犬の病気

愛犬がプルプル震えてる。考えられる理由を教えて!

犬を飼っていると分かりますが、普段の生活の中で犬が震えているのを見ることって意外とあるものです。飼い主としては愛犬が震えているのを見ると、心配になってしまいますよね。では、犬の震えにはどんな理由が隠されているのでしょうか。調べてみると、単純な理由から放っておくことのできない病気のサインなど、様々な理由がありました。

犬が震える理由その1「寒い」

わたしたち人間でもそうですが、寒いと震えてしまいます。
これは、体を細かく震わせることによって体温の低下を防ごうとする体の防衛機能なんです。
犬も同じように、寒いと体を震わせて体温が下がらないようにするというわけです。
震えている犬と聞くと多くの方がチワワを連想すると思いますが、チワワは寒さに弱く震えやすいと言われています。

犬が震える理由その2「不安やストレス」

犬が震えるのは、寒さだけではありません。不安やストレスを強く感じた時にも震えることがあります。
しかも、不安やストレスのきっかけは犬によって様々。
例えば、模様替えや引っ越しによる生活環境の変化、家(自分のテリトリー)にやってきた見知らぬ人、雷や花火などの突然鳴る音、甲高い金属音、嫌いなぬいぐるみ、キラキラと光る物、ユラユラとゆれる物など。
飼い主にとっては何ともないことでも、犬にとっては大きなストレスになっていることもあるんです。

また、飼い主とのスキンシップが足りなかったり、何かを探したいという欲求が満たされていなかったりする場合にも、震えが現れることもあります。

犬が震える理由その3「興奮している」

興奮してテンションMAX!そんな状況になると震えてしまう犬もいます。
散歩が大好きで飼い主がリードを手にするとワクワクして震えてしまったり、飼い主家族の中に大好きな人がいて、その人が帰ってくると嬉しさのあまり震えてしまったり。
嬉しすぎて震えちゃうなんて可愛いですね。

犬が震える理由その4「何らかの中毒」

犬にとって危険な食べ物や薬品など食べてしまうことにより、中毒症状の一つとして震えが現れることもあります。この場合、震えよりも痙攣といった方が適切かもしれません。

犬にとって危険な食べ物や薬品は多岐に渡り、人間にとっては平気なものでも犬にとっては毒になる場合もあります。
例えば、チョコレートやタマネギなどは犬には毒になる食材ですし、ガムなどに含まれるキシリトールも低血糖を引き起こします。
アロマテラピーなどで楽しむエッセンシャルオイルやアロマオイルも注意が必要で、特にティーツリーオイルと呼ばれるものは中毒事故を多く引き起こしています。

犬が震える理由その5「血糖値が極端に下がっている」

長時間にわたって犬が食事を摂らない状況が続くと、血糖値が極端に下がる低血糖の状態になることがあります。この低血糖になっている時にも、震えが症状として現れるようです。

ただこの場合も中毒の場合と同じように、震え以外の症状も現れます。他の症状としては、ぐったりとしていて力がない、下半身が動かないなどがありますので、震えの他にこれらの症状が見られたら、すぐに獣医さんに診てもらうようにしましょう。

まとめ

日常で時折目にする愛犬の震え。
寒さや興奮、不安やストレス、そして中毒や低血糖の症状など様々な理由が隠されていました。
震えの理由は寒さだけではありませんので、愛犬がもし震えていたら、その様子をしっかりと観察するようにしましょう。
場合によっては、愛犬の健康に関わる重大なサインかもしれません。

ジメジメ・カイカイ!梅雨の時期に気をつけたい犬の皮膚トラブル

雨が多く、ジメジメとしたこの季節。
このジメジメが、わんちゃんにとって皮膚トラブルのもとになりやすいことは、ご存知ですか?
ここでは、梅雨の時期に注意したい肌トラブルと、その対処法を紹介します。

マラセチア皮膚炎とは?

マラセチアは、犬の皮膚に常在する真菌です。
健康な皮膚では問題は起こさない菌なのですが、何らかの理由で皮脂が増えすぎたり、皮膚の抵抗力が落ちることでマラセチア菌が増殖し、皮膚炎を引き起こしてしまうのです。

マラセチア皮膚炎の症状と原因

症状

症状としては皮膚の赤みや痒み、脱毛、べたつき、酸っぱいような独特の臭い、乾燥などが挙げられます。
また、垂れ耳の犬種は外耳炎として症状が表れることも多いです。

原因

梅雨の時期にマラセチア皮膚炎になってしまう犬が多いのは、マラセチア菌が湿った所で増殖しやすいためです。
マラセチア皮膚炎を引き起こす原因は、雨の日の散歩後にタオルドライだけで済ましたり、シャンプー後にしっかり乾かさなかったりしたことなど、湿気と汚れが原因で引き起こされることが多いです。

マラセチア皮膚炎が発症しやすい犬種

皮脂が多い、垂れ耳の犬種が発症しやすいと言われています。
なかでもシーズーが圧倒的に多いと言われていますが、テリアやスパニエル系、パグ、ミニチュアシュナウザー、バセットハウンド、ゴールデンレトリーバー、シェットランドシープドック、ボーダーコリーも罹りやすい皮膚炎です。

膿皮症とは?

膿皮症も、犬の皮膚に常在する黄色ブドウ球菌が異常繁殖して起こる皮膚炎です。
この膿皮症は、犬の皮膚炎の中では最も発症率が高いと言われています。

膿皮症の症状と原因

症状

皮膚に赤いブツブツや膿疱、かさぶた、脱毛などの症状がみられます。
初期段階として、皮膚の浅い部分にニキビのような膿ができる表面性膿皮症、その膿が毛の根元に達した表在性膿皮症、皮下組織にまで進行した深在性膿皮症と分類されます。
この進行が進んでしまうと痒みや発熱などがきつくなってしまいます。

原因

やはり、汚れや湿気が原因で黄色ブドウ球菌が繁殖しやすくなるため、高温多湿な梅雨の時期に多く発症すると言われています。
また、乾燥によって皮膚のバランスが崩れやすい冬にも多く発症します。

膿皮症に発症しやすい犬種

長毛種や、シワが多い犬種に発症しやすいと言われています。
犬種としては、イングリッシュ・セッター、コッカー・スパニエル、ブルドッグ、ペキニーズなどが挙げられます。

皮膚トラブルの対策とまとめ

梅雨の時期に気をつけたい皮膚トラブルについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
これらの皮膚炎にならないためには、湿気が多い梅雨の時期には長毛種は短めにカットする、適度にシャンプーをしてしっかり乾かす、ブラッシングでアンダーコートを取り除くなど、飼い主さんがしっかりとケアしてあげることが大切です。
それでも罹ってしまったら、すぐに獣医さんに連れて行って早めに治療しましょう。

夏に備えて覚えて!犬の熱中症の症状・予防・治療方法について

犬を飼っている人ならば、犬は汗をかきにくく暑さに弱いことはご存知かもしれません。

真夏は熱中症にならないように、気を配っている人も多いことでしょう。しかし、夏になる前でも、熱中症は起こります。毎年、夏が来る前に、熱中症の症状や予防方法をチェックしておきましょう。

犬の熱中症は5月から

犬が熱中症を発症するのは、気温が22度程度からと言われています。このとき注意をしなくてはいけないことは、犬の体高は低いため、犬がいる場所はアスファルトの照り返しなどで実際の気温よりも高温になっているということです。そのため、人間にとってはそれほど暑くなくても、犬は熱中症になってしまうこともあります。

