猫の病気

猫の鳴き声が変!鳴き方で疑う病気のサイン

突然の愛猫の変な鳴き声に、ついつい笑ってしまった経験はありませんか?変な鳴き声は数日経っても直らなくて「おかしいな?まさかどこか悪いの?」と、後になってから愛猫の異変に気づくことも少なくありません。

猫の鳴き声には、いくつか種類があって、中には病気の疑いがある鳴き声も存在します。声がかすれていたり、いつもより大きな声で鳴いたりと様々です。猫がどんな鳴き方をしたときに病気の疑いがあるのかをご紹介します。

猫の鳴き声が変な時に疑う病気とは?

猫の鳴き声が変な時に気をつけたいことは、大声で鳴き続けたり、声がかすれていたり、口を開けて鳴いているようだけど、声が出ていない時です。どんな病気の可能性があるのか、一つずつ見ていきましょう。

大声で鳴き続ける

猫が「ギャアァーーー」と大きな声で鳴き続けるのは、身体のどこかに激しい痛みを感じていることが考えられます。例えば、排泄中に痛がって鳴いているなら、尿路結石や消化器官系のトラブルが考えられます。また、猫の足を触ったときに鳴けば、足にケガがあったり病気である可能性があります。また、昼夜問わず大声で鳴く場合は、発情期や老化による認知症の可能性もあります。

声のかすれや声が出ない

猫の鳴き声がかすれたり、声が出ていない場合は、“咽頭炎“の可能性があります。咽頭粘膜が炎症を起こして、腫れや痛みを伴うことで声が出にくくなります。また、「猫風邪」と呼ばれるウイルス性の感染症(伝染性鼻気管炎、カリシウイルス感染症など)である可能性もあります。他の症状として、鼻水やくしゃみ、目やにが出るなどがあります。

猫の鳴き声がうるさいときの対処法は?

猫の変な鳴き声が病気による原因であれば、治療によって改善していきます。ただ、発情期や認知症によって引き起こされる大きな鳴き声は騒音にも近く、ご近所さんに迷惑がかかるため、悩む飼い主さんも少なくありません。

飼い主さんにとってもストレスですし、そんな飼い主さんの様子を敏感に察知した猫にもストレスがかかってしまいます。そこで、猫の鳴き声がうるさいときの対処法をご紹介します。

避妊・去勢手術を受けさせる

発情期による鳴き声は、避妊・去勢手術で改善することができます。一般的に生後6~8ヶ月が適していると言われています。

無理のない範囲で運動や興味を引くものを活用する

優しく声をかけ、猫の興味を引くおもちゃなどを活用して遊んだり、室内運動をさせることで一時的に症状を緩和させます。

防音効果のあるものを活用する

防音のための工事など大掛かりな対策を取らなくても、防音対策は可能です。防音のカーペットやカーテン、シート、ケージを上手く活用してストレスのない生活を取り戻しましょう。

いかがでしたか?愛猫の鳴き声が少しでも変だと感じたら、動物病院で受診しましょう。猫はとても警戒心が強く、我慢強い動物です。痛みや身体の異変があっても、身を守るために我慢してこらえようとします。そのため、飼い主さんが気づいた時には手遅れだったというケースも少なくありません。愛猫の健康のためにも、普段から病気のサインがないか観察するようにしましょう。また、猫にとってもストレスは病気の大敵です。猫にストレスを感じさせないための環境作りを心がけるようにしましょう。

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おしっこの様子が変? 気を付けたい猫下部尿路疾患(FLUTD)

トイレに入るとじっとうずくまっている。トイレに行く回数が多くなった。おしっこの色がピンクや赤。食欲がなく、なんだか元気もない。この中に一つでも思い当たることがあったら、すぐに獣医さんに行きましょう。これらは「猫下部尿路疾患」に見られる症状です。
「猫下部尿路疾患」は比較的よく見られる猫の病気で、放っておくと命に関わることもあります。ここでは、「猫下部尿路疾患」がどんな病気なのか、そして病気の原因は何なのか簡単にお話します。

猫下部尿路疾患ってどんな病気?

猫下部尿路疾患は、膀胱から尿路にかけての「下部尿路」と呼ばれる場所で起きる猫の病気で、猫下部尿路疾患になると様々な症状が出てきます。猫下部尿路疾患は、原因不明の膀胱炎や、好ましくない食事による尿結晶や尿石が見られます。

猫下部尿路疾患を放っておくと、尿道が詰まってしまっておしっこができなくなり、尿毒症になってしまうこともあるので、「おしっこの様子が変かも……」と思ったら、できるだけ早く獣医さんに診てもらいましょう。特に運動量が制限される完全室内飼いの猫は、飲む水の量が少なくなりがちです。

すると、おしっこが少なくなり、猫下部尿路疾患になりやすくなります。また、マグネシウムやリン、カルシウムが多く含まれる食事が尿結晶や尿石を作る原因になることもあるので、毎日の食事の成分も気にかけてあげましょう。

猫下部尿路疾患の予防と治療

猫下部尿路疾患になったら、まずは獣医さんに診てもらうことが大切です。そして、必要に応じて療法食(獣医さんおすすめのスペシャルフード)が処方されるので、それを与えるようにしましょう。

療法食は尿のpHを調整したり、尿石や尿結晶ができにくい原料で作られていたりします。最初のうちは猫もなかなか口を付けないかもしれませんが、少しずつ何回かに分けて味に慣れてもらいましょう。また、猫下部尿路結石の予防も大切です。新鮮な水を十分に与え、適度に運動させましょう。

トイレは清潔に保っておくことが重要です。猫はキレイ好きなので、汚いトイレには入りたがりません。おしっこを我慢することが続くと猫下部尿路疾患を発症しやすくなるので、トイレはいつもキレイにして、いつでも用を足せるようにしておきましょう。

なお、体重オーバーのぽっちゃり猫は猫下部尿路疾患になりやすいと言われているので、ぽっちゃり猫さんはダイエットすることも予防に効果的です。

猫下部尿路疾患は、猫がなりやすい病気の一つです。なんだか様子がおかしいなと思ったら、早めに獣医さんに相談して、早期発見・早期治療に努めましょう。

特に猫は、昔は砂漠で暮らしていた動物なので、他の動物に比べて尿路疾患になりやすい動物です。猫の様子を毎日チェックすると同時に、トイレのチェックも行って、異変をいち早く見つけましょう。そして、毎日の生活の中で予防に努め、いつまでも元気で健康に過ごしてもらいましょう。

猫の胃潰瘍〜原因・症状と対策

猫の胃潰瘍とは胃の粘膜が傷ついた状態になっていることを指します。胃の中の粘膜に傷がついて胃潰瘍を発症していると吐血することもあります。ただ胃潰瘍になっていても症状が出ないということは少なくないので胃潰瘍を引き起こしていることに気付けないということもあります。ある日突然症状が出るということもあるので注意してください。猫の胃潰瘍の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫の胃潰瘍の原因

猫の胃潰瘍の原因は多岐に渡っているので、以下で詳しくお伝えしていきます。

基礎疾患が原因の場合

猫の胃潰瘍を引き起こす基礎疾患の代表的なものは胃炎や慢性腎不全、肝臓や脾臓の疾患、アジソン病などです。胃の病気ではない基礎疾患が胃潰瘍を引き起こすこともあります。

薬剤が原因の場合

グルココルチコイドや非ステロイド抗炎症薬などの薬剤が原因で胃潰瘍を発症することがあります。

寄生虫が原因の場合

回虫や胃虫などの寄生虫が原因で胃炎を引き起こし、それが結果的に胃潰瘍の原因となることがあります。

身体的ストレスが原因の場合

胃潰瘍は精神的なストレスが原因で発症するというイメージがありますが、猫の場合は身体的なストレスによって胃潰瘍を発症します。具体的には低血圧や熱中症、敗血症、やけどなどです。

