猫の病気

猫が捻挫した時に!猫の捻挫の症状・原因・応急手当の方法について

あまり猫が捻挫したと聞いたことはありませんが、「猿も木から落ちる」ように猫も怪我に注意する必要があります。

高い所へ登り損ねたり、降りる際に足を痛めることは有り得ます。猫は痛いと言えませんから、歩き方が変だったり、動かないでジッとしていたりすることがあれば注意が必要です。

捻挫の症状

捻挫は関節をつないでいる靭帯が可動域以上に曲がってしまった状態で、炎症が起こることを言います。

炎症の特徴は痛みや腫れが生じたり、捻挫した部位が熱を持ち、赤くなったり、触られるのを極端に嫌がる、歩行がおかしい、動きが不自然などさまざまな症状があります。

捻挫の程度にもよりますが、損傷次第では病院への受診が必要となります。

捻挫は靭帯の損傷の程度により、「I度」は軽度捻挫・「II度」は部分断裂・「III度」は完全断裂の3種類に分けられます。

部分断裂や完全断裂の場合は、関節が異常に曲げられてしまうために靭帯が裂けた状態になり、ひどい場合には脱臼や骨折することもあります。

捻挫の原因

高いところからの落下、足場の悪いところでの疾走、急な方向転換、障害物によるつまづき、人に踏まれる、ドアに挟まれる、交通事故等の不慮の事故が主な原因で、外で飼っている猫に多く見られます。

治療法と応急処置

患部を動かさず、患部を冷やし熱を取るようにし、圧迫して血流を抑え、心臓より高い所へ持っていきます。

通常は、無理をしなければ3日程度で回復する場合が多いですが、痛みが取れず足を引きずって歩行している状態が長引くのであれば、動物病院へと受診することをオススメします。

捻挫と言っても、脱臼や骨折の場合は熱も引きづらく腫れも続くことが多いからです。

病院でレントゲンを撮ってもらい、きちんとした処置をしないと、後遺症が残る場合もあります。

まとめ

怪我は瞬時のことです。また、若い頃の猫は好奇心も強く何にでも興味を示します。特に、家の中で家族総出で模様替えをしようものなら、その様子を見にやってくる程です。

猫の体型にもよりますが、家具や床・壁などの硬いところにぶつかるような事があれば、即怪我につながります。

部屋の模様替えや家具の移動の際には、猫をケージに入れてから行うか、十分に猫に配慮して移動を行うかしなければなりません。

人間以上に悲惨!猫の口内炎の症状・原因・治療法について

最近、愛猫が食事を摂らなくなったり、食べても少ししか食べなかったりしていませんか。もしくは食べたそうにしているのに食べるのが辛そうな様子が見られたら、口内炎を疑ってみるのがいいかもしれません。

猫も人間同様、口内炎を発症することがありますが、実は猫の口内炎は人間が思っている以上に悲惨で辛いものなのです。

今回はそんな猫に起こりやすい口内炎についてご紹介しましょう。

猫の口内炎の症状は人間とは全く違う

私たち人間も口内炎になると食事をするのが辛かったり、刺激物を避けたりしますが、猫の口内炎は私たち人間が思っているような口内炎ではありません。

猫が口内炎になると、よだれを垂らしたり、口臭がきつくなったり、痛みが酷くて口を開けられなくなります。そして、食欲不振になり、どんどんと痩せていってしまいます。

この時、猫の口の中ではどういうことが起こっているのかというと、口内炎の炎症が歯茎だけでなく、舌や喉にまで広がってしまっています。口の中の粘膜や皮がはがれたように真っ赤に腫れ上がり、炎症を起こしていることがあるのです。

口中に口内炎ができた状態では、さすがに食事も喉を通らないということです。

猫の口内炎が出来てしまう理由

愛猫の口内炎の原因は単に炎症しているものでなく、病気によるものもあります。

主な原因としては

  • 歯垢や歯石が蓄積することにより細菌が繁殖して炎症を起こしてしまうこと
  • 魚の骨や鱗が口内に刺さり炎症を起こしてしまうこと
  • ウィルス感染により免疫力が低下し出来てしまうもの
  • 重度の尿毒症を発症したことにより唾液中に尿素が拡散し口腔内の細菌が反応し炎症を起こしてしまうもの

などがあります。

さらには糖尿病の猫の免疫力が低下し、さらに余分な糖分に細菌が繁殖し口内炎を招いてしまったり、自己免疫疾患と呼ばれる病気の猫の免疫が歯茎を攻撃し、慢性的に歯肉炎を起こしてしまったりすることもあります

一口に猫の口内炎と言ってもその原因は様々でいくつかの要因が重なって発症することもあります。

猫の口内炎は治療が難しい

軽度の口内炎であれば、歯石や歯垢を除去すれば治ってしまう口内炎ですが、慢性型口内炎や難治性口内炎を発症している場合は治療をするのに時間を要します。

口内炎の治療であっても血液検査をしっかり行い、その原因となる病気の治療を行っていくことが完治するための方法になります。

口内炎の治療薬としては抗生剤やステロイド剤、抗炎症剤などの投薬による治療や抜歯などを行っていきます。

いずれの場合も長期戦になるので愛猫の体調に気をつけながら根気よく治療を続けていくことが大事です。

愛猫が喧嘩をしたら要注意! 猫の膿瘍・蜂窩織炎の症状・原因・治療法について

蜂窩織炎(ほうかしきえん)は皮膚・皮下組織に細菌が入り込み、感染症に感染、炎症を起こしてしまった状態のことをいいます。

さらに蜂窩織炎が悪化し炎症した部位に膿みが溜まってしまった状態を膿瘍(のうよう)といいます。

膿瘍・蜂窩織炎ともに発見しづらい特徴があり、発見が遅れると細菌が全身に散らばってしまい命の危険もある重篤な病気を発症しかねない病気です。

膿瘍・蜂窩織炎の症状

蜂窩織炎

蜂窩織炎の症状は主に皮膚の下にあらわれるので、目視では中々発見することができません。

もし猫の皮膚の一部が腫れて熱を持っており、その周囲に小さな傷があれば蜂窩織炎に感染してしまっていると考えられます。

膿瘍

初期症状はぶよぶよとした柔らかい腫れ物(膿み)が皮膚上にあらわれます。腫れ物は痛みを伴うので、猫は足を引きずるようになります。

加えて腫れ物に触られるのを嫌い、無理やり触れようとすると暴れることもあるでしょう。

悪化すると腫れ物はさらに大きくなり、熱を持ち始めます。この頃になると猫は動きたがらなくなり、元気喪失・食欲不振といった症状がみられるようになるでしょう。

早期に患部が開口し膿みが排出されると比較的症状は軽く済み、自然治癒する確率も高くなります。

しかし開口が遅れれば遅れるほど皮膚下の菌は増殖し、菌が体内へ入り込み網膜炎などの病気を引き起こしてしまうこともあります。

また菌が骨まで達してしまうと、最終的に患部を切断しなければならないこともあるようです。

膿瘍・蜂窩織炎の原因

膿瘍・蜂窩織炎の原因のほぼ100%は外傷によるものです。

その中でもオス猫同士の喧嘩が特に多く、喧嘩した際に歯や爪などが皮膚に深く突き刺さると、口の中や皮膚表面の細菌が皮膚の中に侵入し、蜂窩膵炎を引き起こしてしまいます。

細菌と体内の免疫系統が戦った結果膿みが発生します。そして膿瘍を発症してしまうのです。

膿瘍・蜂窩膵炎の治療

早期に治療を行えば抗生物質を投与するだけで2日~3日程度で完治します。化膿がひどくなると患部を切開し、膿みを直接洗浄し消毒する必要がでてくるでしょう。

さらに放置しておくと組織が壊死してしまうので、壊れてしまった患部を切除しなければなりません。

なかなか症状が治らない場合はウイルスに感染しまっている可能性があります

適切な治療をしたのに症状が回復しない。そんな場合は喧嘩の際、猫白血病ウイルスや猫免疫不全ウイルスに感染してしまっている恐れがあります。

両者は感染した猫の免疫力を下げてしまうので、回復が極端に遅くなってしまうのです。これらのウイルスに感染しないためにも、猫同士の喧嘩は極力避ける必要があるでしょう。

猫のインフルエンザ。猫カリシウイルス感染症の症状・原因・治療法について

「猫カリシウイルス感染症」という病気を知っていますか?

