょう。

さらに病状が悪化してくると、夜鳴きをする、トイレ以外のところで排泄する、散歩に行った先で迷子になる、家の中でモノにぶつかったり、出口を間違えたりするなどの行動の変化が目立ってきます。

もちろん、こうした症状の原因が認知症以外の病気にある可能性もありますので、素人判断は危険です。「ちょっとオカシイ」と思ったら動物病院に行って相談してみることが大切です。

認知症と診断されたら、どうすればいいの?

動物病院で認知症と診断された場合、どのような治療法があるのでしょうか。

実は人間も同様ですが、認知症を完治させる画期的な治療はまだ発見されていません。しかしながら、薬物やサプリメントなどによって症状の進行を遅らせ、家の中の環境の工夫により年老いたペットが快適、安全に過ごせるようにすることが可能ですので、動物病院で相談してできることから取り入れてみましょう。

あなたのペットがまだ軽い認知症なら、日頃から名前を呼んであげる、なでてあげるなどして刺激を与えてあげましょう。足腰が丈夫で散歩ができるようなら、いつもと違うルートを歩いてみたり、新しい遊具で一緒に遊んであげたりするのも良いでしょう。

症状が進んでしまったら、症状に合わせて対処方法も変えてあげる必要があります。例えば、排泄がうまくいかないペットなら寝ている場所にペットシートを敷いてあげたり、トイレを近くに置いてあげたりすると良いかもしれません。

家の中をウロウロ歩いてモノにぶつかりがちなら、柵を丸く輪にしてつなげて専用スペースを作り、ぶつかっても痛くないように内側にクッションなどを当ててあげても良いでしょう。

寝たきりになってしまったら、床ずれを防ぐために頻繁に体の向きを変えてあげたり、ドーナツ枕を胸と腰の下に敷いて床面に当たる部分を少なくしてあげたりすると少しは楽に過ごすことができます。

また、最近では認知症のペット向けのサプリメントやペットフードも売られています。DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸には血液をさらさらにしたり、運動能力を高めたりする働きがありますが、認知症を抑制する働きもあると言われています。動物病院で相談のうえ、サプリメントを試してみても良いでしょう。

一番大切なのは飼い主さんの心構え

年老いたペットの世話は決して楽なことではありません。手間も時間も掛かりますし、ペットが大型犬であれば、体を動かしたり、向きを変えたりするだけでも重労働です。

そんな中で一番大切なのは、共に月日を過ごしたペットに少しでも楽しく、安らかな余生を過ごしてほしいと願う気持ち。感謝の気持ちで世話してあげれば、きっとペットも喜んでくれるはずです。

犬の高齢化に伴い増加している病気とは。犬の認知症や犬の乳腺腫瘍など

動物医療の発展とドッグフードの改良、室内飼い等の生活環境の改善などでペット達も長寿が当たり前になってきたこの頃。飼い主さんにとっては、こんなに嬉しいことはありません。しかし、ご長寿故に増えている病気も知っておきたいところです

乳腺腫瘍

雌犬に多くみられる腫瘍で、加齢と共に発症率は高くなります。乳腺部にしこりができ酷い場合は潰瘍を起こす事もあります。良性と悪性があり50%の確率で悪性で万が一悪性の場合は、肺やリンパへの転移率が高いので要注意です。

肥満細胞腫

乳腺腫瘍に次いで発症率が高く、特に中高齢の中型犬に多い傾向があります。皮膚の血管や筋肉の周り、内臓の周り体の様々な組織にある細胞で、これがガン化する事で発症します。

発症すると完全切除が難しい細胞の様で転移がなく、局所に集中している間の早期治療が大切です。

肛門周囲線腫

肛門と肛門嚢の周りの皮脂腺と汗腺が腫瘍化して発症。高齢の去勢手術をしていない雄犬に多くみられる。雄犬の場合は大半が良性ですが、雌犬に発症した場合は悪性の確率が高くなります。排便時にしぶりがみられ、腫瘍が潰瘍化すると悪臭を放つ様になります。

痴呆症

犬も高齢になってくると、痴呆の症状が出てきます。程度の差は有っても8~10歳頃から老化現象が始まる、毛艶が悪くなる、動きが鈍くなる等、外見上目に見えてきます。

感染症に対する免疫も弱くなり、体内の各臓器の機能も段々衰え、代謝も悪くなり上記に記した病気の発現が多くなってくるのもこの時期辺りからです。

勿論、全ての犬たちが必ずしもこの様になるという事では有りません。ただ、若いころから変わらない同じフードや同じ運動量ではなくライフステージに合わせた食事や運動で内臓・筋肉・関節などへの負担を軽くしてあげる事も重要です。

14歳頃になると、いわゆる「ぼけ」の症状がでる子もいます。症状も様々で昼夜逆転・徘徊・夜泣き、今まで失敗のなかったトイレを突然失敗するようになる。

飼い主さんに対する興味が薄れ、何事にも反応しなくなる・または凶暴になる。この様な症状が見られたら獣医さんに相談すると共に、体の負担にならない程度にお外の空気に触れさせる・沢山スキンシップやマッサージで脳に刺激を与えて進行を少しでも食い止める様にしてあげましょう。段々に家族も分からなくなるなんて寂しい事ですが、十数年間癒してくれた愛犬が病気で体の自由が利かなくなっても今まで以上の愛情で接してあげましょう。