猫の胃潰瘍の症状

猫の胃潰瘍が引き起こす主な症状は嘔吐や血便、腹痛、吐血などです。胃潰瘍の症状として表れる吐血は鮮血ではなく黒く濁った血を吐くので、そのような吐血の症状が見られたときには胃潰瘍の可能性が高まります。ただ胃潰瘍を引き起こしていても症状が出ないということは少なくないので、胃潰瘍の症状が出ていないからといって安心はできません。また胃潰瘍の症状が出たときには症状が進行してしまっているということがあります。早急に動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせてあげてください。

猫の胃潰瘍の対策

猫の胃潰瘍の対策は原因を取り除く形で行うようにすると効果的です。特に寄生虫症や薬剤、身体的なストレスに関しては未然に防ぐことが可能なので意識的に予防するように心掛けましょう。ただ基礎疾患が原因となる胃潰瘍に関しては対策を取ることが難しいです。猫の身体に不調のサインが出ているときは獣医さんに適切な検査をしてもらい、その原因を特定してもらってください。

猫の胃潰瘍の治療

猫の胃潰瘍の治療は基本的に対症療法となります。制酸薬や抗ヒスタミン薬を投与して胃酸の分泌を抑える治療を施します。それでも効果が見られなかったり、出血や腹膜炎を併発しているときには入院して輸血や輸液をしながら経過を観察することもあります。また基礎疾患が原因で胃潰瘍を引き起こしているときはその治療を行い、場合によっては手術をしなければならないこともあります。外科手術は猫の身体に大きな負担がかかるので、獣医さんと相談しながら慎重に検討するようにしてください。

まとめ

猫の胃潰瘍の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の胃潰瘍は基礎疾患や薬剤、寄生虫、身体的ストレスによって引き起こされることがあります。猫の身体に症状が表れていなくても胃潰瘍になっていることがあるので注意してください。猫が胃潰瘍になっていると吐血することがあり、そのような症状が見られたときには胃潰瘍の状態が深刻化している可能性もあります。猫に体の不調が表れているときには早急に獣医さんの診察を受けさせてあげてください。胃潰瘍は胃の粘膜に傷がついてその範囲が広がっていきます。胃潰瘍が進行する前に気付いてあげられるように心掛けてください。猫の胃潰瘍を引き起こしている原因の中には肝臓や脾臓の疾患や腎不全などのような重い病気も含まれています。症状が進行してしまう前に適切な治療を施してあげてください。

猫の鼻出血〜原因・症状と対策

猫の鼻出血という病気をご存知でしょうか。鼻出血という言葉になじみはなくても、一般的によく使われる鼻血といえばピンと来る人も多いかもしれません。鼻の内部で出血が起こることや、それによって血が鼻の穴を通して出てきたりしたものを鼻出血と言います。人間であれば鼻の触り過ぎなどと言われることもある鼻出血ですが、猫の場合さまざまな病気によって起こることもあります。今回はそんな鼻出血について詳しく見ていきましょう。

猫の鼻出血の原因について

猫の鼻出血の原因にはさまざまなものが考えられます。鼻の内部にはさまざまな血管が集まっており、何が原因かによって出血を起こす血管の損傷も変わってきます。まずはその出血の原因がケガによるものなのか病気によるものなのかを見分ける必要があります。

事故によるもの

猫同士のケンカや交通事故、高いところからの落下や打撲などにより、鼻の中の粘膜が傷つくことで出血を起こします。外的要因による出血の場合、大量に突然出血を起こしやすい特徴があります。

腫瘍によるもの

鼻の中に何らかの腫瘍やポリープができてしまった場合、出血を引き起こすことがあります。特に扁平上皮癌や悪性リンパ腫、繊維肉腫、腺癌などによって引き起こされることがあり、鼻腔腫瘍によって出血を伴ったり、血がたまり鼻が腫れあがったりすることもあります。少量の出血を長期的に伴うこともあり、飼い主が気付きにくいものでもあります。

感染症によるもの

細菌や真菌の感染により鼻血を伴うことがあります。細菌や真菌が混じっているので血液に膿が混ざりドロッとした出血を起こします。

基礎疾患によるもの

もともと持っている病気の影響で血管がもろくなり出血を伴うことがあります。甲状腺機能亢進症やクッシング症候群、多血症、骨髄腫、血管炎やアレルギー性鼻炎でも鼻の内部が敏感になっているため出血を引き起こしてしまいます。

猫の鼻出血にはどんな症状が?

猫の鼻出血の場合、鼻出血自体が症状でもあるためそのほかの症状が確認しづらくなります。また何が原因で鼻出血を起こしているかにもよって症状の出方は変わってきます。鼻出血の主な症状の特徴としては、鼻血があること、出血により鼻腔内が狭くなり呼吸が荒くなったり、鼻詰まりが起こりやすくなったりすることもあります。時にはくしゃみや咳をすることもありますが、あまりわかるものではありません。また一番症状がわかりやすい鼻血ですが、猫の鼻が小さいため出血が外まで出てこないこともしばしばあります。

外的要因が原因となる鼻出血であれば、飼い主が気付かないうちに完治してしまうこともありますが、腫瘍や感染症、疾患が原因の鼻出血の場合飼い主がその症状に気づくことができず、鼻が腫れあがるなどの症状が出て初めて気づくこともよくあります。しかし鼻の内部に血がたまってしまったり、膿がたまってしまったりするほど悪化した状態では、腫瘍などが進行してしまっていることも考えられ最悪の場合治療を施すすべがないこともあります。症状が出にくい鼻出血だからこそ、どんな些細な変化にも飼い主が気付いてあげられることが大事になります。

愛猫を鼻出血から守るためにできること

外的要因が原因で鼻出血を引き起こしてしまっている場合は、ほとんどの場合で安静にしていれば出血は止まります。出血に飼い主が驚いて鼻に詰め物をしたほうがいいと考える人もいるようですが、猫の鼻は非常に小さく綿を詰めたり、綿棒を使ったりするのは非常に危険です。交通事故や骨折を伴うような事故の場合は、早急に獣医師に診せるようにしましょう。長期間にわたって鼻出血が確認できる場合は、腫瘍や感染症、基礎疾患が疑われます。医師と相談しながら、何が原因で鼻出血を起こしているのかを突き止め、根本的な病気の治療を行っていくことが大事になります。

愛猫が鼻出血を引き起こす原因は外的要因か病気によるもののどちらかが基本です。病気によるものの場合、病気の治療こそが鼻出血を避けることにもつながりますが、事故やケガなどは飼い主が注意することで防ぐことができるものです。好奇心が旺盛でアクティブな猫だからこそ鼻出血を起こしてしまう可能性は大いにあります。その時に慌てず正しい方法で対応しなくてはかえって愛猫を傷つけてしまうことになります。

まとめ

猫の鼻出血と一言で言っても、その原因はさまざまでたかが鼻血と軽視することができない病気です。また鼻出血を確認したときに飼い主の知識がないことで小さな猫の鼻を傷つけてしまい、鼻出血を悪化させてしまうこともよくあります。愛猫に鼻出血が確認された場合、その出血がどういったものなのかをしっかり考え、獣医師に相談しながらしっかりと治療を行っていくようにしましょう。

猫の慢性肝炎〜原因・症状と対策

猫の慢性肝炎は肝臓が慢性的に炎症を起こしている状態のことを指します。肝臓は生命活動に関わる多くの役割を担っている器官であり、肝臓に炎症が起きてはたらきが弱まってしまうと他の臓器の機能が併せて低下する可能性があり、ひどい場合には機能不全になってしまうこともあります。猫の慢性肝炎は症状が進行していくことで次第に肝機能が低下していく病気です。それを防ぐためには早期発見が大事になります。猫の慢性肝炎の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫の慢性肝炎の原因

猫の慢性肝炎は細菌やウイルスによって引き起こされる急性肝炎の治療をせずに放置してしまった結果として慢性肝炎になってしまう場合と体内に入り込んだ毒物によって肝臓が次第に傷めつけられてしまう場合が主な原因となります。特にウイルスや細菌は早期のうちに抗生物質などを投与すれば十分に回復を見込めるので症状が進行してしまう前に適切な対処をするようにしてください。また慢性肝炎の引き金となる中毒の具体例は銅や硫酸トリメトプリム、ジメチルニトロサミン、オキシベンダゾール、抗けいれん薬などです。肝臓がダメージを受けてしまうと肝炎を発症する可能性があるので注意してください。