5月を迎えたら、散歩中や日中はできるだけ涼しい環境を保ち、愛犬が暑がっていないか、様子を観察してあげましょう。

犬が熱中症になってしまう例

炎天下の中、外につないだままにしてしまった

これは熱中症になりやすいケースとしてご存知の人も多いことと思います。短時間でも、熱中症になってしまうケースが多くあります。

2時間程度、木陰でつないでおいた

木陰につないだつもりで安心してはいけません。繋いだときは木陰でも、時間がたつにつれ、日当たりがよくなってしまう場合があります。

短い時間だけ、車に置いて買い物に行った

密閉された車の中はすぐに気温が上がります。犬を車の中に待たせたままで車を離れることは避けましょう。

この他にも、散歩中や運動中に熱いアスファルトの照り返しで熱中症になることもあります。

呼吸と目の充血が発症のサイン

熱中症になりかけている犬は、呼吸が荒くなってきます。暑い日は常に呼吸が荒い犬もいるため、これだけでは判別しにくいかもしれません。

その他のサインとしては、目が赤く充血してくることがあります。

普段は赤くない目が充血しはじめたら、犬が暑さを感じていないか、苦しそうな呼吸を続けていないか確認してみましょう。

さらに症状が進むと意識が朦朧とし、けいれん、下痢、嘔吐などの症状が出始めます。こうなる前に犬の体温を下げる処置を行ってあげてください。

対処方法

症状が進んだ場合は、一刻も早く病院へ連れて行きましょう。初期の場合は、水を使って犬の体温をすみやかに下げる応急処置を行ってください。

  • 水をかける。
  • しっかりと濡らしたタオルで全身を拭く。もしくは霧吹きなどで、毛がしっかりと濡れるくらいに犬の全身を濡らす。
  • 扇風機などで風を当てる。
  • 足の付け根などに冷たいタオルを当てる。

まずは、これらの応急処置を行いましょう。症状が治らないようであれば、すみやかに病院へ連れて行きましょう。

まとめ

熱中症はどの犬種でも、また、夏でなくともかかる可能性のある病気です。重症の場合には命に関わる病気でもあります。

毎年のことですが、暑くなりはじめる季節には、こまめな観察と水分補給をはじめとした丁寧なケアで愛犬の健康を守ってあげてくださいね。

犬の心理的ストレスによる症状と原因。ストレスを軽減するには?

私たち人間は毎日、何らかのストレスを抱え生活しています。家庭でのストレス、食事へのストレス、仕事や友人関係のストレスなどストレスの種類や度合いは様々ですが、そのストレスがイライラだけに収まらず体調にまで影響してしまい入院したり、長期間熱が下がらなかったりすることもあります。

それは人間だけでなく犬も同様で、犬の場合は言葉が話せないため、様々なストレスをガマンしてしまいます。

そのガマンの反動で体調を大きく崩し、病院に行っても薬を飲んでもなかなか治らないという事があるのです。

飼い主さんは、犬の病気や体調不良の原因が環境などによるものである場合もあると、頭に入れておいて下さい。症状を改善するためにも原因を見つけて根本を変えて下さい。

今回は、犬のストレスによる症状を、ストレスになる状況や環境と合わせてまとめてみました。

ストレスの原因や状況

足を捻挫するとストレスになる

何らかの原因で足を捻挫したとします。捻挫をしてしまうと、歩く事ができなくなったり歩く度に痛みを伴ったりします。

歩けない事に対して、精神的なストレスとなり、腹痛を起こしたり嘔吐を繰り返してしまう事があります。

足の調子が悪いという事は、私たち人間が思っている以上に犬にはストレスとなり、歩きたい!走りたいのに!何で!という感情が身体の調子を悪くしてしまうのです。

もし、足を怪我している状況で腹痛や嘔吐を繰り返すようでしたら、足が治るまで安静に過ごせるようにしてあげて、ご飯も柔らかくするなど工夫をしてあげて下さい。

飼い主が家にいないとストレスになる

犬にとって一緒に暮らしている飼い主は、唯一の家族であり信頼できる人です。

そんな飼い主が自宅を長時間空けたり、自分と一緒にいないということはとても深い寂しさを感じさせるのです。

孤独を感じて病気になってしまうこともあります。

仕事や用事があって犬だけを自宅や部屋に残しておくということは、犬の為にもなるべく避けたいことではあります。

しかし、それがどうしても無理な場合は部屋に音楽をかけておいたり、テレビやラジオを付けておいたりすると、犬の気が紛れてストレスが軽減されるでしょう。

ご飯が思うように食べられない

犬はご飯を食べる事が最優先!といっても良いほど、食事を大事にしています。

しかし、もし何らかの原因でご飯が思うように食べられないとなると、それが原因で毛が抜けたり飼い主の言う事を聞かなくなったり、無駄吠えが増えたりします。

ご飯が食べられない理由は様々ですが、一般的に多いのはムシ歯や歯周病などの口腔の問題です。ムシ歯や歯周病は、歯のケアをしていないとかかってしまいます。

これも犬自身ではできないことですので、飼い主さんが率先して毎日の歯磨きなどのケアをしてあげて下さい。

犬のシャンプーの方法と回数、皮膚病予防の方法について

犬のシャンプーの方法や回数をご存知ですか?犬も人間と同じく汗をかきますし、身体が痒い!という事もあります。

犬が野良犬として人間と共存せずに外で生活していた頃は、シャンプーはもちろんの事ブラッシングもしませんでした。

しかし、今では犬と人間が共存し同じ部屋で生活する事が当たりまえとなってきました。だからこそ、犬の清潔を保ち人間と同じくらいのレベルで様々なケアをする必要があるのです。

そのケアの一つにシャンプーがあります。多くの方は犬を専門のトリマーにお願いしてシャンプーしてもらったり、毛をカットしてもらったりしていますが、それは決して安いものではありませんよね。

そのため、自宅でシャンプーしてしまう飼い主さんが多いと思います。

そこで今回は自宅でのシャンプーの方法と回数をご紹介します。あわせて、シャンプーするメリットと犬の皮膚病予防についても紹介します。

自宅でのシャンプー方法

自宅でのシャンプーは、市販の犬用シャンプーを使用してください。

人間のシャンプーは犬にとって成分が強すぎてしまいますので、皮膚に異常を起こしてしまいます。絶対に使用しないように注意して下さい。

犬もアレルギーがありますので、商品によっては犬に合わない場合がありますので、慎重に使って下さい。

シャンプーのコツは、全身を優しくマッサージするように洗う事です。ゴシゴシと擦ると嫌がったりして次からやらせてくれなくなってしまう事もあるのでとにかく優しく洗いましょう。

流すときのお湯も熱すぎたり冷たすぎないように、ぬるま湯で洗って下さい。

また、犬の目にお湯が入らないように注意が必要です。顔を洗うときは目を手で伏せて気をつけながら洗いましょう。シャンプーや石鹸の泡も目に入らないように注意です。

シャンプーは月にどれくらい行えば良いの?

大型犬でも小型犬でも、月に1度程度が目安と覚えておいて下さい。シャンプーのし過ぎも良くないのです。シャンプーのしなさすぎも清潔感が失われて皮膚に炎症を起こしたりします。

だいたい月に1回、シャンプーをしてキレイに仕上げて下さい。ついでにブラッシングも入念に行いましょう。

シャンプーした後の毛はぐちゃぐちゃですので、奥の方の毛が絡まったりして毛玉になる事でしょう。そのまま放置せずに、いつものブラッシングよりも時間をかけて丁寧にとかして下さい。

皮膚病を予防する為に

犬の皮膚病は一度かかってしまうと治りにくく、かかった犬も痒かったり痛かったりして可哀想です。

フケも出ますので、室内で飼われている場合はソファーや絨毯、フローリングなどが汚れてしまいます。

皮膚病の原因は様々ですが、予防する為にもシャンプーは定期的に行うようにして下さい。

ペットの癌に新しい治療法『免疫細胞療法』はペットの癌を救えるか?