なんだか小難しい名前ですが、猫にとってはかなりメジャーな病気です。

症状や感染力の強さがインフルエンザに良く似ているので「猫カゼ」もしくは「猫インフルエンザ」とも呼ばれることがある病気です。

猫カリシウイルス感染症の症状

  • 40度以上の高熱
  • 鼻水・くしゃみ
  • 目ヤニ
  • 口、舌、鼻に潰瘍
  • 大量ヨダレ・水泡
  • 食欲不振
  • 口内炎

以上が猫カリシウイルス感染症の主な症状になります。

猫インフルエンザと呼ばれるだけあって、症状もいくつか被っていますね。猫カリシウイルスと同様「猫カゼ」という異名を持つ「猫ウイルス性鼻気管炎」とも症状は似通っています。

両者の違いと言えばカリシウイルスには口内炎・舌炎といった口内異常が多くみられることくらいでしょうか。

猫カリシウイルスは猫ウイルス性鼻気管炎と比べ症状が重篤化することは少ないですが、肺炎をこじらせてしまうと死亡してしまうことがあるので注意が必要です。

猫カリシウイルス感染症の原因と感染ルート

名前のとおり、猫カリシウイルスの原因は「ネコカリシウイルス」と呼ばれるウイルスです。感染経路は主に空気感染(くしゃみ)と、接触感染(皮膚や衣服)などです。

このウイルスは乾燥状態が大好きで、ベストな環境では3週間~4週間も生存することが確認されています。

猫カリシウイルス感染症になりやすい猫

猫カリシウイルスは主に子猫が発症する病気です。

特に生後6週間~10週間の免疫力の低い猫が発症しやすく、逆にそれ以上の猫は例えウイルスに感染しても、軽い症状か症状自体があらわれない(不顕性感染)場合がほとんどです。

加えて一度感染・発症した猫はカリシウイルスへの免疫が付くので、完治後再び発症することはないでしょう。

ただし他の猫への感染源となってしまう恐れがあるので油断をしてはいけません。

猫カリシウイルスの治療法

猫カリシウイルスを直接攻撃して撃退する作用のある薬はありません。

インターフェロンを投与して免疫力を高めたり、抗生物質や点滴といった各症状に対応した治療(対症療法)を中心に行なっていきます。

大抵は1週間~2週間で症状は治まりますが、肺炎をこじらせてしまい重症化してしまうと治療の施しようがなくなってしまうこともあります。出来るだけ早い治療が必要でしょう。

猫カリシウイルスの予防は手洗いとワクチンです

猫カリシウイルスはワクチンを接種することで予防可能です。

また他の猫を抱っこした後、愛猫を触れるだけでも感染してしまう恐れがあるので、野良猫や他の家の猫に触った後は必ず手を洗い、服を着替えてから愛猫に近づくようにしましょう。

猫が食べ物をすぐに吐き出す理由。猫の巨大食道症の症状、原因、治療方法

あなたの猫が食べたものをいきなりゴボッと吐き出すことが多くなったとしたら、巨大食道症になっている可能性があります。

巨大食道症はあまり耳慣れない病名ですが、早期発見がしにくい上に症状が進むと肺炎などを引き起こす可能性があり見逃せない病気です。

今回は巨大食道症についてご紹介しましょう。

巨大食道症とはどんな病気?

食道は口と胃を結ぶ器官ですが、ただの管ではありません。食道には筋肉を拡張したり収縮させて食べ物を胃に送る蠕動運動と言う働きがあります。

この蠕動運動の能力が低下すると、食べ物が胃に行かないだけでなく食道の伸びた部分に食べ物が溜まってしまい、ちょっとした拍子に嘔吐してしまうことがあります。

通常、嘔吐する時には猫はお腹を震わせたり苦しそうに体を動かしたりしますが、巨大食道症が原因の嘔吐はそういった前触れなく突然嘔吐します。

さらに食べ物が胃に届いていない未消化の状態で吐き出されるのも特徴です。

巨大食道症になると胃に食べ物が送られないため、体重減少などの症状が出てきます。

また、吐き出した食べ物が逆流して気管に入ってしまうと嚥下性肺炎を引き起こすこともあります。

誤嚥による肺炎になると咳が出たり息が苦しくなったりし、症状が悪化すると死に至る可能性もあります。

巨大食道症の原因とは?

巨大食道症の原因には先天的な原因と後天的な原因があります。

先天的巨大食道症は食道そのものに欠陥があるか、食道の周りの血管に欠陥がある場合があります。先天的にこの病気がある猫は離乳の後に症状が出始めることが多いようです。

後天的な発症については、重症筋無力症、副腎皮質機能の低下、甲状腺機能低下、食道炎などがきっかけとなって起こることが多いようです。

巨大食道症の治療はあるの?

巨大食道症には食道を元に状態に戻す根本的な治療方法はありません。

もし、副腎皮質機能や甲状腺機能の低下が原因で巨大食道症になっているのであれば、まず原因となった病気を治療しましょう。

巨大食道症の猫は誤嚥性肺炎に注意

巨大食道症の猫は誤嚥による肺炎になる可能性が最も危険ですので、誤嚥しないよう食事の仕方を管理します。
まず食事は一度にたくさん与えるのではなく、量を減らす代わりに回数を増やすようにします。また首を下げて食べると胃に食べ物が送られにくい上、逆流の恐れがあります。

器を高い位置にセットして立っている状態で食事できるようにし、重力で食べ物が胃に送られるようにします。

また食事の後20分位は、頭を立てた状態を保つように傍で看ていると良いでしょう。食事の内容も少し柔らかめにし、蠕動運動が弱くても胃に落ちていくようにしましょう。

悪化すると胃に直接食べ物を入れる処置に

自力で食事ができなくなったら、鼻カテーテルや胃瘻チューブを使って胃に直接、食べ物を運ぶ必要が出てくるでしょう。

こういった処置には飼い主さんの介護が欠かせませんので治療をするかどうかは獣医さんとよく相談しましょう。

巨大食道症は飼い主さんのケアが重要な病気です

巨大食道症は症状が軽い場合は発見が遅れがちで,知らない間に症状が悪化し、誤嚥性肺炎や鼻炎などになることがあります。

放置すると死に至る場合もありますので、早めの発見と充分なケアが必要です。積極的な治療方法がないため飼い主さんの介護が猫の寿命を左右します。

苦労もあると思いますが、猫の食事に気をつけ、長生きさせてあげてください。

猫の肛門腺が爆発?!猫の肛門嚢炎の症状・原因・治療法について

突然ですが、猫の肛門腺が爆発するって聞いたことありますか?爆発と聞くとビックリしますが、猫に多い病気の一つに肛門嚢炎というのがあります。

この肛門嚢炎が破れてしまって血や膿のような物が排出されることを猫飼いさんの間では肛門腺が爆発すると言ったりします。

今回はそんな激痛を伴う肛門嚢炎について解説しましょう。

そもそも肛門腺って何

肛門の左右には肛門腺と言われる臭腺があり、この臭腺は袋状になっていて肛門嚢と言われています。

肛門嚢では臭いのある分泌物を作っていて、この肛門嚢に細菌感染が起こって内部に膿がたまると肛門嚢炎を引き起こし、肛門嚢が破裂してしまう原因になります。

猫はこの肛門腺の臭いを周囲につけることで他の猫とのコミュニケーションをとっていて、縄張り誇示やマーキングなどにも活用しています。猫にとっては非常に重要なコミュニケーションツールなのです。