猫の慢性肝炎の症状

猫の慢性肝炎の症状は下痢や嘔吐、腹水、食欲不振に伴う体重減少、黄疸などです。慢性肝炎の治療をせずに放置してしまうと肝硬変に至ってしまう可能性が高いので、そこに至る前に適切な治療を施してあげてください。ただ肝炎を症状から見抜くことは難しいです。肝炎の症状が進行してしまう前に早期発見をすることが大事になるので、猫が体調不良を起こしているときには軽く扱わずに動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせてあげることが大事になります。重い病気だからといって初期のうちから必ずしも深刻な症状が出るとは限りません。症状が出始めたばかりの頃は下痢や嘔吐などの一般的な症状となることが多いので重い病気を見落としてしまいがちです。猫が体調を崩していたら適切な検査をしてその原因を特定するように心掛けてください。

猫の慢性肝炎の対策

猫の慢性肝炎の対策としては肝臓がダメージを受けないように配慮してあげることが大事になります。特に毒物や薬剤などで肝臓にダメージを受けてしまわないように注意してください。また塩分や添加物を豊富に含んだ人間の食事を猫に与えてしまうと肝臓にダメージを受けてしまう怖れがあります。猫に与える食事は猫用のものだけにしてください。また細菌やウイルスが肝炎の引き金になる場合もあります。細菌やウイルスはワクチンの接種で予防できるものもあるのでワクチンの接種を検討してみてください。

猫の慢性肝炎の治療

猫の慢性肝炎の治療は基本的に症状に応じたものになります。肝炎が原因で腹水の症状が出ていれば利尿剤を投与し、効果を得られない場合は注射器で直接的に水を抜き取ります。また輸液や食事療法などといった対症療法によって症状を抑える方法や、抗酸化剤や亜鉛、免疫抑制剤、銅キレート剤などを投与して投薬治療を行う方法もあります。とはいえこれらは肝炎自体を完治させるという性質のものではありません。治療を継続し続ける必要があるので注意してください。

まとめ

猫の慢性肝炎の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の慢性感性は急性肝炎が進行する形で慢性化する場合と肝臓が毒物などによってダメージを受けることで発症します。慢性肝炎は肝硬変に至るリスクがあるので、できる限り早期のうちに病気を発見できるように心掛けてください。猫の肝硬変の症状は下痢や嘔吐などの一般的な体調不良の症状や腹水、黄疸、食欲不振に伴う体重の減少などです。それらの症状が見られた時には早急に獣医さんの診察を受けさせてあげてください。慢性肝炎は肝炎が進行している状態になるので、そこに至る前に対策をすることが大事になります。適切な治療を受けさせてあげたり、ウイルスや細菌を予防するワクチンを接種させてあげてください。

猫の膵炎〜原因・症状と対策

膵臓は血糖値をコントロールするインスリンやグルカゴンなどのホルモンや消化酵素を生成するはたらきがある器官です。膵炎とは膵臓に炎症が起こっている状態のことを指します。膵炎が進行すると膵外分泌不全症や腸閉塞、肺水腫などの病気を引き起こす怖れがあるので早急に対処しなければ命に関わります。膵炎に関する知識を深め、猫のために適切な対処をしてあげられるようにしてください。猫の膵炎の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫の膵炎の原因

猫の膵炎の主な原因は感染症や基礎疾患です。トキソプラズマ症や猫伝染性腹膜炎などの感染症を患っていたり、肝臓や十二指腸、胆のうなどの膵臓とつながっている臓器の炎症が波及して膵炎を引き起こすことがあります。また遺伝によって膵炎を発症することもあり、特にシャムなどの描種は遺伝によって膵炎になりやすいと言われているので注意してください。その他では腹部に深刻な外傷を負うことで酵素が漏れ出し、炎症を起こすこともあります。その場合は非常に深刻な状態になるので命の危機に陥りやすくなります。

猫の膵炎の症状

嘔吐や下痢、腹痛、食欲不振などが基本的な膵炎の症状となります。また症状が深刻化してくると黄疸が見られることもあります。膵炎は急性膵炎の症状が進行すると慢性膵炎に発展します。そのような状態になると膵外分泌不全症や腸閉塞、肺水腫などの疾患の引き金になることがあるので、膵炎の症状が深刻化する前に早期発見してあげられるようにしてください。

猫の膵炎の対策

猫の膵炎の対策は猫が腹部に外傷を負わないように配慮してあげること、感染症の予防をしてあげることが効果的です。特に腹部に外傷を負わないよう、猫の生活環境を安全に保ってあげてください。感染症については予防ワクチンがあるものであればワクチンを接種して予防することが可能です。飼い猫が膵炎を発症してしまうリスクを少しでも軽減できるように適切な対策をしていきましょう。

猫の膵炎の治療

猫の膵炎の治療をするときは入院を要する可能性があります。膵炎は消化酵素のはたらきを抑える必要があるので、そのため短期間の絶食をさせます。その間は腸内にカテーテルを通して水分や栄養素を直接的に注入して補います。その他の治療方法をしてはたんぱく質分解酵素阻害薬を投与して酵素のはたらきを抑えたり、抗炎症剤を投与して炎症を抑えたりといった方法が挙げられます。猫が膵炎を発症していると思われるときには早急に動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせてあげてください。膵炎以外の疾患があるときにはそれに対する治療も施してくれます。猫の膵炎は腸閉塞や胆のうの管が詰まってしまうなどの症状を併発することがあります。そのような症状を引き起こしている場合には外科手術をしなければなりません。適切な治療を施してあげましょう。

まとめ

猫の膵炎の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の膵炎の主な原因は感染症や基礎疾患、遺伝、腹部の外傷などです。それらの中には予防が可能なものもあるので適切な対策をしてあげてください。猫の膵炎の症状は一般的なものが多く、下痢や嘔吐などが基本的な症状となります。膵炎が悪化してくると黄疸などの症状が表れるようになりますが、その際には症状が進行してしまっている可能性が高いので、できる限り早期の段階で発見することが期待されます。しかし猫を観察しているだけでは原因を特定することが難しいので、猫の体調が悪いと感じたときには早めに動物病院に連れていってあげることが大事になります。猫の命を救うためには、獣医さんの診察を受けさせてあげることによって症状を引き起こしている原因を特定してもらうことが重要です。猫の不調を軽く扱わないように心掛けてください。

猫の急性肝炎〜原因・症状と対策

猫の病気の中でもなかなか症状が出にくく、気づいた時には危険な状態になっている病気の一つに急性肝炎があります。肝臓は臓器の中でも最も重要な機能を担っている器官になり、この肝臓に炎症が起こり正常に機能しなくなるとさまざまな体の不調が現れるようになります。一度発症してしまうと命の危険もある猫の急性肝炎は早期発見、早期治療が何よりも大事なポイントです。今回はそんな急性肝炎について詳しく見てみましょう。

猫の急性肝炎の原因

肝臓は臓器の中でも解毒、分解、ビタミンやホルモンの生成、消化酵素の生成など数多くの機能を担っている臓器です。この肝臓が炎症を起こす主な原因は細菌などによる侵入と病原体への感染、薬物による中毒、外的要因の4つに分けることができます。

細菌などによる侵入

何らかの原因によって外部から肝臓が傷ついてしまうことで傷口から細菌が侵入し、そこで免疫反応が起こり炎症を起こしてしまいます。具体的には腹部への注射の傷口からの侵入などがあります。

病原体への感染

猫伝染性腹膜炎ウィルス、ヒストプラズマ、ブラストミセス、コクシジオイデス、ピシウム、ミコバクテリア、バルトネラ属、肝吸虫、フィラリアなどのウィルスや真菌、細菌、寄生虫に感染してしまうことで体の中に菌が広がり肝臓が炎症を起こしてしまうことがあります。

薬物による中毒

銅やヒ素、水銀などの化学物質やホルモン剤、麻酔薬などの薬物が原因となり、急激に肝臓の細胞が傷ついてしまうことがあります。

外的要因

交通事故や高いところからの落下などで肝臓にダメージを負った場合、肝臓機能がストップし肝炎を発症してしまうことがあります。

急性肝炎の症状とは?