寿命が延びて長生きするようになった反面、癌、糖尿病、心臓病など、まるで人間並みの疾患が増えてきたペット達。

医療も人間並みに高度になって、治療にも多くの選択肢が許されるようになってきています。そんな中、癌の治療方法として導入する病院が増えつつあるのが、免疫細胞療法です。

この治療法は人間の癌治療においても新しい試みですが、体に優しい治療として注目されています。今回は、免疫細胞治療法について、その概略を簡単にご説明します。

免疫細胞療法とはどんな治療なの?

通常、癌という病気は、ある程度の大きさの腫瘍になり、検査で確認できるようになって初めて発見されるケースがほとんどです。

しかしながら、癌の最小単位は細胞が変異してできる癌細胞で、癌細胞は極端な話、毎日生まれています。癌化した細胞から体を守っているのは、血液中のリンパ球による免疫力なのです。

人間にしてもペットにしても、リンパ球による免疫力が正常に機能していれば、癌細胞は破壊され、癌が腫瘍になることはありません。

しかし、免疫力が落ちてしまうと、癌細胞のパワーが上回り、癌が腫瘍化することになります。

免疫細胞療法は、癌に罹っているペット自身からリンパ球を取り出し、活性化、増殖してペットの体に戻してあげることで、ペットが本来持っている免疫力を高め、癌の増殖を抑えていく治療なのです。

免疫細胞療法はどうやって行うの?

まず、対象となるペットが免疫細胞療法に適合するかどうかを調べる必要があります。

この治療はリンパ球を増殖する治療ですので、リンパ球を宿主として潜伏する猫エイズや白血病などに罹っているペットに関しては、それらの病気を悪化させる可能性があります。

また、体力的に治療に耐えられるかどうかを見極める必要もあります。治療効果が期待できると判断された場合は、まずそのペットから血液を摂取します。

その中からリンパ球を取り出し、抗CD‐3抗体やインターロイキ-2などで刺激しつつ、培養します。

リンパ球が活性化し、リンパ球数が1000倍に増えたら、培養液の中からリンパ球を抽出し、治療に使える製剤を作ります。この製剤を生理食塩水とともに点滴して、ペットの体に戻します。

この治療の発展形として、リンパ球に癌攻撃の指示を出す樹状細胞を培養し、その役割を強めた上で、リンパ球とともに体内に戻す治療法もあります。

いずれも、ペットが元々自分の体の中に持っているリンパ球の力を活用する治療法のため、副作用が少なく、体に優しいと言われています。

免疫細胞療法の課題

現在、癌治療の主流は、外科手術、抗がん剤投与、放射線治療です。

しかしながら、抗がん剤は癌を叩くと同時にペットの免疫力をも叩いてしまう傾向があり、両刃の剣だと言われています。

また、放射能治療にも副作用があると同時に治療を受けられる施設が限られているのも難しい点でしょう。

免疫細胞治療は、未知の部分も多い治療方法で、癌を完治させる効果までは期待できないようですが、外科手術との組み合わせで、癌を抱えながらもQOL(生活の質)を維持して生きていくことが可能だと言われています。

費用が高い点や、治療を行える医療機関が限られる点、また治療可能な施設でも技術や経験に差があることなどが課題として上げられます。

ただ、癌治療におけるひとつの光明であることは間違いありませんので、選択肢のひとつとして検討できるよう、治療を受けられる施設が増えると良いですね。

いざという時に愛犬、愛猫を救う!ペットのための心肺蘇生術の手順・方法について

交通事故、熱中症、感電、溺れなどであなたのペットの呼吸や心臓が停止状態になったとき、役に立つかもしれないのが心肺蘇生術です。

こうした術式は必要な事態が起きてから慌てて本を開いても役に立ちません。ペットが健康な時に練習して自分のものにしておく必要があるのです。

今回はペットのための心肺蘇生術についてご紹介しましょう。

心肺蘇生術とはどんな処置なの?

心肺蘇生術とは呼吸や心臓が止まってしまった場合に行う救急措置で、呼吸や脈拍の確認、気道確保、マウスツーマウスの人工呼吸、心臓マッサージなどからなる救命方法です。

まず心肺蘇生術がどのようなプロセスで行われるのかをご紹介しましょう。

まず、呼吸や脈拍の有無を確認

ペットに心肺蘇生術の必要があるかどうかを確認しましょう。まずペットの右側を下にして床に寝かせます。

脈拍は心臓、太ももの内側、前後脚の親指あたりを指先で触ることで確認できます。呼吸は口元に手や耳を近づけて呼吸音を確認するか、胸に手を当てるかして確認します。

ペットの場合、被毛があって心拍や脈拍が非常に分かりにくい場合があります。特に小型のペットの場合には健康時でも呼吸や心拍が小さくてキャッチしにくいと言われています。

飼い主さんはペットが平常な時に自分のペットの心拍や脈拍をチェックする練習を行い、いざという時に落ち着いて測れるようにしておきましょう。

気道を確保する

呼吸が止まっている場合に多いのは舌が後方に固まってしまって気道を塞いでいるケースです。ペットの舌を引っ張るようにして気道に空気が入りやすくしましょう。

人工呼吸を始める

猫の背中側に座り、片手で猫の下あごをつかんで猫の鼻と口の部分がすっぽり口入るようにくわえ込み、息を吹き込みます。風船を膨らませるようなイメージで息を吹き込むと上手くできます。

心臓マッサージを行う

猫が右半身を下にして横たわっていることを確認します。猫の左前脚を胸の部分に当て、肘が当たったところが心臓のある場所です。

場所を確認したら両手を合わせて心臓部分に置き、腕を伸ばして真上から10秒15回の速度で押していきます。猫の場合は胸が2センチ~3センチ沈むぐらいの強さで行います。

圧迫する時の力は13キロ以下と言われていますが、数字ではなかなか理解しづらいでしょう。平常時にキッチンスケールなどを押してみて圧迫の強さを実験してみると良いでしょう。

人工呼吸と心臓マッサージをセットにして繰り返す

一度で蘇生できない場合は人工呼吸と心臓マッサージをセットにして繰り返します。

人工呼吸1回につき、心臓マッサージ15回をワンセットにして15分~20分繰り返します。途中で呼吸と脈拍をチェックしながら行うことも大切です。

慌てないように事前に練習を

心肺蘇生術は危機に陥った時にいきなりできるものではありません。普段から練習することが大切です。

もちろん息や脈のある猫に対して心肺蘇生術の練習はできませんので、ぬいぐるみなどを使って練習してみましょう。

特に心臓マッサージの強さは事前に練習して覚えておくと良いでしょう。飼い主さんの心構えがいざという時、猫を救うことになるのです。

犬の鼻が濡れている訳とは?犬の嗅覚と鼻の病気について

犬の鼻が濡れている事、乾いている事に注目した事はありますか?自宅で犬を飼われている方は毎日犬の顔を見ていますが、鼻の状態を気にした事はありますか?