野生の猫ではマーキングや臭い付け、酷くストレスを感じた時に肛門腺を一度に放出し、自分で絞り出しているんです。

猫の肛門腺が爆発する原因

肛門嚢炎は肛門の開口部がつまってしまったり、細菌感染を起こしてしまったりすることで肛門嚢内に炎症が起こり腫れ上がってしまう病気です。

特に、老化などで筋肉が低下してくると肛門嚢を自分で絞る力が弱まり、内部に分泌液が溜まりやすくなってしまいます。

また、若い猫でもストレスのない生活を送っていると、自力で肛門腺を絞り出す機会がなくなり分泌液が溜まってしまいます。

肛門嚢内に溜まった分泌液は乾燥し、濃縮されるようになり、中でさらにつまりやすくなってしまいます。そして限界を超えた時に肛門嚢が破裂し、中から血や膿が出てきてしまうようになります。

肛門腺を爆発させないために

このような症状を出さないためにも、定期的に肛門嚢に溜まった分泌液を絞り出してあげることが大事です。

病院で肛門腺絞りを行ってくれるところもあれば、肛門のすぐ下のところを指で左右から挟むように絞り上げるだけなので簡単に家でも行うことができます。

また普段から猫の様子をよく観察し、肛門腺のあたりを舐めたり、噛んだりしていないかどうか、便がスムーズに出ているのかなどチェックしましょう。

破裂してしまった場合は、すぐに獣医に連れて行き、蓄積した肛門嚢内部の分泌物を手やカテーテルで取り出し、肛門嚢内部の洗浄を行い、抗生物質による投与で治療していきます。

お尻から出血をするので、飼い主によってケガをしたと考える人もいるようですが、放置せず早い段階で獣医師に見せるようにしましょう。

一度、肛門腺が爆発してしまうと2度3度と起きやすくなってしまうので、頻繁に肛門腺絞りを行うようにし、あまりにも繰り返し起こる場合は肛門嚢摘出も考えるようにしましょう。

いつもぐったりして疲れている猫に重病の可能性! 猫の重症筋無力症の症状・原因・治療法

「猫がいつもふらふらと歩いている」「食べるのが極端に遅くなった」「体に力が入らないみたい」…そんな症状が出たら、重症筋無力症の可能性があります。

重症筋無力症は人間の場合だと難病に指定される治療困難な病気ですが、犬や猫にも発症する病気なのです。

病気の存在が知られていない上に他の疾患の症状と間違われることも多く、病気の発見自体が難しい病気です。

今回は猫の重症筋無力症についてご紹介しましょう。

重症筋無力症とはどんな病気なの?

重症筋無力症とは、神経からの信号が筋肉に伝わらず筋肉疲労や脱力が起こる病気のこと。

脳から筋肉への指令は神経を伝わって末端神経まで行き、そこで「アセチルコリン」という物質に変わって筋肉への信号になります。

この信号は通常は筋肉側にある「アセチルコリン受容体」で受け取られ、筋肉に指令となって伝わります。

しかしながら「アセチルコリン受容体」が自己の免疫システムに攻撃されて壊れてしまうと「アセチルコリン」を充分に受け取ることができなくなり、全身の筋肉の動きが鈍くなります。これが重症筋無力症なのです。

重症筋無力症の症状とは?

重症筋無力症にかかると疲れやすくなり、後脚で体を支えられなくなって歩く際も長続きしなくなります。

また食事のスピードが遅くなったり、常に眠そうな表情になるのも特徴です。

症状が進行すると体重が支えられなくなったり、食道が運動機能を失って巨大食道症になり、食べたモノが逆流して気管に入ることで起こる嚥下性肺炎になることもあります。

こうした症状は猫を死に至らしめる場合もありますので、しっかりした治療が必要です。

重症筋無力症の原因とは?

重症筋無力症の原因には遺伝による先天的な発症のケースと免疫疾患による後天的な発症のケースがあります。

猫の場合、胸腺腫を始めとする腫瘍、薬剤によって発症することもあります。

重症筋無力症の診断

猫の過去の病歴と検査を総合的に判断して病気を特定します。検査には血中の抗アセチルコリン受容体抗体の濃度を測る検査や、エドロホニウム投与試験という検査が行われます。

重症筋無力症の猫の中には発症していてもこれらの検査で陰性と判定されるケースもあり、判断が難しいところです。

しかしながら、検査の中には猫に身体的負担がかかる検査もあり、追加で検査をするかどうかは獣医さんとの充分な話し合いが必要でしょう。

猫の重症筋無力症は、腫瘍が原因となっているケースもありますので、レントゲンなどで腫瘍の有無を調べる場合もあります。

重症筋無力症の治療

治療はステロイド剤で免疫システムを抑制すると同時にピリドスチグミンなどの薬剤を使用し、アセチルコリン分解酵素を抑制することで行います。

しかしながら、ステロイド剤には筋肉の働きを弱める副作用がありますので、投与の量や期間については継続的な診察や検査で慎重に判断しながら調整していくことが必要です。

適切な治療を行えばこの病気は寛解しますが、二次的に起こる巨大食道症は治らないことも多く、誤嚥から肺炎を引き起こす危険があります。

食事の際には食べ物を入れる器の位置を高くして逆流を防ぐとともに、食後20分位は横にならないよう抱いていた方が良いでしょう。

病気の存在だけでも知っておきましょう

この病気は症状が表れても他の疾患との違いが見極めにくく、知らないうちに病状が進行する可能性の高い病気です。

発症割合もそんなに多くはないため、ほとんどの飼い主さんは病名すら知らないのではないでしょうか。

多くの猫が罹る病気ではありませんが、猫にもこういった病気があることを頭の片隅にでも覚えておき、似たような症状が出た時には可能性のひとつとして思い出してみてください。

命の危険も!?猫の熱中症の症状・原因・治療法について

梅雨も開け、これから夏本番。そして毎年暑さの記録は更新され、猛暑がすぐそこまで来ていますが、これからの季節は愛猫の熱中症対策が必要です。

特に猫の場合は活発に動き回る生き物、いつどこにどんな危険が潜んでいるかもしれません。今回はそんな猫の熱中症と対策についてご紹介しましょう。

猫の熱中症の症状には一見熱中症と分からない症状も

猫が熱中症になってしまうと、口を開けてハァハァと呼吸をしたり、よだれを口から流したりします。

さらに、目や歯茎などの粘膜が充血してしまい、吐き気や嘔吐、下痢などをして倒れてしまうことがあります。

日中、よく隠れて過ごす猫だとハァハァしている息づかいなどが見えず、下痢や嘔吐だけを見て、熱中症ではなく他の病気を疑ってしまうこともあります。

さらに熱中症が進行してしまうと、失神、筋肉の震えが見られるようになり、意識が混濁し、痙攣発作を起こしてしまうこともあります。

吐血や下血、血尿などの症状も見られるようになり、最悪の場合にはショック症状を起こし、命に関わることもあります。

特に注意すべき猫たち

猫の中でも、普通の猫よりも熱中症にかかりやすい猫たちが居ます。

子猫や老猫は特に体力がなく、体の生理機能が100%で機能していないので体温調整が上手くできず、暑さに非常に弱く熱中症にかかりやすい傾向にあります。

さらに、ペルシャ猫などの鼻の短い短頭種の猫は体の構造上、呼吸がそもそも行いにくく、熱中症にかかりやすい品種と言えます。

さらに、肥満気味の猫は皮下脂肪がついている分、体に夏がこもりやすく心臓への負担も大きくなっています。

極度に太った猫でいえば、首回りについた脂肪が期間を圧迫してしまっていたり、内臓脂肪で胸部が狭くなっていたりして呼吸機能が低下しており、体温調整が難しくなっていることがあります。特にこれらの猫は注意が必要です。