急性肝炎は肝臓細胞が急激に傷つき破壊されたり、炎症が起こり正常に機能しなくなったりすることで発症する病気です。肝臓が持つ働きが非常に多いため、その症状の出方もさまざまです。また肝臓は体の中でも重要な働きを持つ器官のため、少々の炎症や破壊ではその症状が表に出ないようになっており、重症化してから気づく場合がほとんどです。しかしその場合、手遅れとなることも多く早期発見、早期治療が非常に重要です。

初期・中期の症状

元気がなくなり、食欲不振、嘔吐や下痢を繰り返すようになります。多飲多尿が続き、震えやお腹が腫れることもあります。

重度の症状

初期・中期の症状に加え、皮膚がもろくなり歯茎などで出血しやすくなり、腹部を触ると嫌がるようになります。吐血をしたり、黒色便をしたりすることもあり臓器内での出血もあります。痙攣や昏睡などの症状が見られ、歯茎や耳の内部、白目に黄疸と言われる黄色く変色する症状が出るようになります。黄疸が出てしまうと非常に危険な状態です。

急性肝炎から愛猫を守るために

急性肝炎を発症してしまった場合、どの段階で治療を行えるようになるのかが愛猫の命を守るポイントです。初期の状態で治療がうまくいけば治ることもある急性肝炎ですが、重度の症状を発している場合完治が難しいことがほとんどです。症状が軽い場合では肝臓に栄養を与え、ビタミン剤や糖質、たんぱく質などで栄養を補うことで肝臓機能が回復することもあります。それでもほとんどの場合で発見が遅く、対処療法が施されることがほとんどです。対処療法では症状の軽減を目的とした、輸血や抗生物質の投与、栄養補給、安静、食事療法などを行っていきます。また外科的手術で腹腔鏡手術や超音波誘導、肝臓の一部摘出などによって治療を行う場合もあります。

愛猫を急性肝炎から守るためにはまずは定期的に検診を受けるようにし、早い段階での病気の発見、治療が何よりも大事なことです。またウィルスや寄生虫、菌による急性肝炎であれば定期的なワクチン接種で防げる場合もあります。

まとめ

大切な愛猫の命さえも危険にさらしてしまう可能性がある急性肝炎は、飼い主が気付かないところでどんどん進行してしまう非常に厄介な病気です。急激に症状が進み、あっという間に猫の体を蝕んでしまう急性肝炎とは時間との勝負と言っても過言ではありません。愛猫の健康を守ってあげるためにも些細な症状も逃さないようにし、異変が見られた場合にはすぐに病院に行くようにしましょう。

猫の耳腫瘍~原因・症状と対策

猫の耳腫瘍は、耳の先や外耳道でよく見られます。耳の先には「扁平上皮ガン」ができやすく、耳に皮膚炎のような症状が現れます。一方、外耳道には「耳垢腺腫」もしくは「耳垢腺ガン」ができることがあり、耳の中にイボのようなものが発生します。どちらも放置すると耳が削れて失われたり、内耳が障害されて神経症状が現れたりするため、早期発見・早期治療が大切です。

原因

猫の耳腫瘍は、人間でいう耳たぶ(耳介)の先の部分と、耳の中をのぞくと見える部分(外耳道)に発生することがあります。原因はできる場所によって異なりますので、それぞれご説明します。

耳介の腫瘍「扁平上皮ガン」の原因

耳介にできやすい腫瘍は扁平上皮ガンです。扁平上皮ガンは、皮膚や口腔粘膜にできる悪性腫瘍で、猫だと耳の先や鼻にできることがあります。

主な原因は太陽の紫外線と考えられています。まず被毛が薄い耳や鼻が、紫外線の刺激によって日光皮膚炎を起こし、そのあとも同じ部分が紫外線の刺激にさらされ続けることで、扁平上皮細胞がガン化することがあります。

特に白っぽい猫は注意が必要です。紫外線から身を守るメラニン色素が少ないため、紫外線の悪影響を受けやすく、日光皮膚炎や扁平上皮ガンになるリスクが高まります。

外耳道の腫瘍「耳垢腺腫」「耳垢腺ガン」の原因

続いて外耳道にできる腫瘍について触れていきます。外耳道には耳垢腺という汗腺が分布しており、それが腫瘍化してイボのようなできものを作ります。良性の場合は耳垢腺腫、悪性の場合は耳垢腺ガンと呼ばれています。耳垢腺が腫瘍化する原因は特定されていませんが、外耳炎による慢性的な炎症が一因だと考えられています。

イボは見た目が様々で、色も形も猫によって異なります。ただし性質は変わらず、大きくなって耳の穴を塞いでしまったり、耳の奥に進行して鼓膜の向こう側にある中耳や内耳、さらにリンパ節を侵したりすることもあります。概ね片方の耳だけに症状が出ますが、まれに両耳に発症することもあります。

なお、扁平上皮ガン、耳垢腺腫、耳垢腺ガンは、いずれも高齢猫での発症が多い病気です。そのため、免疫力の低下が発症に関与している可能性もあります。

症状

耳介の腫瘍と外耳道の腫瘍に分けて、それぞれ症状をご説明します。

耳介の腫瘍「扁平上皮ガン」の症状

猫の耳介に扁平上皮ガンができると、耳の先に以下のような初期症状が見られます。

  • 皮膚がカサついている
  • 脱毛している
  • すり傷のようなものができている
  • かさぶたができる

初期の段階では、一見、耳にすり傷ができているようにしか見えないため、いずれ治ると踏んで放置しがちです。かさぶたはできてははがれ、またできて…を繰り返し、やがて耳に次のような症状が現れます。

  • 潰瘍ができる
  • 出血する
  • 膿が出る

さらに進行すると、耳の先がどんどん削れて失われ、顔面に影響が及ぶこともあります。

外耳道の腫瘍「耳垢腺腫」「耳垢腺ガン」の症状

耳垢腺腫もしくは耳垢腺ガンでは、外耳炎とよく似た症状が見られます。

  • 耳を気にして引っかく
  • 耳から悪臭がする
  • 耳だれ
  • 出血

痛みやかゆみが出るため、猫は気にして後ろ足で耳をかいたり、壁などに耳を押し付けたりします。耳垢腺の出す分泌物の中で細菌などが大量に繁殖し、悪臭を放つこともあります。

また、イボが外耳道から中耳、さらに内耳に達することもあります。内耳は三半規管、前庭部、蝸牛から構成され、聴覚や平衡感覚を司る非常に大切な器官です。そのうち、前庭部が腫瘍の影響を受けると、首がねじれたり(捻転斜頸)、ねじれた方向に体が旋回したり、うまく歩けなくなるといった前庭障害が現れます。

さらに眼球が勝手に動いてしまう眼振や、瞳孔が縮んで眼球が奥に入り、瞬膜が飛び出るホルネル症候群といった神経症状が起きることもあります。

対策

猫の耳腫瘍は種類によって治療法が異なります。ただ、耳の近くに顔面神経がある関係で、外科治療は極めて慎重に行わなければならないという点は共通しています。耳介の腫瘍と外耳道の腫瘍について、それぞれ治療法と予防法をご説明します。

耳介の腫瘍「扁平上皮ガン」の対策

耳介の扁平上皮ガンの場合、外科手術で患部を広範囲に切除します。放射線治療を行ったり、ガン細胞の増殖を抑える分子標的薬を使ったりすることもあります。

耳介などの皮膚の扁平上皮ガンは、紫外線が大きく関係しているため、猫を日光に長時間あたらせないようにしましょう。もし白っぽい猫が、外出や窓辺での日光浴を欠かさない場合は、ペット用の日焼け止めを活用するのも一つの手です。被毛が薄い部分に塗りましょう。

外耳道の腫瘍「耳垢腺腫」「耳垢腺ガン」の対策

外耳道の耳垢腺腫や耳垢腺ガンの場合、外科手術で耳道をすべて摘出します。場合によって中耳の鼓室包切開術や放射線治療を併用することもあります。また、手術が難しい場合にも、放射線による緩和治療を行います。

耳垢腺腫や耳垢腺ガンは外耳炎による慢性的な炎症が原因の一つと考えられているため、猫が外耳炎を発症したら、必ず完治させて長引かせないことが大切です。また、高齢になると発症しやすいため、定期的に動物病院で耳の検査を受けて早期発見・早期治療につなげましょう。

いつまでも治らない傷は異常のサイン

「耳介のすり傷がいつまでも治らない」、「耳の中にできたイボのようなものがずっと引っ込まない」。それらは耳の異常を知らせるサインです。放置するとどんどん症状が進行し、扁平上皮ガンなら耳が削れて失われたり、耳垢腺ガンなら耳がひどい悪臭を放ち、耳だれが起き、前庭障害や神経症状が現れたりすることもあります。

もし猫に治りにくい傷やイボといった気になる症状を見つけたら、なるべく早く動物病院で受診してください。

猫の歯周病や歯の健康には乳酸菌が良いってホント?