犬にとって、鼻はとても大事な部位なのです。人間にとっても大事な部位ではありますが、それ以上に犬にとっては生きる為に欠かせない部位なのです。

そんな犬の鼻について少しご紹介します。

犬の鼻

犬の鼻について豆知識をご紹介します。

犬の鼻は人間に比べ100万倍もの能力があると言われています。犬の身体の部位の中でも、鼻はとても優れている部分の一つなのです。

嗅覚は、犬種や個体によって差はありますが人の100万倍もの能力を持っており、獲物を探したり外敵から身を守る為に昔から発達してきたのです。

“100万倍”とはニオイを察知する能力の違いを指しており、人間が感じとれるニオイの濃度(空気中に漂うニオイ分子濃度)を100万倍に薄めても、犬はニオイを感じとれるという事なのです。

人間にはあまり感じられないような薄いニオイでも、敏感に察知してしまうので、ニオイがストレスにならないように気をつけてあげたいですね。

たとえば、煙草やガス、芳香剤などのニオイは、人間にとって些細なニオイでも、犬にとってはとてもきついニオイとなっているかもしれません。

鼻が濡れている訳とは?乾くとどうなるの?

鼻が濡れている訳は、ニオイをさらに嗅ぎやすくするためです。

逆に、犬の鼻が乾いているのは体調不良かと思うこともありますが、実は犬の鼻は乾いている事が多く、特に寝起きの時に多くみられます。

その後に、犬は無意識に鼻をぺろっと舐めて湿らせるでしょう。そうした行動をしてから、動き出すのが一般的です。

しかし、頻繁に鼻を舐めている犬が稀にいます。それは自然と鼻が乾いてしまい、常に舐めてなくてはならない状態になっているので、一度お医者さんに診てもらった方が良いでしょう。

鼻の病気

鼻の病気というよりも、多くの犬がかかりやすい症状として「アレルギー性鼻炎」があります。症状は鼻水、鼻づまり、くしゃみなどです。

これらの症状は、スギなどの花粉、ハウスダスト(カビやダニなど)、食べ物に反応するようです。

外に出たとたんにくしゃみをしたり、鼻を垂らす症状もアレルギーと言っても良いでしょう。

しかし、これらは人間同様に改善することは難しいので、投薬や治療を受けたりして症状を抑えるしか無いようです。

最近では漢方薬や鍼灸などの東洋医学で副作用の無いような治療も流行っていますので、犬に合った治療法を見つけて、症状を楽にしてあげられたら良いですね。

そして、このような症状がある事に飼い主が早く気がついて、最適な治療が出来たら犬も楽になるでしょう。

犬の夏バテの症状・原因・治療法について

犬の熱中症については、 注意をしている飼い主さんも多いでしょう。しかし、意外と見過ごされてしまいやすいのが夏バテです。

人間と同様、仕方がないものと軽く見過ごしがちですが、症状と対策を知っておき、予防に努めましょう。

犬の夏バテの症状

食欲がなくなったり、元気がなくなったりすることがあります。

なんとなく元気がないような気がする、といった症状の軽いものからはじまることが多いです。そのうち、ぐったりする時間が長くなり、横になっていることが多くなります。

犬によっては、散歩にいくのを渋るようになることもあります。

これらの症状が現れ始めたら、夏バテを疑ってみてください。もちろん、不調の原因として夏バテ以外の疾患が潜んでいることもあります。夏バテと決めつけずに継続して観察してあげることも大切です。

夏バテしやすい環境

何日にもわたり湿度・温度の高い気候が続くと夏バテの症状が現れやすくなります。

室内にいたとしても、風通しの悪い部屋やエアコンが強すぎる部屋に長時間いることは犬にとってよくありません。

また、温度差にも気をつけましょう。犬は気温の変化には弱い動物です。室内外の気温差が激しいことも、体調を崩しやすくなる一因です。

愛犬が夏バテしていたら

暑いのは人間も同じだから…と放っておくと、熱中症などのさらに重篤な病気になりかねません。放置せず、夏バテを解消してあげましょう。

まずは水をたくさん飲ませてください。フードを水でふやかして与えたり、スープ状のフードを与えたりするのもよいでしょう。

散歩はトイレのみにし、なるべく安静にさせてあげましょう。

それでも解消せず、呼吸が荒くなったり、嘔吐するようになったり、その他の症状が見られはじめた場合には、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

予防するには

暑すぎる、湿気の多すぎる環境を避けること、また、急な温度変化に気をつけることが基本です。

車の中に一時待たせておく場合や、暑い夜なども注意が必要です。

人間が過ごしやすい気温・湿度よりやや低めの環境ですごさせてあげるようにしてください。

どうしても暑く湿気の多い環境が避けられない場合は、時間をできる限り短くし、その後の犬の呼吸の様子や、元気、食欲などをしばらく観察するようにしましょう。

まとめ

夜中など、人間が見過ごしがちな時間帯にも犬の夏バテの原因は潜んでいます。

今まで大丈夫だったから、今後も大丈夫だろう…という考えは危険です。愛犬は年々歳をとりますし、気候も年によって異なります。去年は大丈夫だったけれど今年は夏バテしてしまった、ということも珍しいことではありません。

飼い主さんのこまめな観察とケアで、愛犬が暑い季節も快適に過ごせるようにしてあげてください。

また、夏バテ以外の病気で夏バテのような症状を起こしている事もあります。愛犬の体調が優れない状態が続くようならば、はやめに動物病院を受診しましょう。

まるで妊娠しているような状態に。犬の偽妊娠の原因・症状・治療法・予防法

発情後、妊娠していない愛犬の乳腺が張ったり、お乳が出たりと、まるで妊娠しているような状態になることがあります。「偽妊娠」と呼ばれるもので、避妊手術を受けていないメス犬ならどの犬種でもなる可能性があります。

偽妊娠が起こる原因、症状、治療法、予防法を見ていきましょう。

偽妊娠の症状

偽妊娠になると、妊娠していないのに妊娠しているような状態になります。

乳腺が張ったり、お乳が出たりといった症状のほか、暗い場所などに巣を作るといった行動も見られます。また、まるで自分の子供のようにぬいぐるみを抱えて離さなくなることもあるようです。

その他、犬が自分の乳首から出るお乳を気にしてぺろぺろなめているうちに炎症を起こし、「乳腺炎」を発症することもあります。

偽妊娠の期間はバラつきがあり、始まると1~3ヶ月くらい続くのが一般的です。

偽妊娠の原因

偽妊娠は女性ホルモンの一種である「黄体ホルモン」の分泌によって引き起こされます。

黄体ホルモンは、受精卵が着床しやすくなるように子宮内膜を厚くするホルモン。発情が終わったあと、妊娠しているか否かに関わらず一定期間出続けます。

その黄体ホルモンの影響で、犬の体は妊娠していなくても妊娠しているような状態になり、偽妊娠の症状が現れます。

偽妊娠の治療

偽妊娠は特に治療をしなくても問題ありません。時間が経てば自然に治まります。

ただ、乳腺炎など他の病気を発症したり、あまりにも偽妊娠の状態が長く続いたりしたら動物病院で相談してみてください。

偽妊娠の予防

偽妊娠の原因である黄体ホルモンは卵巣から分泌されます。そのため、偽妊娠の予防には避妊手術が最適です。

避妊手術では卵巣と子宮を一緒に取り除くことが多いため、偽妊娠はもちろん、卵巣腫瘍、子宮蓄膿症、乳腺腫瘍といった他の病気の予防にもつながります。

なお、避妊手術は偽妊娠が終わったあとで受けさせるようにしましょう。

偽妊娠を繰り返す前に、避妊手術で防止

偽妊娠自体は病気ではないので、過度に心配する必要はありません。避妊手術を受けておらず、妊娠していないメス犬なら自然に起こることですので治まるのを待ちましょう。

ただ、発情期ごとに偽妊娠になるなど何度も繰り返していると、卵巣や子宮、乳腺といった生殖器系が病気になりやすい傾向にあります。生殖器系の病気には命にかかわるものもありますので、偽妊娠を繰り返す前に、避妊手術をしておけば安心です。

愛猫の癖「てんかん」の可能性も

愛猫が突然、目の前でバタッと倒れて痙攣し始めたら、それは「てんかん」である可能性があります。「てんかん」になったらどんな飼い主さんでもオロオロしてしまうと思いますが、それでも発作が落ち着いてたら病院に行って何らかの治療をしてもらうことでしょう。しかしながら「てんかん」は全身症のものだけではありません。猫の癖だと思っていた行為が本当はてんかん症状だったということもあり治療が遅れることもあるのです。今回はそんな隠れてんかんについてご紹介しましょう。

そもそも「てんかん」ってどんな病気?