猫だからこそ起こりうる危険

猫の熱中症が起きやすい大きな要因に、猫ならではの危険があります。熱中症は急激に体温が高くなり、正常な体温を保てなくなることで発症する病気です。

猫は本能から暖かいところを好む習慣があり、クーラーの効いた家の中であっても猫だからこそ危険な事故も起こりやすくなっています。

例えば、クーラーの効いた部屋で日向ぼっこをしようと愛猫が暖かい場所を探します。

いくらエアコンが効いていても、直射日光のあたる日向で日向ぼっこを行った場合、光によって急激に温度は温められてしまい、猫にとっては危険です。

さらに、事故などで狭い場所に閉じ込められてしまい、身動きの取れない状況で空間内の温度が上がってしまうのも熱中症になってしまう原因です。

家の中でも猫にとっては危険な箇所はいっぱいです。普段から猫の視線で危険がないかを確認し、対策を行うようにしましょう。

ねこの便秘は重病のサイン?猫の便秘に関する病気の症状・原因・治療法について

猫の便秘は命に関わる病気のサインとなっていることが多いですが、それにもかかわらず見過ごしてしまうことの多い症状と言えるでしょう。その原因として、意識的に排泄の頻度を見ていなければ気付きにくいという点があります。

ここでは猫の便秘が示す病気のサインをご紹介します。

腸閉塞

腸閉塞は様々な病気を併発してしまうリスクの高い病気です。

その原因も様々で、絶対に放置してはならない病気のひとつと言えるでしょう。

猫がお腹の付近を触られるのを嫌がるような素振りを見せたり、便秘に加えて嘔吐するようになった場合には腸閉塞の可能性が高いので獣医師に相談するようにしましょう。

原因

最も多い原因は異物を飲み込んでしまうことです。

異物が腸を塞いでしまっていることが原因なので、異物を取り除いてあげなければ治りません。また腸の中にできた腫瘍が原因であることもあります。

腸閉塞の治療には手術が必要になる場合が多いので、早急に対処しなければなりません。放置している期間が長くなっていると、腸の一部が壊死している可能性もあります。

早めに獣医師の診察を受けましょう。

対処

基本的には猫が異物を飲み込んでしまうことのないように配慮してあげることが最も効果的です。

布の切れ端や糸、紙類などがその代表的なものなので、放置されたままにならないように気を付けてくださいね。

脂肪肝

脂肪肝は下痢や便秘といった排泄関連の症状からサインが示されます。

ただ排泄関連の症状は初期症状として表れるもので、症状が重症化してくると意識に障害や痙攣等の症状が表れることも。便秘は初期症状なので早めの対処が重要です。

原因

脂肪肝という名称から脂肪の多い食事を取ることが原因と考える方が多いと思いますが、実はそれが原因ではありません。

主な原因は栄養バランスの悪い食事や糖尿病等によってホルモンのバランスが崩れていること。早急に対処してあげましょう。

対処

猫用のキャットフードは猫のために作られたものなので栄養のバランスはほぼ完ぺきです。

そこで注意しなければならないのは食事の量です。猫がたくさん食べたがるからといって食事を与えすぎないようにしてください。

栄養の仕組みは、水溶性であれば栄養が超過しても体外に排出されますが、非水溶性のものは排出されません。猫の体重に合わせた食事量を徹底してください。

まとめ

猫の便秘の症状はほとんどが消化器系の病気につながります。

消化器系が正常に機能しなくなってしまうと生命維持を行うことができなくなってしまい、最悪の場合は命に関わります。

早めに気付いてあげられるように注意深く見てあげてくださいね。

愛猫からのSOS?!猫の外耳炎の症状・原因・治療法について

最近、愛猫がやたらと頭を振ったり、耳を家具や柱にこすりつけたり、後ろ足で耳を掻いたりしていませんか。

気のせいと放っておくと愛猫からのSOSを逃してしまうかもしれません。特にこれからの湿気の多い季節、気をつけなくてはいけないのが外耳炎です。

今回はそんな猫の外耳炎についてご説明しましょう。

ただの耳垢かと思ったら大間違い!

愛猫が耳をかゆがっている合図を見せると、飼い主の多くは耳垢が溜まったのかと思ってしまいます。

確かに、外耳炎になると耳垢が溜まったり、臭いを発したりするようになりますが、ただの耳垢だと思って耳掃除だけで済ましてしまうと大変です。耳垢が慢性化してくると、膿が混じり、耳垂れが起きることもあります。

さらに放置しておくと外耳だけでなく、内耳炎になってしまうこともあり、耳血腫と呼ばれる耳たぶが内出血を起こし、耳たぶ内で血がたまってしまうこともあります。

こうなってしまうとなかなか治療を施すのも大変になり、愛猫にも負担がかかってしまいます。ただ耳をかゆがっているだけ、ただ耳垢が溜まっているだけと放置せず、一度獣医師に診せることをおすすめします。

外耳炎になってしまう主な原因

外耳炎になってしまう理由はいくつかあり、特に湿度の高い夏は、さまざまな要因が重なって外耳炎が起こりやすい時期になっています。

外耳炎は耳ダニと言われる、ミミヒゼンダニや耳疥癬の寄生によって起こってしまったり、アトピーやアレルギーなどによっても起こってしまったりします。

また、異物の侵入や耳の中に水が入ってしまい、外耳道内が湿ってしまい、湿気を好む真菌や細菌が感染することで外耳炎が起こることもあります。

特に耳のたれた猫や耳の中に毛が生える品種、耳の穴が狭い品種の猫では湿気が耳の中にたまりやすく菌が繁殖しやすい環境にあり外耳炎になりやすい傾向にあります。

普段から耳の中を掃除したり、乾燥させたりすることを忘れないようにしましょう。

愛猫の外耳炎治療を行うために

外耳炎の治療は、耳を洗浄することが基本となります。耳の中にたまってしまった細菌を洗い出し、清潔にし、乾燥させることが重要です。

また耳ダニが原因の場合は耳ダニ駆除剤を投与し、細菌や真菌が原因の場合は抗生物質なども使用していきます。あまりにも延焼がひどい場合には抗炎症剤を塗布し、晴れが引くのを待つこともあります。