猫は口内のpHがアルカリ性であるため、虫歯が出来ないと言われていますが、歯周病になる確率は非常に高いことは知っていますか?実は、3歳以上の猫の8割が歯周病にかかっていると言われているんです。そんな猫の歯周病を改善すると評判の乳酸菌についてご紹介します。

3歳以上の猫の8割が歯周病ってホント!?

猫の飼い主さんに「猫の歯のケアはしてますか?」と聞くと、決まって「歯磨きなんてしたことがない」とか「猫は虫歯にならないから必要ない」という方も少なくありません。確かに、猫は虫歯にはなりません。でも、虫歯よりも恐ろしい歯周病になる可能性があるんです。現に、3歳以上の猫の8割が歯周病にかかっているという報告もあります。

猫は歯磨きどころか口を触られるのも嫌!?

猫の歯のケアが大切なのは、飼い主さんも分かっています。でも、猫は歯磨きをさせてくれるどころか、口や顔にすら触らせてくれないなんてことも多いんです。中々、成猫になってから歯のケアをしようとしても、うまくいかないこともあります。

デンタルケアのおやつやフードの見落とし

最近では、デンタルケアに特化したおやつやキャットフードも多く販売されています。でも、これらの商品は猫がよく噛んでこそ発揮されるものなんです。偏食があって好んで食べなかったり、噛まずに飲み込んでしまったりすると、与える意味がないものがほとんどです。

そこで、おすすめなのが乳酸菌によるデンタルケアです!

猫の歯周病ケアには乳酸菌がおすすめ!

最近、注目を浴びているのが「乳酸菌」なんです!錠剤のようなものからパウダーなどの種類があります。乳酸菌が体内に入ると善玉菌が活発に働き、歯周病菌を寄せ付けず口内の環境を整えてくれます。

乳酸菌の効果を高める使用方法とは?

より効果を高めるためには、乳酸菌を歯茎にすり込んだり、乳酸菌で歯磨きをすると良いです。歯磨きができない猫の場合は、丸飲みしても効果が期待できる「プロバイオデンタルペット」という商品がおすすめです。ネット通販などで販売されています。

さいごに

猫の歯周病を放置すると、いずれ全身を蝕む重大な病気を引き起こす原因にもなります。最悪の場合、死に至るケースもあると言われています。猫がいつまでも元気でいるためには、しっかりとデンタルケアを行いましょう!また、歯磨きは猫とのスキンシップにも重要な意味もあるので、毎日少しずつ慣れさせるように猫と一緒に協力して、頑張っていきましょう!

【口の症状】猫の口の中が腫れている時に考えられる病気

「食べるのが大好きなのに、急にエサを食べなくなった」「最近、口臭やよだれがひどくなった」。そのような症状が現れたら、口の中が腫れている可能性があります。口の中が腫れる原因でよく見られるのは口内炎ですが、他にも歯の病気やアレルギー、感染症、腫瘍など、様々なことがきっかけとなります。

口の中が腫れているのは病気のサインです。見逃さずに、適切に対処することが大切です。

猫の口で腫れるのはどの部分?

猫の口の中の腫れは、歯ぐき(歯肉)や頬の内側、舌でよく見られます。周りに比べて赤みがあり、少し腫れているだけという場合もあれば、ぼこっと大きく腫れる場合もあり、腫れ方やその範囲は原因によって異なります。

猫の口の中が腫れる原因

猫の口の中が腫れている時には、外傷や感電、感染症などによって口腔内が炎症を起こしていたり、歯に問題が起きていたりする可能性があります。また、アレルギーや腫瘍によって口の中が腫れることがあります。

猫の口の中が腫れている時に考えられる病気

口内炎

猫の口内炎は、何らかの原因によって口の中に炎症が起きる病気です。歯ぐきや頬の内側の粘膜、舌、口の奥、唇など口腔内の色々な場所に炎症が起き、腫れたり、ただれたり、さらに出血したりすることもあります。

痛みが強いため、エサを食べている時に鳴いたり、飛び上がったりすることがあります。口内炎が起きている場所や痛みの出方によって、エサが食べられず、水も飲めない状況になってどんどんやせていくことも少なくありません。その他、口臭とねばついたよだれが目立つようになり、痛みから口の周りを触らせないようになることもあります。

口内炎には、口腔内をケガしたり、電気コードをくわえて感電したりしてなることがあります。また、猫エイズや猫白血病ウイルス感染症などの免疫が低下する病気や、猫風邪の原因となる猫カリシウイルス感染症も、しばしば口内炎の原因となります。他にも、歯垢・歯石の付着、栄養不良、歯が何らかの原因で折れたのを放置していることも、口内炎が起きるきっかけになります。

ケガや感電ではなく、病気が原因で口内炎が起きている場合、動物病院で治療しても数年にわたってなかなか治らない難治性口内炎である可能性もあります。

歯周病

歯周病とは、歯肉炎と歯周炎の総称です。歯肉炎の症状が進んだ結果、歯周炎になります。

歯肉炎は、歯に付着した歯垢の中にいる歯周病菌の影響によって歯ぐきが赤く腫れた状態です。歯垢は数日で石灰化して歯石となり、そこに歯垢がたまって歯石となり…を繰り返します。

歯肉炎を放置すると、やがて炎症の影響で歯と歯ぐきの間にすきまが開いていきます(歯周ポケット)。歯を支える歯根膜や歯の土台である歯槽骨にも炎症が広がって、徐々に組織が破壊されます。そして歯ぐきの腫れ、口臭、出血がひどくなり、歯がぐらついてきます。この状態が歯周炎です。

歯周病は猫の免疫力が低下していると悪化しやすい傾向にあります。

破歯細胞性吸収病巣

猫の破歯細胞性吸収病巣は、増殖した破歯細胞によって歯と歯ぐきの間が徐々に溶かされ、穴が開く病気です。なぜ起こるのか、原因は定かではありません。

破歯細胞には、もともと乳歯と永久歯の生え換わりの時に、乳歯の根っこを溶かして吸収し、抜けやすくする作用があります。その働きが永久歯に対して起こるのが、破歯細胞性吸収病巣です。

破歯細胞性吸収病巣になると、歯と歯ぐきの間が溶けるに従って、歯の内部が露出していき、歯が折れてしまうこともあります。また、溶ける時に神経が刺激されるため、歯に激痛が走ります。歯肉は腫れ、エサを食べたそうにしているのに食べられない状態になることもあります。その他、強い口臭、よだれ、口の周りを触らせないといった症状が現れ、元気がなくなっていきます。

破歯細胞性吸収病巣は中高齢の猫で見られることがあり、年をとるにつれて溶け出す歯の数が増えていきます。

猫エイズ

猫エイズ(猫免疫不全ウイルス感染症)は、猫免疫不全ウイルス(FIV)に感染することで起こる病気です。感染猫に咬まれたりした時に、傷口から唾液を介してウイルスに感染します。

感染して1ヶ月から1ヶ月半の潜伏期間ののち、発熱やリンパ節の腫れといった症状が現れますが、しばらくすると消えます。その後、症状の見られない期間を経て、免疫力が低下し始めます。