「てんかん」とは、脳細胞に起こる異常な興奮のため痙攣などの発作が起こる疾患のことです。原因はさまざまですが大脳の神経のニューロンが過剰に放電すると反復性の痙攣が起こるのです。猫の「てんかん」は200頭に1頭前後と言われています。

「てんかん」にはどんなタイプがあるの?

「てんかん」には原因や症状によってさまざまなタイプがあります。まず、原因不明の「突発性てんかん」、脳腫瘍や外傷などが原因で起こる「続発性てんかん」、遺伝子が関係している「家庭性てんかん」があります。

さらに脳の一部のみが興奮して起こる「てんかん」もあります。この「てんかん」は部分発作、焦点性発作、局在関連性発作などと呼ばれますが、脳の興奮した箇所に関連する部位にのみ発作が起こるので「てんかん」だと認識されない場合も多いのです。

「てんかん」と気づかないのが部分発作

部分発作の場合、発作時に意識がある場合と意識がない場合があります。脳のどの部分が興奮しているかによって発作の表れ方が違いますが、脚をピクピクさせたり、空中で脚を掻いたり、ピクピク痙攣したりする症状があります。意識がある発作は寝入りばなや睡眠中にこの発作が起こることが多いと言われています。

脳の中で意識に関係する部位に興奮が起きる場合は呼びかけても反応がなく、ガムを噛むように口をペチェペチャ咀嚼する、涎を流す、瞳孔が拡がる、幻覚を見るように前脚を掻いたりする発作が表れます。この発作は複雑部分発作と呼ばれています。

いずれも一見、「てんかん」の発作に見えないため見逃してしまいがちですので注意が必要です。

症状が出たら落ち着いて対処を

愛猫にご紹介したような症状が出ているようなら落ち着いて対処することが大切です。「てんかん」は神経が興奮している状態ですので大声を出したり、体を揺すったりするのは逆効果です。

猫の周辺からモノをどけて発作が収まるまでそばで待機しましょう。発作の時間を計り、発作を冷静に観察して病院で報告できるようにしておきます。なかなか冷静になれるものではありませんが可能なら動画に撮影しておくのも良いでしょう。

発作が落ち着いたら安静させ、病院に連れて行って検査をしてもらい原因を突き止めましょう。治療の方法も原因によって異なります。最近ではMRIを導入する病院も増えたため昔に比べて原因が掴みやすくなってきています。

病気は猫の個性と考えよう

「てんかん」は原因によってはなかなか完治しない病気です。治療しても発作がでることもあり、黙って見ているしかない飼い主さんは辛い思いもするでしょう。しかしながらネガティブになってしまうと猫の体調にもっと影響してしまいます。病気も個性と思うくらいの度量で愛猫を見守ってあげることが大切です。

犬の命に関わる「膵炎」。「膵炎」の症状、治療、原因について

「膵炎」(すいえん)はペットの飼い主さんとしてはあまり馴染みがないかもしれませんが、犬にも症例が見られる膵臓の病気です。症状は出るものの他の病気と区別しにくいケースもあり病気が判明しないうちに重症化してしまうことも少なくありません。今回は、「膵炎」の症状、原因、治療方法についてご紹介しましょう。

膵臓って何のための臓器?

膵臓…名前ぐらいは知っていてもその機能を把握している人は意外に少ないのではないでしょうか?膵臓は腹部にある臓器で消化液を分泌し消化器官での消化を助ける働きと、インスリンなどホルモンを分泌する働きがあります。

「膵炎」になるとどんな症状が出るの?

「膵炎」は膵臓に炎症が起きることで膵臓から消化器に送られるべき消化液が膵臓の外に漏れてしまう病気です。強い消化液が漏れ出すため、膵臓の周辺の臓器や脂肪などが溶け、強い痛みが生じるのが特徴ですが、症状がはっきり出ない場合もあります。

「膵炎」に罹った場合に生じる症状としては…

  • 元気がなくなる
  • 嘔吐する
  • 食欲がなくなる
  • 脂っぽい便
  • 発熱
  • 下痢をする
  • 元気がなくなりうずくまることが多くなる

などが見られます。これらの症状は他の病気とも共通するため「膵炎」であることが診断しづらいのが特徴です。

「膵炎」の原因は?

「膵炎」の原因は実ははっきり分かっていませんが、;;肥満、感染症、薬害、高脂肪食、内分泌疾患などが関係しているのではないかと言われています。また糖尿病の犬は膵炎になりやすい傾向があります。

「膵炎」はどんな検査で診断できるの?

「膵炎」と診断するためには血液検査やX線検査、超音波検査などを行います。血液検査では血中の犬膵特異的リパーゼ検査を行い、犬膵特異的リパーゼの値が高ければ「膵炎」を疑います。

「膵炎」の治療はどうするの?

「膵炎」の治療は炎症の重度によって異なりますが、多くは入院して症状を観察しながら投薬や輸液によって治療を行います。

また、膵炎の犬は膵臓への負担を減らすために低脂肪食にする必要があります。さらに糖尿病から膵炎になっている犬に付いては脂肪分以外に糖分の摂取量にも注意を払う必要があります。

元気がない、食欲がない時「膵炎」の可能性も考えて

「元気がない」「食欲がない」「嘔吐がある」などの症状は他の多くの病気とも共通します。そのため正しく診断されるまでに時間が掛かったり、様子を見ている間に症状が悪化したりするのが「膵炎」の怖いところです。愛犬は症状を口に出せません。愛犬に上述したような症状が見られたらすぐに病院に行きましょう。飼い主さんが犬にも「膵炎」という病気があることを知っておくことも大切です。

トイプードルのかかりやすい病気

チワワ、ダックスフンドに始まったペットブームに、更に拍車をかけたのがトイプードルです。ふわふわの被毛とくりくりした目、ちょこちょことした歩き方はまるで人形のようで可愛いです。トイプードルを飼っている人にとって、その犬種のかかりやすい病気を知ることでいざという時に役立つと思います。なんだか様子がおかしいと思った時のために参考にしてください。

流涙症

流涙症は、涙が目からあふれて、目の下の毛が茶色くなってしまう病気です。特に白いトイプードルでは目立ちます。本来であれば、涙は鼻涙管という管によって、鼻へ流れていくようになっていますが、元々その管が狭い犬、もしくは目の炎症が続いている犬は炎症が波及して鼻涙管が細くなり、結果して涙があふれてしまいます。

放置すると細菌が繁殖しやすくなり衛生的ではないので、動物病院を受診し、適宜治療をしていきましょう。でもトイプードルの場合、目の周りの毛が伸びて目の表面にあたることでも刺激となって涙の量が多くなることがあったり、アレルギーの症状のひとつとして涙が多くなっていることもあります。