さらに、耳血腫になってしまった場合には耳の中にたまってしまった血を抜くことが必要になります。

注射を使って抜く方法と外科手術を行わなくてはいけない方法とあり、医師の診断によって異なりますが、愛猫に負担がかかってしまいます。

そうならないためにも日ごろから耳に異常がないかをチェックし、愛猫が早い段階で発しているSOSに気づいてあげられるようにしましょう。

猫の嘔吐は病気のサイン?猫の嘔吐がサインとなる病気の症状・原因・対策方法について

猫の病気を示すサインの中で最も多いものが嘔吐。それだけ多くの病気のサインが嘔吐によって出されていることをご存知でしょうか。

猫は毛玉を吐く動物だから多少の嘔吐をしても問題ないと思っていませんか。

実は毛玉を吐くことも病気の一種となり、嘔吐をあまく見て放置した結果、重大な病気を見過ごしているという場合もあります。

ここでは猫の嘔吐がサインとなっている主な病気をご紹介。

毛球症

猫は毛繕いをする際に自身の毛を飲み込んでしまうことがあります。

なるべく毛を飲み込んでしまわないように日々のブラッシングを欠かさずにいることが大切なのですが、それを徹底していても病気になっていると毛玉を吐きます。

毛球症の原因

実は猫が飲み込んだ毛は通常であれば排泄物として体外に排出されます。毛を飲み込んだら口からしか吐けないわけではないので覚えておきましょう。

胃の機能が元来または病気によって低下している猫は毛玉を腸に送ることができず、胃の中に停滞します。

そこで毛が絡まりあい、毛玉のような状態で口から吐きだすのです。毛玉を吐く頻度が高いときは獣医師に相談しましょう。

毛球症の対策

基本的には毛玉を除去する薬で改善できます。あまり難しい治療を必要としないので心配しないでください。

ただし、胃の炎症や便秘症状を併発している場合には他の治療法を併用していく可能性もあります。

消化器系の機能は体の基礎的なものなので早急に治してあげましょう。

また毛玉を排泄によって除去することを促すキャットフードもあるので、日常の習慣を変えて体質を改善させてあげてくださいね。

肝炎

人間同様、肝炎の初期症状はほとんどなく、見過ごしてしまうことの多い病気です。重症化してきた頃に嘔吐や下痢などの症状が表れ始めるので、早急に対処することが重要です。

嘔吐や下痢が症状として表れる病気は非常に多いので、これらの症状が表れ始めたら獣医師の診察を受けさせてあげましょう。

肝炎の原因

肝炎は寄生虫や細菌、ウイルス等の中毒症状が原因となっています。

肝炎は肝硬変等の命に関わる病気に発展するリスクがあるので、早急に対処する必要性があります。重症化する前に対処してあげてくださいね。

肝炎の対策

猫は目を離したすきに何を口にしていてもおかしくない動物です。

猫にとって有害なものを口にしてからでは遅いので、猫が行動するお部屋の整理整頓をきちんと行い、キャットフード等の猫用の食品以外は食べないような配慮をしましょう。

まとめ

猫の嘔吐が病気のサインになっていることが多いので、猫が頻繁に嘔吐していたら獣医師の診察を受けさせてあげてください。

診察によって病気を特定し、然るべき治療を行ってもらうことが何より大切です。特に7歳以降の猫はいつどのような病気の症状が表れてもおかしくありません。

早めの対処を行うことを意識しましょう。

いざという時に愛犬、愛猫を救う!ペットのための心肺蘇生術の手順・方法について

交通事故、熱中症、感電、溺れなどであなたのペットの呼吸や心臓が停止状態になったとき、役に立つかもしれないのが心肺蘇生術です。

こうした術式は必要な事態が起きてから慌てて本を開いても役に立ちません。ペットが健康な時に練習して自分のものにしておく必要があるのです。

今回はペットのための心肺蘇生術についてご紹介しましょう。

心肺蘇生術とはどんな処置なの?

心肺蘇生術とは呼吸や心臓が止まってしまった場合に行う救急措置で、呼吸や脈拍の確認、気道確保、マウスツーマウスの人工呼吸、心臓マッサージなどからなる救命方法です。

まず心肺蘇生術がどのようなプロセスで行われるのかをご紹介しましょう。

まず、呼吸や脈拍の有無を確認

ペットに心肺蘇生術の必要があるかどうかを確認しましょう。まずペットの右側を下にして床に寝かせます。

脈拍は心臓、太ももの内側、前後脚の親指あたりを指先で触ることで確認できます。呼吸は口元に手や耳を近づけて呼吸音を確認するか、胸に手を当てるかして確認します。

ペットの場合、被毛があって心拍や脈拍が非常に分かりにくい場合があります。特に小型のペットの場合には健康時でも呼吸や心拍が小さくてキャッチしにくいと言われています。

飼い主さんはペットが平常な時に自分のペットの心拍や脈拍をチェックする練習を行い、いざという時に落ち着いて測れるようにしておきましょう。

気道を確保する

呼吸が止まっている場合に多いのは舌が後方に固まってしまって気道を塞いでいるケースです。ペットの舌を引っ張るようにして気道に空気が入りやすくしましょう。

人工呼吸を始める

猫の背中側に座り、片手で猫の下あごをつかんで猫の鼻と口の部分がすっぽり口入るようにくわえ込み、息を吹き込みます。風船を膨らませるようなイメージで息を吹き込むと上手くできます。

心臓マッサージを行う

猫が右半身を下にして横たわっていることを確認します。猫の左前脚を胸の部分に当て、肘が当たったところが心臓のある場所です。

場所を確認したら両手を合わせて心臓部分に置き、腕を伸ばして真上から10秒15回の速度で押していきます。猫の場合は胸が2センチ~3センチ沈むぐらいの強さで行います。

圧迫する時の力は13キロ以下と言われていますが、数字ではなかなか理解しづらいでしょう。平常時にキッチンスケールなどを押してみて圧迫の強さを実験してみると良いでしょう。

人工呼吸と心臓マッサージをセットにして繰り返す

一度で蘇生できない場合は人工呼吸と心臓マッサージをセットにして繰り返します。

人工呼吸1回につき、心臓マッサージ15回をワンセットにして15分~20分繰り返します。途中で呼吸と脈拍をチェックしながら行うことも大切です。

慌てないように事前に練習を

心肺蘇生術は危機に陥った時にいきなりできるものではありません。普段から練習することが大切です。

もちろん息や脈のある猫に対して心肺蘇生術の練習はできませんので、ぬいぐるみなどを使って練習してみましょう。

特に心臓マッサージの強さは事前に練習して覚えておくと良いでしょう。飼い主さんの心構えがいざという時、猫を救うことになるのです。

なぜ猫は腎不全になりやすい?わかりやすくまとめた3つの理由

猫にとって怖い病気のひとつ、腎不全。

猫は他の動物に比べると腎臓が弱りやすく、そのため腎臓の病気にかかりやすいと言われています。ペットの保険を扱う企業の調査でも、ペット保険における猫の保険請求理由は腎不全が圧倒的に多いのです。

今回は、猫が腎不全を始めとする腎臓の病気になりやすい理由をわかりやすく解説します。

猫が腎不全になりやすい理由1:ネフロンの数が少ない!

ネフロンとは腎臓の機能単位のことで、糸球体や尿細管などを含む筒状の構造をしているものです。

ネフロンは血液をろ過してオシッコを作るという大切な役割を持っているのですが、猫のネフロン数は約40万個です。犬が80万個、ヒトは200万個あることに比べるとかなり少ないですよね。

ネフロンは一度壊れてしまうと再生できないせいもあり、もともとネフロンの数の少ない猫は腎機能が低下しやすいのです。

猫が腎不全になりやすい理由2:オシッコが凝縮されてしまう!