まず口内炎や歯肉炎が現れることが多く、口臭がひどくなり、よだれも目立ってきます。口が痛くてエサが食べづらくなることも多く、他の病気にもかかりやすくなって、猫はみるみる衰弱していきます。

猫白血病ウイルス感染症

猫白血病ウイルス感染症は、猫白血病ウイルス(FeLV)に感染することで起こる病気です。猫白血病ウイルスは血液を作る骨髄で増殖し、その結果、血液細胞(赤血球、白血球、血小板)が作られにくくなることがあります。免疫細胞である白血球が減ることで、難治性の口内炎ができることがあり、歯ぐきなどが赤く腫れます。

猫白血病ウイルスには、猫同士のケンカやグルーミング、食器の共有、母子感染などで感染します。

猫カリシウイルス感染症

猫カリシウイルス感染症は、猫カリシウイルスに感染することで起こる猫風邪の一種です。猫カリシウイルスには猫同士の接触によって感染します。

口の中に症状が出ることがあり、頬の内側や舌などに口内炎ができて、腫れたりただれたりします。さらに、発熱や、元気や食欲の低下、よだれ、口臭といった症状が現れます。口の中が痛くてエサを食べづらそうにすることもあります。

多くは自然治癒しますが、子猫や高齢猫は免疫力が低く、肺炎を起こして死亡することもあります。

扁平上皮がん

猫の扁平上皮がんは、皮膚や口腔粘膜にできる悪性腫瘍です。歯ぐきや頬の内側の粘膜、舌などに腫瘍ができ、腫れてただれたり、出血したりします。口臭やよだれも見られます。また、痛みがあるため、エサを食べられずにやせることもあります。

食物アレルギー

猫の食物アレルギーは、特定の食べ物が原因になって起こるアレルギー疾患です。皮膚に炎症が出ることが多いのですが、頬の内側や歯ぐきが腫れることもあります。

痛みがあるため、食事中、痛くて鳴いたり、食べたいのに食べられない状態になったりすることもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?口の中が腫れると、痛みでエサを食べられないことも多く、猫はどんどん衰弱していきます。そうさせないためにも、できる対策は一つ一つしていきましょう。例えば、原因の一つである感染症を予防するためにワクチン接種を行う、歯周病を予防するために定期的に歯磨きをするなどです。

また、一番大切なのは、日頃からスキンシップを兼ねて顔周りを優しく触り、口元に異常がないかチェックすることです。異変に気づいたら、なるべく早く動物病院に連れていくようにしましょう。

猫のアトピー性皮膚炎〜原因・症状と対策

猫のアトピー性皮膚炎はアレルギー反応で皮膚に炎症が起こっている状態のことです。アトピー性皮膚炎はアレルギー性皮膚炎とも言います。猫の身体に症状が出ているにもかかわらず放置してしまうと皮膚の炎症が悪化してしまう可能性があるので注意してください。また猫のアトピー性皮膚炎はアレルゲンの種類が多いので原因を特定することが難しいという面があります。アレルギー症状を取り除くにはアレルギーの原因(アレルゲン)が何であるかを突き止めることが重要です。猫のアトピー性皮膚炎の原因や症状、対策についてお伝えしていきます。

猫のアトピー性皮膚炎の原因

猫のアトピー性皮膚炎は猫がアレルゲンと接触することによって発症します。主なアレルゲンは花粉やカビ、ハウスダストなどです。季節性があれば花粉やハウスダスト、なければカビがアレルゲンとなってアレルギー反応が出ている可能性が高いです。アレルゲンが何であるかを見極めるために必要なことは何月からアレルギーが出始めたのかをチェックすること。例えば冬の時期にアレルギー反応が出始めた場合はダニの活動が鈍い季節となるので花粉やカビが原因である可能性が高くなります。一方で夏の時期にアレルギー反応が出始めた場合は花粉、ハウスダスト、カビのすべての可能性が考えられるのでひとつずつ原因を取り除いていかなければなりません。猫のアトピー性皮膚炎の原因について知り、それを見極めるための参考にしてください。

アレルギー反応の仕組み

アレルギー反応は皮膚や粘膜からアレルゲンが体内に侵入することによって引き起こされます。アレルゲンが度々体内に侵入することで生物活性物質が放出されるようになると強い免疫反応が起こるようになり、それがアレルギー反応の正体となります。アレルギーと関係が深い生物活性物質はヒスタミンと呼ばれる物質で、ヒスタミンが血管に作用すると血流が促進され、アレルギー反応に至るという仕組みです。

猫のアトピー性皮膚炎の症状

猫のアトピー性皮膚炎の症状は皮膚のかゆみやただれ、膿皮症、結膜炎、外耳炎などです。それらの症状が慢性化していたらアトピー性皮膚炎の可能性が高いので、獣医さんの診察を受けさせてあげてください。猫のアトピー性皮膚炎の症状が出やすい部位は、目の周辺や結膜、鼠蹊部、腋の下、指の間、口元、耳介、肛門、下腹部などです。早い場合には生後数か月でアレルギー症状が出始め、月日の経過と共に症状が悪化していきます。症状が軽いうちに治療を受けさせてあげるためにアトピー性皮膚炎と思われる症状が出ていたら動物病院に連れて行ってあげましょう。

猫のアトピー性皮膚炎の対策

アトピー性皮膚炎はアレルゲンが原因で引き起こされる皮膚のアレルギー反応のことです。アトピー性皮膚炎の対策としてはアレルゲンを根絶することが最も適切な方法となるので意識的に行ってください。ただアレルゲンが何であるのかを把握していなければ適切な対策を取ることができず、十分な効果を見込めません。まずはアレルギーを引き起こしている原因が何であるのかを探りましょう。アレルギー反応に季節性があるのかを確認し、その後に飼い猫の生活環境を見直してください。ホコリやカビ、ノミ、ダニなどが猫の生活環境の中に見受けられる可能性がある場合には丁寧に部屋の掃除を行い、清潔な環境を提供してあげましょう。また空気清浄機などを利用して空気中をきれいな状態に保つようにすることも大事になります。アトピー性皮膚炎の症状を和らげられるように行動してあげてください。

猫のアトピー性皮膚炎の治療

アレルギー反応によって生じている炎症を抗ヒスタミン薬やステロイドなどを投薬して抑えます。ただ抗ヒスタミン薬には嘔吐や下痢などの副作用が見られることがあるので場合によっては投薬を中止する可能性があります。アトピー性皮膚炎の対症療法としては皮膚の乾燥を抑える保湿剤の使用や、アレルゲンを洗い落とすためのシャンプーの使用などで行われます。また基礎疾患によってアトピー性皮膚炎の症状が悪化している場合には基礎疾患の治療を並行して行い、症状を緩和していくことになるでしょう。猫のアトピー性皮膚炎は適切な治療と対策によって症状を緩和できる可能性が高いので獣医さんに相談しながら治療と対策をしてあげてください。

まとめ

猫のアトピー性皮膚炎の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫のアトピー性皮膚炎はアレルゲンが体内に侵入することによって引き起こされるアレルギー反応が皮膚に起こっている状態のことですが、結膜や耳介に症状が表れていることもあるので注意してください。アトピー性皮膚炎の症状が見られていたら獣医さんの診察を受けさせて症状を緩和してもらい、同時にアレルゲンを猫の生活環境の中から排除することに努めましょう。猫のアトピー性皮膚炎は慢性化しやすく、症状が悪化する可能性もあります。飼い猫の身体を労わるために飼い主として必要な行動を心掛けてあげてください。

猫の鼻腔狭窄〜原因・症状と対策

猫の鼻腔狭窄は何らかの原因によって鼻腔が狭まってしまった状態のことを指します。鼻腔狭窄を引き起こしやすい猫は鼻先の短い描種です。そのような猫を飼っている方は特に注意してください。鼻腔が狭まっていると呼吸が困難になることがあり、酸素不足に陥ることがあります。また熱中症にかかりやすくなるという弊害もあるので気を付けてください。猫の鼻腔狭窄の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫の鼻腔狭窄の原因