もし、獣医師により鼻涙管がつまっていると判断されたら、麻酔をして柔らかい管を通して、流れをよくする処置を行います。

白内障

白内障は、プードルに限らずとも、老犬には多くみられる病気です。人でも白内障は多く、目のレンズである水晶体という部分が白くなる病気ですが、犬の場合は目が真白に見えるほどの白さになってしまいます。この状態になったときには、病状はかなり進んでいます。

白内障はプードルの場合、加齢だけが原因ではなく、先天性または若齢から発症することもあります。予防方法はないのでできるだけ早く気づくことが重要です。外科的に治療をする病院もあります。また、点眼薬で少しでも進行を遅らせるものもありますが、効果のほどはわかりません。

クッシング症候群

クッシング症候群はホルモンの病気で別名、副腎皮質機能亢進症といいます。プードルに限らず、6歳以上の犬で見られる病気です。副腎から分泌されるホルモンが増え、全身に作用するので、以下の症状が出ることがあります。

  • 体重が増える
  • 食欲が増え、水を良く飲む
  • 皮膚が薄くなったり、フケっぽくなる
  • 左右対称の脱毛

食事の量を変えてないのに何だか最近太った、毛が薄くなってきた、などの症状が思い当たるようでしたら、一度検査を受けることをおすすめします。血液検査と超音波検査で診断を行います。飲み薬も販売されているので、治療をすることができますが、根気強くコントロールしていくことが重要です。

この他にも膝蓋骨脱臼はチワワと同様でとても多い病気です。またトイプードルは垂れ耳な上、耳の中にも毛が生えるので、外耳炎になることも比較的多いです。何かおかしいなと異常を感じたら、動物病院に行き、獣医師に相談しましょう。

【獣医師監修】老犬に多い目の疾患。犬の白内障の原因・罹りやすい犬種・症状・治療について

白内障は人間の高齢者でしばしば問題となる目の疾患ですが、犬も高齢になると白内障になります。

人間の場合は手術で治療することが多いのですが、犬の場合はどうなのでしょうか?今回は犬の白内障についてご紹介しましょう。

白内障の症状

犬の目は角膜、瞳孔、水晶体、網膜などさまざまな組織で構成されています。角膜を通じて入った光が水晶体を通過して網膜にうつされ、それが視神経を通じて脳で認識されることによって視覚となります。

白内障とはレンズの役割を果たしている水晶体が白く濁る病気で、このことにより視力が低下します。

白内障は、黒目が白っぽく濁ってくることで気がつくことが多くあります。暗いところだとよく分からなくても、明るいところで黒目をのぞいてみると白濁しているのが分かるでしょう。

また、視力が落ちているため、物につまずいたりぶつかったりすることもあります。こういった症状が観察されはじめたら、一度動物病院に行って検査を受けると良いでしょう。

白内障の原因とは?

原因は加齢によることが多いのですが、糖尿病などの基礎疾患が原因で白内障になるケースもあります。

犬は他のペットに比べて白内障になりやすいと言われていますので、7歳を過ぎたら定期的に目の検査をしてもらうようにしてもよいかもしれません。

白内障になりやすい犬種は?

白内障は犬でよく見られますが、その中でも特に白内障になりやすい犬種があります。

シー・ズー、アフガン・ハウンド、アメリカン・コッカー・スパニエル、イングリッシュ・コッカー・スパニエル、シェットランド・シープドッグ、パグなどは白内障に罹りやすい犬種だと言われています。若齢でも発症することがありますので、若いうちから定期的な検査が勧められます。

白内障の治療

白内障の根本的な治療は外科手術です。水晶体を人工水晶体に代えることで視力をほぼ回復することができます。

しかしながら、老犬の場合は特に、外科手術に伴う麻酔のリスクや体力的な問題がありますので、愛犬の状態を見ながら獣医さんとよく相談しましょう。

手術を選択しない場合は、点眼薬により白内障の進行を抑える治療を行います。

犬は人間と比較して聴覚や嗅覚が発達していますので、視力が衰えたとしてもその他の感覚で視力を補い、ほとんど不自由なく生活することが可能です。

手術をして視力が回復しても体力が消耗してしまうのは困るからと、点眼薬による治療を選ぶ飼い主さんも多くいらっしゃいます。

白内障の予防は可能なの?

白内障を完全に防ぐことはできませんが、早めの治療で症状を遅らせることであれば、多少は可能性があります。そのためにも定期健診を受けて早期発見に努めることが大切です。

特に糖尿病を患っている犬では、白内障発症の可能性が他の犬に比べて高くなりますので、普段から注意しておくことが必要です。

早期発見と飼い主さんの愛情で白内障を克服

視力は大切な感覚のひとつです。視力が低下しても慣れた場所であれば不自由なく生活できることもありますが、時にはケガをしたり、漠然とした不安から夜鳴きに繋がったりもします。

早期発見に努め、早めに治療を開始し、少しでも長く視力を維持してあげたいものですね。

柴犬ってどんな犬?性格や飼う時の注意点をまとめました!

くるっと巻いた尻尾。愛嬌があって表情豊かな顔。柴犬は今も昔も国内外で人気のある犬種です。日本犬というイメージから、優しくて穏やかな性格と思われている方も多いのではないでしょうか。しかし意外と気が強くてしつけも一筋縄ではいかない犬種なのです。
縄文時代から日本人のパートナーとして慣れ親しんできた日本の天然記念物に指定されている柴犬。そんな柴犬について改めてご紹介します。

柴犬が気を付けたい病気

柴犬は綺麗好きで病気にも強いので、そこまで病気について神経質になる必要はありません。その代わり、長寿なので老化に伴い発症しやすくなる病については、しっかりと意識しておく必要があります。

柴犬の性格

柴犬はプライドが高く独立心が強い性格をしています。見かけによらず気性も荒くて、警戒心も強く、誰にでもすぐ懐くような性格はしていません。
無駄吠えも多く頑固な一面もあり、一度習慣付いてしまった悪癖などを矯正するのにはかなり骨が折れるでしょう。

柴犬のしつけ

頑固で警戒心が強いからこそ、柴犬はしつけがかなり重要です。無駄吠えのしつけにはかなり苦労することも多いですが、柴犬も根気強い性格な一面もあるので、諦めずしつけを続けていくことが大切です。子犬の頃からちゃんとしつけをしていけば、飼い主にはとても従順で忠実。おまけに不審者にはしっかりと吠えてくれる優秀な番犬にもなります。
活発で運動好きなので散歩や一緒に遊ぶ時間は長めにとってあげましょう。

柴犬の寿命

比較的寿命が長い中型犬のなかでも、柴犬は特に長寿です。
平均で12歳から15歳、人年齢に換算すると73歳から88歳ほどの寿命です。
余談ですが26歳9ヶ月という長寿のギネス記録に登録されている犬も、柴犬の雑種なのですよ。

白内障

歳をとるにつれて、瞳が白く濁ってきます。症状が進行すると視界が徐々に悪くなるので、思わぬところで怪我をしてしまうリスクが増えてきます。散歩中はしっかりとリードを引き、家では危ないものを予め避けておくといった対策が必要です。

痴呆症

柴犬は痴呆を発症する確率が他の犬種よりも圧倒的に多いのです。夜鳴きや排便など、痴呆を発症した犬の介護は飼い主にとってかなりの負担になります。柴犬を飼う時点で将来「介護をするかもしれない」という覚悟を持つことが大事でしょう。
またDHAを多く摂らせるなど、痴呆にならない対策も普段から心がけていきましょう。