腎臓には一度作ったオシッコをもう一度血液中に戻す働きがあり、再吸収、凝縮と呼ばれています。

猫はアフリカリビアの砂漠地帯が原産地。水の少ない環境で生き抜くためにオシッコを強力に凝縮し、あまり水を飲まなくても生きていける体になっています。

そのため渇きに鈍感で、自分からあまり水を飲まないため、ますます凝縮されたオシッコが作られてしまうのです。

生きるために身につけた大切な機能ですが、オシッコを強力に凝縮することで腎臓に負担をかけてしまうことになるのです。

猫が腎不全になりやすい理由3:肉食動物だから!

タンパク質は体を維持するために欠かせない大切な栄養素ですが、代謝の過程において腎臓で処理する必要のある老廃物を作り出してしまいます。

猫は肉食動物なので、他の動物に比べてタンパク質をより多く必要とする生き物です。タンパク質を多く摂取することで老廃物もたくさん作られてしまい、腎臓への負担がそれだけ大きくなってしまうのです。

最後に

猫が腎不全になりやすい理由がわかっていただけたと思いますが、どれも猫の体の仕組みに由来するもので予防することが難しいものばかりです。

例えば腎臓への負担が大きいからといって、タンパク質をむやみに制限してしまえば必要な栄養素を十分に摂取することができなくなってしまいます。

少しでも腎臓への負担を減らすためには、良質で栄養バランスの良い食事と十分な水分摂取が何よりも大切です。

大切な家族である猫、元気で長生きしてもらうためにも食生活には十分気をつけてあげてくださいね。

猫がコードをかじって感電!?猫が感電した場合の応急処置と予防方法

家の中で使う家電の数が増えたことに比例して、多くの家庭では電気コードの本数も増えてきています。もしかしたらあなたの家のコンセントもたこ足配線になっているのではないでしょうか?

この状況、火事も心配ですが、ペットがコンセントや電気コードで感電する事故の危険性もはらんでいます。

アニコム損害保険のアンケートによれば、ペットの事故の多くはリビングルームで起きているのだそうです。

今回はペットの感電事故とその対策についてご紹介しましょう。

猫が感電しているかどうか判断するには?

まず猫が感電したのかどうかの判断が必要でしょう。倒れた猫の近くにコンセントや電源コードがないかチェックしましょう。

チェックする際、猫がコードにまだ接触しているようなら直接触れるのは避けましょう。

また、口元や脚など感電元に触れた可能性のある場所にヤケドがないかどうかチェックしてみるのも大切です。場合によっては口から泡を吹いている場合もあるかもしれません。

猫を助ける前に安全確保

猫を助ける前に飼い主さんの安全を確保するのを忘れてはいけません。感電元に接触したままの状態の猫に触ると飼い主さんも感電する可能性があります。

皿洗いなどに使用するゴム手袋があれば手にはめた上で、コンセントからコードを抜きます。

コンセントに直接爪が引っかかっているような場合は、まずブレーカーを落として家の中の電源をシャットアウトしましょう。

手が濡れている場合は必ず水を拭き取ってから作業してください。

感電した猫への応急処置

応急処置の方法は猫の症状によって変わります。

ぐったりしているようなら、まず安全な場所に移動させて意識があるかどうか確認しましょう。

意識がある場合は身体をチェックし、眼に見える場所にヤケドがあるようならその部分を水やウェットタオルで冷やしましょう。

意識がない場合は心拍をチェックしましょう。もし飼い主さんに心肺蘇生術の心得があれば施術してみます。経験がない場合は心肺蘇生術に時間を掛けるより病院に運んだ方が良い場合もあります。

いずれにせよ一刻も早く病院に連れて行きましょう。意識がない場合は獣医さんに予め連絡を入れ状況を伝えた上で救急扱いしてもらえるよう依頼しておきましょう。

感電した猫の予後

感電の場合、外側からは見えなくても通電した部分がヤケドを負っている可能性があります。獣医さんでヤケドを良く診てもらうのは言うまでもありませんが、同時に何日かは猫の様子を詳細にチェックすることが大切です。

感電した猫の場合、数日後に肺に水が溜まる肺水腫になる可能性があります。またコードを口にくわえて感電した場合には脳や神経に異常が出る可能性もあるのです。

少なくとも1週間は猫をなるべく安静にし、飼い主さんも可能な限りそばに居てあげるようにしましょう。

感電を予防する方法

不幸な事故を防ぐにはやはり事前の安全対策が大切でしょう。人間の赤ちゃん用に売られているコンセントカバーをコンセントに付けましょう。

また電源コードにはカバーをしたり、市販のケーブルオーガナイザーやケーブルカバーを使って整理しておくと良いでしょう。

床がカーペットであれば同じ色のカーペットを細長く切って両面テープでコードの上に貼っておくと安全です。

感電は飼い主さんの心掛けで防げます

健康な猫なら感電しても死ぬことは少ないと言われていますが、通電した場所や通電時間によっては命を落とすこともあります。

子猫や高齢猫の場合はなおのこと、死に至るリスクが高いと言えるでしょう。事故は起きてからでは遅すぎます。可愛い猫を不慮の事故で死なせることのないよう充分な安全確保が望まれます。

猫のくしゃみは軽微なものから命に関わるものまで?猫のくしゃみに関する病気の症状・原因・治療法

くしゃみしている猫を見て、どう思いますか。

人間のように誰かが噂をしていると思うことはないと思いますが、埃をすいこんだり、鼻がムズムズしていたりといった軽い症状として見ているのではないのでしょうか。

しかし猫のくしゃみは呼吸器系のほとんどの病気の症状として表れ、最悪の場合は命に関わります。くしゃみくらいは問題ないと思わずに対処してあげましょう。

ここではくしゃみのサインでわかる猫の病気をご紹介します。

肺炎

人間でも死亡原因の上位に入るほどの病気ですが、猫にとっても同様に危険な病気となります。

しかし治療はそれほど危険のともなうものではなく、大事なことは早めに獣医師の診察を受けさせてあげることです。重症化する前に病院に連れて行ってあげましょう。

原因

肺炎の原因は細菌やウイルスに感染していることがほとんどです。他には気管支炎から発展して肺炎に至ることもあるので注意してください。

猫のくしゃみを侮らずに早めに病院に連れて行ってあげれば問題なく発見できるので、早急に対処してあげましょう。

対処

基本的には人間の治療と同様です。

点滴や抗生物質の投与で細菌やウイルスを叩き、肺炎の原因となっているものを直接攻撃して治療を行います。

正しい治療を行えば問題なく治すことができるので、早めに病院に連れて行きましょう。

副鼻腔炎

副鼻腔炎は鼻炎が発展し、炎症を起こしてしまっている状態を指します。

くしゃみの症状だけではなく鼻水が大量に出て、さらに血が混じっていることがあるので発見は難しくないでしょう。

痛みを伴うこともあるので、猫が痛がるような素振りを見せていたらすぐに病院に連れて行ってあげてください。

原因

基本的には細菌、ウイルスに感染していることが原因です。

肺炎等の病気と同じ原因となっており、病気の予防が難しい病気と言えるでしょう。そのため病気にかかった際に早急に治療をしてあげることが重要になります。

対処

副鼻腔炎や鼻炎はワクチンの投与によって防ぐことが可能です。健康な状態のときに予防接種をさせてあげることを検討してみてください。

ただ病気を怖れるあまりに頻繁に多数の予防ワクチンを投与してしまうと健康を害する恐れがあるので注意してくださいね。

まとめ

猫のくしゃみは呼吸器系の病気のほとんどに症状として表れるものなので、様々な病気の可能性を秘めています。

早急に獣医師の診察を受けさせてあげることが何よりの対処策となるので、病気のサインを見逃さないように心がけましょう。

猫ヘルペスウイルス感染症の症状、原因と治療方法について

野良猫の中に鼻水と目やにで顔がくしゃくしゃになっている猫を見かけることがありませんか?