鼻腔狭窄の主な原因は先天的な奇形です。特に鼻の短い描種はそのような奇形が生じやすいので鼻腔狭窄を引き起こすリスクが高くなっています。特に先天的な鼻腔狭窄を引き起こしやすい描種はペルシャやエキゾチックショートヘア、ヒマラヤンなどです。それらの描種の猫を飼っている方は特に注意してあげてください。

猫の鼻腔狭窄の症状

猫の鼻腔狭窄の主な症状は鼻から音が出る、鼻水を飛ばす仕草を頻発する、呼吸が荒くなるなどです。また呼吸困難状態になっていると酸素が不足してチアノーゼを発症することもあります。猫の鼻腔狭窄の症状を察知したときには動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせてあげてください。鼻腔狭窄は場合によっては手術しなければならない場合があります。症状が悪化していると命の危機が生じる可能性も否定できないので、早急に対処してあげるように心掛けましょう。

猫の鼻腔狭窄の対策

猫の鼻腔狭窄は先天的なもので引き起こされることが多いものなので予防方法は特にないと言わざるをえません。鼻腔狭窄を引き起こしているときにはまず動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせてあげることが最も効果的な対策となります。ただ鼻腔狭窄を引き起こしている猫は体温調節が上手くできないということがあり、熱中症のリスクが他の猫に比べて高くなります。そのため熱中症に対する対策をすることは効果的です。具体的には室内の温度を一定に保ち、水分補給をこまめにさせてあげることが有効です。夏場にエアコンなどで気温調節をしていないとあっという間に30度を超えてしまい、熱中症を引き起こしてしまうリスクが高まります。適切な対処を心掛けてください。

猫の鼻腔狭窄の治療

猫の鼻腔狭窄の治療は症状の度合いによって異なります。症状が軽度なものであれば保存療法が基本となります。ただ症状が軽度であるとはいっても熱中症のリスクや睡眠中の呼吸不全などのリスクは他の猫に比べて高くなっているので、それらに対しては注意する必要があります。鼻腔狭窄の症状が重度なものであるときには外科手術で物理的に鼻腔を広げる必要があります。たとえば呼吸困難に陥っているなどのように急を要する場合は外科手術の必要性が高いので手術をすることになります。具体的には鼻の軟骨や皮膚の切除をして鼻腔を広げる方法や、ガスレーザーで扁桃の後ろの部分から切除をする方法が考えられます。適切な治療を施してあげてください。

まとめ

猫の鼻腔狭窄の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の鼻腔狭窄の主な原因は先天的なものになります。特に鼻の短い描種は鼻腔狭窄を引き起こす可能性が高いので、そのような描種の猫を飼っている方は特に注意する必要があります。鼻腔狭窄の症状は鼻水を飛ばす仕草や鼻から出る音、呼吸困難などです。症状から鼻腔狭窄を引き起こしていることを察知し、動物病院に連れて行ってあげてください。また鼻腔狭窄を引き起こしているとチアノーゼや熱中症のリスクが増してしまうので対策をする必要があります。呼吸は生命活動をする上で欠かすことのできないものです。鼻腔狭窄を引き起こしていると呼吸がしづらいので苦しくなります。重度の鼻腔狭窄を引き起こしている場合には外科手術を検討してあげましょう。

猫の甲状腺機能低下症〜原因・症状と対策

猫の甲状腺機能低下症は猫の喉に位置する甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンのはたらきが弱くなっている状態のことを指します。甲状腺ホルモンは全身の代謝を上げる機能を担っており、その機能が低下すると体温や心拍数、血圧の低下などの症状が表れます。甲状腺機能低下症の原因には免疫系の異常などのような深刻なものが含まれているので特に注意しなければならない病気のひとつといえるでしょう。猫の甲状腺機能低下症の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫の甲状腺機能低下症の原因

猫の甲状腺機能低下症の主な原因は免疫系の異常や甲状腺の摘出や放射性ヨウ素治療による影響などが考えられます。ただそれらの原因については未だにわかっていないことが多く、甲状腺機能低下症の原因を特定できないことがあります。また稀なケースではありますが先天的な要因によって甲状腺機能低下症が発症する可能性も0ではありません。先天性の甲状腺機能低下症の場合は子猫のうちに発症してしまうことが多く、子猫が甲状腺機能低下症を発症すると骨や筋肉の発育に異常がでる可能性があります。

猫の甲状腺機能低下症の症状

猫の甲状腺機能低下症の主な症状については下記のものが考えられます。

  • 体温の低下
  • 心拍数の低下
  • 血圧の低下
  • 全身のむくみ
  • 元気がなくなる
  • 左右対称性の脱毛
  • 脱毛部への色素の沈着
  • 食欲不振
  • フケの増加(脂漏症の併発)

猫の甲状腺機能低下症の主な症状は体温や心拍数、血圧の低下が挙げられます。甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンには代謝を上げる機能があり、それが低下しているためそれらのような症状が表れます。またそれに伴って元気がなくなり、全身のむくみが見られるようになります。それらのような症状が見られたときには甲状腺機能低下症の疑いがあるので適切な検査を受けさせてあげてください。甲状腺機能低下症の症状を放置してしまうと、食欲不振に伴って栄養状態が悪化し、その他の病気の引き金となる可能性もあります。早期発見が特に大事になるので、日頃から猫の健康状態について注意深く観察することを心掛けましょう。

猫の甲状腺機能低下症の対策

猫の甲状腺機能低下症は原因がわかっていない部分が多いので事前に予防することも適切な対処をすることも難しい病気といえます。もし飼い猫から甲状腺機能低下症の症状が見られたときには獣医さんの診察を受けさせ、その後の治療方法などについても相談してみてください。猫の甲状腺機能低下症の治療については以下の通りです。

猫の甲状腺機能低下症の治療

猫の甲状腺機能低下症の主な治療方法は投薬治療になります。甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンの機能が低下している状態になっていることを示しているので、それを補うために甲状腺ホルモン製剤を投与し、甲状腺ホルモンの機能を回復させるようにもっていきます。ただそれを投与しすぎてしまうと、逆に甲状腺ホルモンの機能が強くなりすぎてしまい、甲状腺機能亢進症を引き起こすことがあるので薬を投与しすぎてしまわないように注意してください。また基礎疾患によって甲状腺機能低下症が引き起こされていることが認められる場合にはそれに対する治療を施します。

まとめ

猫の甲状腺機能低下症の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の甲状腺機能低下症の原因については未だに解明されていない点が多いので適切な予防方法が確立されていません。もし甲状腺機能低下症を発症してしまったときには早期の段階で治療を受けさせてあげることが大事になります。甲状腺機能低下症の症状を察知し、いち早く対処してあげられるようにしてください。病気の症状は猫から発せられているSOSのサインです。特に甲状腺機能低下症のように重症化すると命に関わる病気は早期発見が大事になるので、飼い猫から発せられているサインを見落とさないようにしてあげましょう。

猫のツメダニ皮膚炎〜原因・症状と対策

猫のツメダニ皮膚炎とはツメダニというダニが原因となって発症する皮膚炎のことを指します。ツメダニはその名の通り手先がツメのようになっています。ツメダニ皮膚炎の特徴はフケが大量にでるという点です。飼い猫の身体にフケが見られていたらツメダニ皮膚炎を発症している可能性があるので注意してください。猫のツメダニ皮膚炎の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫のツメダニ皮膚炎の原因

猫のツメダニ皮膚炎の原因はツメダニというダニの一種です。ツメダニにはネコツメダニの他にイヌツメダニ、ウサギツメダニなどもいます。ツメダニは爪で引っ掻くようにして猫の体液を摂取して生命活動を行います。ツメダニはサイズが非常に小さく、大きさは1ミリ未満しかないので肉眼で確認することは難しいですが、虫眼鏡で確認することは可能です。猫の皮膚に異常が出ているときには虫眼鏡を利用してツメダニが居るかどうかを確認するようにしてください。