ミニチュアダックスフンドのかかりやすい病気

短い足でトコトコ歩くM.ダックスフンドはチワワに続いて爆発的に人気になりました。今でも根強い人気犬種です。最近ではM.ダックスフンドとのミックス犬も多いですが、M.ダックスフンドのかかりやすい病気はどのようなものがあるでしょうか。予防できるところは前もって予防をして、健康を気遣ってあげましょう。

椎間板ヘルニア

M.ダックスフンドを飼われている方の間では最も有名だと思われる病気です。M.ダックスフンドは軟骨異栄養犬種という犬種で胴長短足の体型が特徴的です。でも、この性質が故に、背骨の一つ一つの骨の間に存在するクッション材の椎間板が変性してしまうことが多くあります。その編成した椎間板が脊髄を圧迫することによって炎症が起こり様々な症状が出ます。

  • 足の運びが悪い
  • 痛がって動かない
  • 後ろ足が立たず、前足だけで歩く
  • 自力で排便・排尿ができない
  • 痛みを感じない

このような症状が見られた場合、家で様子は見ず早急に動物病院にかかりましょう。早期の治療で、予後が変わる場合もあります。重症度によって内服による治療、外科的な治療が適応になる場合もあります。獣医師の指示にしたがって安静にすることは重要です。また肥満によって腰にかかる負担は大きくなるので、体重管理も気をつけましょう。

外耳炎

外耳炎とは細菌、カビなどが原因で耳が炎症を起こした状態で、他の犬種でも多く起こる病気です。症状としては以下のものが挙げられます。

  • 耳が赤く腫れている
  • 耳垢が多い
  • 後足で耳のあたりを掻く・耳を地面にこすりつける

外耳炎は動物病院で適切に処置をすることで良くなることが多いですが、長く外耳炎を患っている場合、ほかにアトピーやホルモン疾患などの基礎疾患がある場合は一概ではありません。非常に頑固で付き合っていかなくてはいけない犬もいるので、獣医師の方針に従って治療を行いましょう。

甲状腺機能低下症

甲状腺というのは首のところにあり、簡単に言うと『全身の代謝調節を行っている器官』です。甲状腺の機能が低下して、甲状腺ホルモンの量が減ることで犬は様々な全身症状が出てしまいます。症状としては以下のようなものが挙げられます。

  • 体重が増える
  • あまり元気がない
  • 毛づやが悪く、被毛がボサボサする
  • 脱毛
  • 色素沈着
  • その他、様々な全身症状

この病気の症状は、飼い主さんが皮膚病と思っていること、もしくは病気と思っていないこともあります。些細な変化も獣医師に相談することで、病気に気づくことができるかもしれません。甲状腺機能低下症は内服薬(甲状腺ホルモンを補充する薬)で治療をすることができますので、獣医師の方針に従って治療を進めるのがいいでしょう。

M.ダックスフンドに比較的多い病気をあげましたが、これは数ある病気の中のごく一部です。何かおかしいと思うことがあったら、動物病院を受診しましょう。

チワワがかかりやすい病気

チワワは可愛い顔とつぶらな瞳、小さい体など魅力たっぷりな人気犬種です。すでに飼っている方も、これから飼いたいと考えている方も、やはり気になるのが『かかりやすい病気』です。可愛い犬がずっと元気でいてくれるように、まずはかかりやすい病気を知ることが重要です。いくつかかかりやすい病気をあげていきます。

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨というのは犬の後ろ足の膝の骨のことで、人間にもある『膝のおさら』のことです。この膝蓋骨が脱臼(はまっている関節の溝から、特に内側に外れてしまう)してしまう病気がチワワを含めた小型犬には多く見られます。

原因は、生まれつき骨の構造に原因がある先天的な場合と、フローリングで滑る、何か強い力が加わるなどの後天的な場合があります。症状としては下記のものが挙げられます。

  • 歩き方がおかしい
  • 後ろ脚を挙げる
  • スキップのような歩き方をする
  • 痛みを訴えて鳴く

症状の程度によって内服薬による対症療法から外科的な治療まで治療も異なります。本来は外科的な手術をしないと根本的には治らない病気ですので、かかりつけの獣医師を受診し、今後の治療について相談にのってもらいましょう。太らせすぎない・あまり滑らせないようにカーペットを敷くなど生活習慣はとても重要です。

気管虚脱

気管は空気の通り道で、犬が首をどんな風に曲げても空気の通り道が保たれる柔軟なホースのような構造になっています。気管虚脱は気管の軟骨が変形して、呼吸が妨げられる病気です。原因は明確には分かっていないですが、生まれつきの場合もあるほか、肥満犬、短頭種犬は気管虚脱になりやすい傾向にあります。気管虚脱の症状は以下のようなものが挙げられます。

  • 『ガーガー』というガチョウのような咳
  • 悪化すると呼吸困難

このような症状は主に興奮したとき、運動したとき、首輪が首を圧迫したときに悪化します。あまり興奮させないように気をつける他、首輪ではなく胴輪に変更する必要があるでしょう。重度の気管虚脱の場合、一端咳が起こり始めると炎症が助長され、更に咳が出やすくなり、呼吸困難になってしまうことがあります。

この病気も動物病院で診断してもらえる病気で、付き合っていかなくてはいけない病気なので、必ずかかりつけの獣医師に相談をしましょう。

水頭症

脳の中には脳室という空洞があり、脳脊髄液で満たされています。その脳脊髄液の量が多くなり、脳室が拡張してしまう病気が水頭症で、周りの脳組織が圧迫され委縮することで症状がでます。頭が丸く球なのは水頭症の特徴でもありますが、トイ種やミニチュア種の子犬ではその外貌は一般的なのでわかりづらいですが、もし疑われる何らかの症状が出た場合は検査が必要になります。

  • しつけをなかなか覚えない
  • 鈍く、抑うつのように見える
  • てんかん発作を起こすこともある

その他、重症度によって神経症状がでることもあります。

予防はできないので、こちらも動物病院を受診することをおすすめします。しっかりと精密検査をして、治療が必要になります。おかしな症状が出た場合はスマートフォンや携帯電話で動画を撮影し獣医師に見せることで、判断材料の一つになると思われます。

このような病気があることをご存じでしたか。ここで挙げた病気はごく一部で、比較的チワワに多い疾患です。犬は言葉を発しないので、ここに書いてある症状だけを見て飼い主さんが病気の判断をされることは大変危険です。何か異常を感じた場合は、早急にかかりつけの動物病院を受診しましょう。

犬や猫の認知症とは?その症状と治療方法について

飼育環境の改善や獣医療の進歩のおかげで長寿になってきたペット達。一緒に過ごせる時間が長くなって嬉しい半面、認知症に悩まされるケースも目立ってきています。言葉を話さないため、人間に比べて発症が分かりにくいペット達の認知症にどう向き合うべきなのでしょうか。

認知症って、どんな病気?

認知症とは脳内の神経細胞の働きが衰えることによって起こる症状で、脳の病気が原因でない限りは、加齢とともにゆっくりと徐々に進行するために、飼い主さんにとって把握しにくいのが現状です。

年をとっていると分かっていても「自分の可愛いペットが認知症になるなんて」と考える飼い主さんも多く、それも発見の遅れにつながっているようです。

カルフォルニア大学の研究によれば11歳から16歳の老犬の約60%以上に何らかの認知症症状が表れているとのことです。猫の場合、犬より少ないようではありますが、やはり発症例はあるようです。

こんな症状が出たら気をつけて

それでは、ペットにどんな症状が出たら認知症を疑えば良いのでしょうか。初期段階でよく見られるものは、名前を呼んでも反応が鈍い、一点を見つめてぼーっとしている、動きが鈍くなって寝てばかりいるなどの症状でしょう。

さらに病状が悪化してくると、夜鳴きをする、トイレ以外のところで排泄する、散歩に行った先で迷子になる、家の中でモノにぶつかったり、出口を間違えたりするなどの行動の変化が目立ってきます。

もちろん、こうした症状の原因が認知症以外の病気にある可能性もありますので、素人判断は危険です。「ちょっとオカシイ」と思ったら動物病院に行って相談してみることが大切です。

認知症と診断されたら、どうすればいいの?