いかにも可哀そうな風貌ですが、その猫は猫ヘルペスウイルスに感染している可能性があります。

猫ヘルペスウイルス感染症は感染力の強い病気ですので、もし飼い猫に鼻水や目やにが見られたら、すぐに病院に連れて行く必要があります。

今回は猫ヘルペスウイルスとそれによって引き起こされる感染症についてご紹介します。

猫ヘルペスウイルス感染症とはどんな病気?

猫ヘルペスウイルス感染症は猫ヘルペスウイルスというウイルスが原因で起こる疾患で、鼻炎や結膜炎、気管支炎などを発症するため「猫ウイルス性鼻気管炎」とも呼ばれています。

ウイルスに感染すると2日~10日の潜伏期間を経て発熱、食欲不振、鼻水、結膜炎、口内炎、流涎、咳などが起こります。

悪化すると肺炎やウイルス血症になって流産、失明など深刻な症状を引き起こし、死に至る場合もある怖い病気です。

猫ヘルペスウイルスの感染ルートは?

猫ヘルペスウイルスはウイルスに感染した猫との接触によりうつります。

感染した猫の涎、鼻水、くしゃみなどに触れたり、猫同士のグルーミングや食器の共有などによっても感染します。

また、感染した猫に触れた人間が媒介してウイルスをうつすこともありますので、家に猫がいる場合に外猫を気軽に触るのはリスクを伴うことを理解しておきましょう。

猫ヘルペスウイルス感染症の治療方法は?

猫ヘルペスウイルスを撃退する特効薬はありませんので、治療する場合は対症療法になります。

治療は猫ヘルペスウイルス感染症で発症する口内炎、咳、結膜炎、気管支炎などを防ぐために抗生物質を投与することが多いようです。

猫ヘルペスウイルス感染症は猫自らの力で自然治癒するのを待つ以外にありませんが、治癒力を高めるために充分な栄養を摂らせ温かくした上で安静にすることが大切です。

場合によっては免疫力を高めるためにインターフェロンを投与することもあります。

猫ヘルペスウイルス感染症を防ぐ方法はあるの?

猫ヘルペスウイルス感染症は「三種混合ワクチン」で防ぐことが可能ですが、猫ヘルペスウイルスには種類がいくつかあるため100%感染を防ぐことはできません。

ただし、ワクチンをしておけば感染しても比較的症状が軽いと言われています。

ワクチンは生後9週目と12週目に2回行い、1年後に追加で接種することが多いようです。

室内飼いの猫の場合に限っては2年目以降は3年毎の摂取で良いと言われています。

猫ヘルペスウイルス感染症は飼い主さんの管理で防げます

猫ヘルペスウイルス感染症は癌や心臓病と違って、予防接種や室内飼いの徹底で防ぐことができる病気です。

猫好きな人は外でも猫に触りたくなることが多いと思いますが、自宅に猫がいる場合は自宅の猫に触る前に手を洗う、着ている洋服を脱いで洗うなどの気遣いが猫を病気から救えることを覚えておきましょう。

ストレスが原因?猫の膀胱炎の種類・症状・原因・予防法について

飼い主さんは猫のおしっこの回数や色を普段チェックしていますか?

実は、猫はストレスが原因となって膀胱炎を引き起こしてしまうことがあります。

とても繊細だからこそ起こりやすい猫の膀胱炎、症状が進行し、猫がぐったりとしている場合はとても危険です。

今回は猫の膀胱炎の症状と、普段の生活において注意すべきポイントをご紹介します。

猫の膀胱炎の種類

猫は環境の変化などにとても敏感な動物ですが、ストレスが原因で膀胱炎になってしまうことがあります。

膀胱炎は、腎臓から送られてきた尿をためる器官である膀胱に炎症が起きてしまうことを言います。

細菌感染による膀胱炎を「細菌性膀胱炎」と呼びますが、ストレスなど様々な要因や体の器官や神経系など幅広い原因のもとに膀胱炎になってしまうことを「特発性膀胱炎」と呼び、猫はこの特発性膀胱炎が多いと言われています。

膀胱炎は、一度治っても再発を繰り返してしまうこともあり、注意が必要です。

普段からトイレをチェックして、猫のおしっこの回数が増えたり、逆におしっこが出ていないと気づいた時には、動物病院を受診するようにしましょう。

特発性膀胱炎の際の猫の症状

猫の特発性膀胱炎の原因は、様々なことが考えられます。

肥満であったり、普段からお水をあまり飲まない猫の場合、危険であるとも言われています。

また、引越しや長時間の留守番、新しい家族が増えた時など、猫にとってあらゆるストレスが原因になってしまうこともあります。

  • おしっこをする時に痛がるような様子がある
  • 姿勢を取っているのになかなかおしっこが出ない
  • 今までトイレのしつけがしっかりできていたのに粗相をしてしまった
  • おしっこは出たけれど血尿や回数が多くなった時

など、猫のおしっこの様子に変化があった時は、特発性膀胱炎を疑って獣医師に相談してみるとよいでしょう。

動物病院では、抗生物質の投薬や他にも関連している病気がないかなどを調べて治療をしていきます。

膀胱炎にならない為に気をつけたいこと

猫の膀胱炎対策として、しっかり水分を取ることはとても大切になります。

そのためにも、ドライフードからウェットフードに切り替えて、水分を積極的に取れるようにしてみてもよいでしょう。

普段から、新鮮なお水を猫のよくいる場所、数箇所に置いておくことも大切です。

猫のストレスにとって、実は大きな影響を及ぼしているのが、トイレの汚れです。安心して排泄できる場所にトイレを設置し、おしっこやうんちは毎日取り除くようにしましょう。

特に多頭飼いをしている場合は、トイレの数も多めに置くようにしましょう。

飼い主さんと猫のコミュニケーションもとても大切です。

猫と遊ぶ時間を作るようにする、ブラッシングをこまめに行うなど、猫にとって運動することやストレス発散がとても大切であることを忘れないようにしましょう。

普段のトイレチェックを忘れずに

猫のトイレを毎日チェックする中で、異常に気づいた際は早めに動物病院を受診するようにしましょう。膀胱炎によって、体がぐったりしている時はすぐに治療が必要です。

猫は自由きままと言われますが、実は、とても繊細で様々なストレスの影響を受けやすい動物でもあります。

それが原因となり、ひどい膀胱炎にならないためにも、日頃から猫のストレス解消にも気を配ってあげたいものですね。

猫がかかりやすい病気のまとめ。その病気の予防法もご紹介

現代では多くの家庭で、猫や犬、鳥などのペットを飼っていて、ペットのいる環境は当たり前のものとなってきました。

そんな中でも犬や猫を飼っている家庭はとても多く、一家に1匹だけでなく2匹や3匹以上同時に飼っている方も少なくはありません。

このように、猫や犬と同じ部屋で共同生活をする事が当たり前の社会では、良い事もありますが、気をつけなければならない事も沢山あるのです。

たとえば、猫や犬の「病気」ですね。猫や犬は言葉を話す事ができないので、体調が悪くても私たち人間に伝える事ができません。

そのまま気がつかずに放置してしまっても、大好きな自分の猫が死に至ってしまうことがありますし、同時に病院へかかるための治療費も負担がかかってしまいます。

そんな状態になる前に、症状に気がついてあげることが大事ですよね。今回は、猫がかかりやすい病気のまとめと、その病気の予防法をご紹介します!