犬もうつ病になる!知っておきたい犬のうつ病の原因と、予防対策

人間社会で多く問題とされる精神的な病であるうつ病。しかし意外に思われるかも知れませんが、犬も、人間と同じようにうつ病に悩まされることもあるんです。
『そもそも犬がうつになる原因』『愛犬がうつ病になったら、どうすればいいのか』今回、ご紹介したいと思います。

犬のうつ病の原因

犬は、飼い主が感情的であったり、落ち込んでいたり、家庭内の雰囲気が悪かったり、ずっと留守にしていたりして会えない状態が続いたりすると、人間と同じようにうつ病になります。
わたしたちもストレスを抱えすぎてしまうと体に出たり、無気力になりますよね。犬も同じように、ストレスにさらされすぎると、散歩に行くのも動くのすらも嫌がるようになり、“引きこもり”の状態になります。食欲を無くしたり、お腹をこわしたり、吐くようになり、無駄吠えや遠吠え、自傷行為もみられたりします。

人間であれば気分転換したり、人と話をしてストレス発散させることができますが、もちろん犬とは話せません。
そのため、飼い主が一番よく接してあげて感情を察してあげなければ、気づかれないままうつ病となってしまうケースが多いそうです。

犬のうつ病の対処法

そのようになってしまったときの対処法は、どうすればいいのでしょうか。
犬は、他の動物とは違って ひとり遊びが得意ではありません。つまり、孤独にあまり耐えられないのです。そのため、長時間ひとりぼっちにしないことや、毎日、名前をよく呼んで抱っこしたり、いいこいいこしてあげたりと、スキンシップをとってあげることで精神的に癒されてゆくそうです。飼い主が愛犬と一緒に時間を過ごしてあげることが大切ですね。

しかし、仕事や用事ももちろんありますので、飼い主も毎日ずっと一緒にいるということはできませんよね。
留守に慣れさせる手段として、寂しくないように音楽やテレビをつけてあげたり、興味を引くおもちゃやリラックスできるスペースを作ってあげること、部屋を快適な温度にしてあげることで、お留守番に対するストレスも変わってくるようです。
もし、ずっと治らないようであれば 動物病院に連れていってあげましょう。
犬も家族です。できるだけ接してあげて過ごしてコミュニケーションとってゆきましょう。

春に多い車内の愛犬の熱中症!起こってしまう原因と対策方法

そろそろ愛犬の熱中症に気を付けてあげないといけない季節になりました。
まだ早いと思っていませんか? 実は犬にとっては四月から十一月にかけて熱中症の恐れがあるシーズンなのです。重症になれば死の恐れもある熱中症。キチンと対策をとる必要があります。

春の熱中症

夏と比べると春の気温はそんなに暑くないのに、どうして犬は熱中症になってしまうのでしょうか。

春の熱中症は車内限定

春に熱中症になってしまう場所はほぼ限定されています。それは「車内」です。
春は行楽シーズンです。陽気に誘われ、愛犬も同伴し遠出する機会も多くなってきますね。ご飯を食べるときや、買い物をするとき、愛犬を車の中に残しておく方も多いのではないでしょうか。
実はこの車内でお留守番している時間、春の熱中症のリスクが非常に高いときなのです。

車内温度を甘く見てはいけません

ちょっとの間だけだから……。と油断してはいけません。直射日光などの条件が重なると車内温度は、外気温のプラス20度も上がってしまう可能性があるのです。例えば外気温が23度だと、車内温度は43度。真夏以上の温度ですね。
しかもたった30分で20度も上がってしまうのですから、愛犬の為にも対策は必須です。

春の熱中症対策

直射日光は避ける

前述したように直射日光が当たると、車内温度は飛躍的に上がってしまいます。愛犬を待たせる場合は必ず陰に車を止めましょう。
フロントガラスに日光避けのカバーをつけることをおすすめします。

クーラーをかけましょう

一番大切なことですね。また荷台にケージを置くよりも、一つ前の後部座席にケージを置いて上げる方がクーラーの冷気が良く当たり効果的です。

風通しをよくしましょう

窓を開けるなどして車内に風通しが良い環境を作りましょう。
ベストなのはバックドアを全開にしておくことです。難しい場合は左右の窓を半分以上開けておきましょう。その際は貴重品を車内に忘れないよう気をつけて下さい。

留守番の時間は短く

本来ならば、愛犬の車内でのお留守番はあまり推奨される行為ではありません。出来るだけ早く用事を済ませ、愛犬の元へ戻ってあげて下さい。

まとめ

ワンちゃんに適切な車内環境を作っておけば、春の熱中症になってしまうことはほとんどありません。油断や対策を怠らないよう愛犬に気をかけてあげて下さい。