動物病院で認知症と診断された場合、どのような治療法があるのでしょうか。

実は人間も同様ですが、認知症を完治させる画期的な治療はまだ発見されていません。しかしながら、薬物やサプリメントなどによって症状の進行を遅らせ、家の中の環境の工夫により年老いたペットが快適、安全に過ごせるようにすることが可能ですので、動物病院で相談してできることから取り入れてみましょう。

あなたのペットがまだ軽い認知症なら、日頃から名前を呼んであげる、なでてあげるなどして刺激を与えてあげましょう。足腰が丈夫で散歩ができるようなら、いつもと違うルートを歩いてみたり、新しい遊具で一緒に遊んであげたりするのも良いでしょう。

症状が進んでしまったら、症状に合わせて対処方法も変えてあげる必要があります。例えば、排泄がうまくいかないペットなら寝ている場所にペットシートを敷いてあげたり、トイレを近くに置いてあげたりすると良いかもしれません。

家の中をウロウロ歩いてモノにぶつかりがちなら、柵を丸く輪にしてつなげて専用スペースを作り、ぶつかっても痛くないように内側にクッションなどを当ててあげても良いでしょう。

寝たきりになってしまったら、床ずれを防ぐために頻繁に体の向きを変えてあげたり、ドーナツ枕を胸と腰の下に敷いて床面に当たる部分を少なくしてあげたりすると少しは楽に過ごすことができます。

また、最近では認知症のペット向けのサプリメントやペットフードも売られています。DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸には血液をさらさらにしたり、運動能力を高めたりする働きがありますが、認知症を抑制する働きもあると言われています。動物病院で相談のうえ、サプリメントを試してみても良いでしょう。

一番大切なのは飼い主さんの心構え

年老いたペットの世話は決して楽なことではありません。手間も時間も掛かりますし、ペットが大型犬であれば、体を動かしたり、向きを変えたりするだけでも重労働です。

そんな中で一番大切なのは、共に月日を過ごしたペットに少しでも楽しく、安らかな余生を過ごしてほしいと願う気持ち。感謝の気持ちで世話してあげれば、きっとペットも喜んでくれるはずです。

犬の高齢化に伴い増加している病気とは。犬の認知症や犬の乳腺腫瘍など

動物医療の発展とドッグフードの改良、室内飼い等の生活環境の改善などでペット達も長寿が当たり前になってきたこの頃。飼い主さんにとっては、こんなに嬉しいことはありません。しかし、ご長寿故に増えている病気も知っておきたいところです

乳腺腫瘍

雌犬に多くみられる腫瘍で、加齢と共に発症率は高くなります。乳腺部にしこりができ酷い場合は潰瘍を起こす事もあります。良性と悪性があり50%の確率で悪性で万が一悪性の場合は、肺やリンパへの転移率が高いので要注意です。

肥満細胞腫

乳腺腫瘍に次いで発症率が高く、特に中高齢の中型犬に多い傾向があります。皮膚の血管や筋肉の周り、内臓の周り体の様々な組織にある細胞で、これがガン化する事で発症します。

発症すると完全切除が難しい細胞の様で転移がなく、局所に集中している間の早期治療が大切です。

肛門周囲線腫

肛門と肛門嚢の周りの皮脂腺と汗腺が腫瘍化して発症。高齢の去勢手術をしていない雄犬に多くみられる。雄犬の場合は大半が良性ですが、雌犬に発症した場合は悪性の確率が高くなります。排便時にしぶりがみられ、腫瘍が潰瘍化すると悪臭を放つ様になります。

痴呆症

犬も高齢になってくると、痴呆の症状が出てきます。程度の差は有っても8~10歳頃から老化現象が始まる、毛艶が悪くなる、動きが鈍くなる等、外見上目に見えてきます。

感染症に対する免疫も弱くなり、体内の各臓器の機能も段々衰え、代謝も悪くなり上記に記した病気の発現が多くなってくるのもこの時期辺りからです。

勿論、全ての犬たちが必ずしもこの様になるという事では有りません。ただ、若いころから変わらない同じフードや同じ運動量ではなくライフステージに合わせた食事や運動で内臓・筋肉・関節などへの負担を軽くしてあげる事も重要です。

14歳頃になると、いわゆる「ぼけ」の症状がでる子もいます。症状も様々で昼夜逆転・徘徊・夜泣き、今まで失敗のなかったトイレを突然失敗するようになる。

飼い主さんに対する興味が薄れ、何事にも反応しなくなる・または凶暴になる。この様な症状が見られたら獣医さんに相談すると共に、体の負担にならない程度にお外の空気に触れさせる・沢山スキンシップやマッサージで脳に刺激を与えて進行を少しでも食い止める様にしてあげましょう。段々に家族も分からなくなるなんて寂しい事ですが、十数年間癒してくれた愛犬が病気で体の自由が利かなくなっても今まで以上の愛情で接してあげましょう。

犬もうつ病になる!知っておきたい犬のうつ病の原因と、予防対策

人間社会で多く問題とされる精神的な病であるうつ病。しかし意外に思われるかも知れませんが、犬も、人間と同じようにうつ病に悩まされることもあるんです。
『そもそも犬がうつになる原因』『愛犬がうつ病になったら、どうすればいいのか』今回、ご紹介したいと思います。

犬のうつ病の原因

犬は、飼い主が感情的であったり、落ち込んでいたり、家庭内の雰囲気が悪かったり、ずっと留守にしていたりして会えない状態が続いたりすると、人間と同じようにうつ病になります。
わたしたちもストレスを抱えすぎてしまうと体に出たり、無気力になりますよね。犬も同じように、ストレスにさらされすぎると、散歩に行くのも動くのすらも嫌がるようになり、“引きこもり”の状態になります。食欲を無くしたり、お腹をこわしたり、吐くようになり、無駄吠えや遠吠え、自傷行為もみられたりします。

人間であれば気分転換したり、人と話をしてストレス発散させることができますが、もちろん犬とは話せません。
そのため、飼い主が一番よく接してあげて感情を察してあげなければ、気づかれないままうつ病となってしまうケースが多いそうです。

犬のうつ病の対処法

そのようになってしまったときの対処法は、どうすればいいのでしょうか。
犬は、他の動物とは違って ひとり遊びが得意ではありません。つまり、孤独にあまり耐えられないのです。そのため、長時間ひとりぼっちにしないことや、毎日、名前をよく呼んで抱っこしたり、いいこいいこしてあげたりと、スキンシップをとってあげることで精神的に癒されてゆくそうです。飼い主が愛犬と一緒に時間を過ごしてあげることが大切ですね。

しかし、仕事や用事ももちろんありますので、飼い主も毎日ずっと一緒にいるということはできませんよね。
留守に慣れさせる手段として、寂しくないように音楽やテレビをつけてあげたり、興味を引くおもちゃやリラックスできるスペースを作ってあげること、部屋を快適な温度にしてあげることで、お留守番に対するストレスも変わってくるようです。
もし、ずっと治らないようであれば 動物病院に連れていってあげましょう。
犬も家族です。できるだけ接してあげて過ごしてコミュニケーションとってゆきましょう。