猫のかかりやすい病気まとめ

1)皮膚病

皮膚病は、多くの猫がかかりやすい病気です。

猫は室内で飼っていたとしても、外と室内を自由に出入りできる場合、他の猫との接触や外の虫やゴミなどの影響により皮膚病を起こす事があります。

室内にいても、室内に存在するノミやダニのアレルギーにかかったりします。

予防法としては、外から帰ってきた猫のブラッシングを入念にしたり頻繁に部屋を掃除して清潔に保つ事が大事です。

猫は、自分でも舌を使って身体の掃除をしますが飼い主である私たちも気をつけてケアをしてあげて下さい。

もし皮膚病にかかったら、放置せずになるべく早いうちに病院へ連れて行きましょう。

2)耳の病気

耳の病気でかかりやすいのは、外耳炎や中耳炎です。

外耳炎は皮膚病と似ていて皮脂腺などに炎症が起きる事です。外耳の発赤、耳あかが出るのが特徴です。

原因は耳に寄生するダニによって起こるのが一般的ですが、細菌感染やカビ、真菌の寄生、アレルギー、腫瘍、異物、外傷からも起きます。

症状は、耳の中が臭くなったり、頭を振るようになったり、耳をかく行為をします。膿みや茶色の分泌液が出る事もあります。

外耳炎は外からでも分かる事なので、飼い主さんは定期的に猫の耳の状態をチェックして異常が無いかを確認しましょう。

予防法は、定期的なチェックです。少しでも耳に違和感があればすぐに病院で診察を受けて下さい。早期発見した方が長引かずに済むでしょう。

中耳炎は耳の奥、鼓膜の内側に炎症が起きる事です。運動失調を伴います。原因は細菌の感染やアレルギーが一般的で、外耳炎が進行して中耳炎になる事や鼻の病気と重なる場合などです。

症状は、痛みが強く出るので身体のバランスが取りにくくなりちゃんと歩けなかったり歩いていてもつまずいたり、壁にぶつかったりします。

見過ごすと危険!猫の巨大食道症の症状・原因・治療法

最近、愛猫が急に痩せてきたり、ご飯を食べてもすぐに吐いたり、風邪っぽい症状を発症していたりなんてことはありませんか?

また同年代の猫に比べて成長が遅れていたり、疲れやすかったりしませんか?もしこれらの症状が現れているようであれば、巨大食道症の可能性があるので注意が必要です。

猫の巨大食道症ってどういった病気?

巨大食道症とは、食べたものを胃に送るための食道の筋肉の働きが低下してしまい、食べたものや液体を胃に運ぶことができなくなってしまう病気です。

食べたものが拡張した食道内に溜まってしまい、何かの拍子に消化されていないものがそのまま吐き出されてしまうことがよくあります。エサが胃まで運ばれないので栄養の吸収ができなくなり、痩せていったり、子猫であれば成長しなくなったりすることもあります。

症状が悪化してくると未消化のものだけでなく、なんとか胃に送りこんだ食べ物さえ吐き出してしまうことがあります。

吐き戻す時に食べ物や液体が肺や気管に入ってしまうこともあり、気管支炎や誤嚥性肺炎を起こすこともあります。

巨大食道症になってしまう原因

巨大食堂症の原因には先天性のものと後天性のものと2種類あります。

先天性巨大食道症は生まれつき食道自体に障害があるため発症してしまう病気で、なぜ食道に障害が起きるのかは解明されていません。

また、食道自体には障害がない場合でも、食道周辺の血管に生まれつき問題があるために起こる場合もあります。

この場合は血管が食道を締め付けてしまうために、締め付けられているポイントより手前で食道が拡張してしまい、発症することが分かっています。

後天性の巨大食道症は原因不明の突発性のものと、食道内の異物や慢性的な嘔吐によって食道炎を起こした場合や食道内の一部が圧迫された場合などに起こるものがあるとされています。

有効的な予防方法とは

巨大食道症には現在のところ有効とされる治療方法はなく、症状の重い場合には人間同様、胃ろうチューブなどを使って直接胃に食事を送り込むなどの方法を行わなくてはなりません。

まれに先天性巨大食道症で血管が原因の場合は外科手術によって改善されることもありますが、ほとんどの場合でこの巨大食道症を治す術はなく、いかに愛猫に栄養を取らせてあげるかが重要になります。

症状を悪化させないためにも、予防の意味でも普段から健康管理を行い、適切な飼育を心がけ首回りを圧迫しないようにすることも大事です。

またストレスを与えないようにし、ストレスが発散できる環境を整えてあげることも重要です。

あまり頭が低く下がるような位置での食事の提供も注意し、些細なサインも見逃さないように心がけましょう。

猫が下痢をしているのは、なぜ? 病気でないのに起こる猫の下痢について

猫は病気に罹っていなくてもさまざまな原因で軟便や下痢になります。

症状の軽い軟便の場合は砂に紛れて分かりにくいこともあり、知らないうちに症状を悪化させて本当に病気になってしまう場合があります。

今回は病気でないのに猫の便が軟らかい場合に考えられる原因のあれこれについて、広くご紹介します。

思い当たる節があるようなら原因を取り除いてあげてみてください。

病気ではないけれど下痢になってしまった場合の原因は?

病気ではありませんので原因となっている要因が取り除かれれば元に戻る可能性が高いと言えますが、そのままにすると本当に腸の病気になってしまうことがありますので早めに原因を突き止めましょう。

新しいフードに対応できない

猫は新しいフードになかなか適応できないと言われています。敏感な猫の場合、それまで食べたことのないフードに対応できず下痢になってしまうこともあります。

もし、下痢になる前に新しいフードを食べさせていたら新しいフードが原因かもしれません。そのフードを止めて便の状態が正常に戻るかどうかチェックしてみましょう。

次に下痢の原因かもしれないフードをあげる時には、従来のフードに少し混ぜる程度にして様子を見ます。

再び下痢になるようなら念のためそのフードを食べさせるのは止めましょう。

フードの中の成分に猫がアレルギーをもっている場合がありますので、フードの成分をメモしておくと良いでしょう。

食べてはいけないものを食べた

食べてはいけないものを食べてしまった場合に下痢になることもあります。

牛乳を飲むと猫は下痢をすることがありますし、たまねぎ、チョコレート、イカ、タコ、ぶどう、ゆりなどは毒性のある食べ物なので口にするとお腹を下すこともあります。

また、漂白剤や殺虫剤等を口に入れてしまうと嘔吐と同時に下痢をすることもあります。

家の中で猫が危険なものを口にしていないかどうかチェックしましょう。食べた気配があったら食べたものの内容によっては病院に連れて行きましょう。

ストレス

猫はストレスで下痢になることもあります。生活環境に変化はありませんでしたか?引越しや新しい家族、ペットの誕生は猫にとってストレスになる可能性があります。

下痢になる直前に起きた出来事を思い出して何かしらの変化が思い当たるようなら、それが下痢の原因の可能性もあります。

薬の影響

薬の中には副作用で下痢になる可能性のあるものも含まれています。猫の薬を処方してもらう時には可能な限り薬の名前を聞いておきましょう。

薬の副作用はインターネットで簡単に調べることができますので、処方されている薬に下痢の可能性があるようなら獣医さんに相談してみましょう。

猫の下痢の原因は徹底的に究明して

猫の下痢はさまざまな病気から発症します。

猫が下痢になってしまったら、まず病院に連れて行き、下痢の原因が深刻な病気でないかどうか診察してもらいましょう。

病気ではないのに下痢が続く場合は、ご紹介したような要因を疑いひとつひとつ検証して行きましょう。

下痢が続くと病気でなくても脱水を起こすこともあり、深刻な症状になることもありますので放置しないことが大切です。