猫のツメダニ皮膚炎の症状

猫のツメダニ皮膚炎の主な症状はフケや皮膚のただれ、かゆみなどです。特にフケが多くでるという特徴があるので、そのような症状が見られた時には早急にツメダニの駆除と治療を行ってあげてください。猫のツメダニ皮膚炎の症状が見られやすい部位は背中、耳の裏、腹部、尻尾の付け根などです。ツメダニは体内に寄生するタイプの寄生虫ではなく体外に寄生しているだけなので身体から駆除してあげれば症状がなくなります。しかし猫の生活環境の中にツメダニが残っていると改めて猫の身体にツメダニが寄生して繁殖を繰り返してツメダニ皮膚炎の症状が再発する可能性があります。猫の身体だけではなく部屋の中にいるツメダニを駆除するところまで意識してください。

猫のツメダニ皮膚炎の対策

猫のツメダニ皮膚炎の対策は猫の身体にツメダニが寄生してしまわないようにすることがすべてです。猫の生活環境を清潔な状態に保つようにしてあげてください。とはいえツメダニは動物に寄生していなくても数日であれば生き延びられるので、猫が外からツメダニを持ち帰ってしまう可能性は考えられます。もし猫の身体にツメダニが寄生してしまったときには適切な方法でツメダニを駆除してください。またツメダニは人にも寄生します。かゆみや発疹の症状が出るので気を付けてください。

猫のツメダニ皮膚炎の治療

猫のツメダニ皮膚炎の治療はまずツメダニを駆除するところから始まります。殺虫効果のあるシャンプーやスプレーの利用や薬剤の投与によってツメダニを駆除します。ただ中には副作用がでるものもあるので、獣医さんからの説明をしっかりと受けるようにしてください。ツメダニを駆除するための治療を行えばツメダニ皮膚炎は完治する可能性が高いです。そしてツメダニ皮膚炎が再発してしまうことのないように猫の生活環境の中に残っているツメダニの駆除も併せて行ってください。殺虫剤を散布するなどの方法が効果的です。適切な治療を行いながら経過を観察し、獣医さんの指導をしっかりと守りながら猫のツメダニ皮膚炎を完治させてあげてましょう。

まとめ

猫のツメダニ皮膚炎の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫のツメダニ皮膚炎はツメダニによって引き起こされる皮膚炎です。ツメダニが猫の身体に寄生してしまうと発症するので、もしツメダニが寄生してしまったときには適切な方法で駆除してあげてください。ツメダニは猫の体液をエサにして生きていますが、宿主が居なくても数日間は生き延びることができるので、猫の身体だけではなく猫の生活環境の中に潜んでいるツメダニも併せて駆除する必要があります。猫にツメダニが寄生すると多くのフケが出てしまい、またツメダニは人にも害を及ぼす害虫です。猫にツメダニ皮膚炎の症状が見られたらツメダニを完全に駆除することに努めましょう。

猫の急性胃炎〜原因・症状と対策

猫の急性胃炎とは突然発症する胃の粘膜の炎症のことを指します。慢性胃炎が1週間以上続くのに対し、急性胃炎は通常であれば1週間以内に完治することが多いです。だからといって治療をせずにいると急性胃炎の症状によって食道などを傷つけてしまう可能性があるので自然治癒をただ待つことは適切ではありません。また寄生虫やウイルス、細菌などが関係しているときはそれらを駆逐する必要があります。猫の身体を気遣い、適切な治療を受けさせてあげましょう。猫の急性胃炎の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫の急性胃炎の原因

猫の急性胃炎の原因には様々なものが考えられます。寄生虫やウイルス、細菌などが感染することで引き起こされている場合や、薬剤の投与による副作用、食べてはいけないものを口にするなどの理由で急性胃炎は発症します。寄生虫やウイルス、細菌などによって胃の炎症を起こしているときは寄生虫の駆除やウイルスや細菌に効く薬剤を投与して治療しなければなりません。急性胃炎と思われる症状が出ているときには早急に動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせてあげてください。

猫の急性胃炎の症状

猫の急性胃炎の症状は嘔吐、脱水症状、嘔吐物に血が混じるなどです。また嘔吐を繰り返すことによって食道に傷がつき、逆流性食道炎を引き起こす原因となる場合もあります。急性胃炎が原因で嘔吐をしているときには猫が腹を伸縮させて嘔吐をするという症状が見られます。それは急性胃炎になって胃に炎症を起こしていると胃の中を空にしようとするからです。猫が嘔吐する原因には様々なものがありますが、そのような症状が見られたら急性胃炎になっている可能性が高いです。すぐに適切な治療を受けさせてあげましょう。

猫の急性胃炎の対策

猫の急性胃炎を予防するための対策は猫が誤って食べてはいけないものを口にしてしまわないようにしてあげることが大事になります。特に子猫は社会性に乏しい上に活発的なので誤飲誤食をしてしまう可能性が成猫に比べて高いので注意してあげてください。また寄生虫やウイルス、細菌に侵されてしまわないように気を付けてあげることも大事です。とはいえ目に見えないものを完全に予防するということは現実的に難しいので、もしもそれらに感染してしまったときには適切な治療を施してあげてください。

猫の急性胃炎の治療

猫の急性胃炎の治療は原因によって異なります。猫が口にしてはいけないものを口にしてしまって急性胃炎を引き起こしているときは催吐剤で体外に排出することを促したり、内視鏡と鉗子を用いて物理的に除去します。また寄生虫症や感染症が原因の場合はそれらに対する治療をして回復を待ちます。場合によっては急性胃炎を引き起こしている原因に対処し、症状が治まった後には胃を休ませ、輸液によって嘔吐で失われてしまった体液を補う治療を行うこともあります。

まとめ

猫の急性胃炎の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の急性胃炎は誤飲誤食や感染症によって引き起こされる急な胃炎のことです。腹を伸縮させて無理矢理に嘔吐をするという症状が見られた場合は急性胃炎を引き起こしている可能性が高いのですぐに動物病院に連れて行ってあげてください。獣医さんに適切な治療を施してあげれば大抵の場合はすぐに治ります。ただそれをせずに放置してしまうと嘔吐物が食道を傷つけて逆流性食道炎を引き起こしたり、感染症が悪化してしまう可能性があるので注意してください。急性胃炎を予防するために飼い猫が誤飲誤食をしてしまわないように気を付け、もしも急性胃炎が発症してしまったときには適切な治療をしてあげましょう。特に子猫は急性胃炎を発症するリスクが高いので十分に気を付けてあげてください。

猫の内耳炎〜原因・症状と対策

猫の内耳炎とは内耳に炎症が起こっている状態のことです。内耳は鼓膜の奥にある蝸牛(聴覚に関係している器官)と三半規管(バランス感覚に関係している器官)で構成されている部分です。そのためそれらのうちのどちらに炎症が起こっているかによって症状が異なります。内耳を構成している器官は非常に重要なはたらきをしています。内耳炎を引き起こしているときには早急な対処が必要になるので、症状から内耳炎を見抜き、適切な治療を施してあげてください。猫の内耳炎の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫の内耳炎の原因

内耳炎の原因はいくつかあります。感染症などが原因で突発的に内耳炎の症状が出ている場合や、耳の病気が原因で派生的に症状が出ている場合など多岐に渡っているのでそれぞれの原因について詳しく触れていきます。

耳の病気が原因のもの

中耳炎を患っているとそれが波及する形で内耳に炎症が見られることがあります。また内耳にポリープや腫瘍ができていることによって炎症を起こしている場合もあり、深刻な疾患が関係して内耳炎が引き起こされている可能性があるので注意してください。

感染症が原因のもの

感染症を患っていると、その原因となっているウイルスや細菌などが血液中に入り込み内耳にたどり着いてしまうことで内耳の炎症を引き起こしていることがあります。その場合は内耳炎の治療と共に感染症の治療を行うようにしてください。

耳の洗浄液が原因のもの

中耳炎や外耳炎を患っているとその治療が施されます。その中で使用する洗浄液が内耳に入り込むと炎症を起こすことがあります。洗浄液が内耳に入り込む原因は鼓膜が破れていることです。鼓膜が破れているにもかかわらずアミノグリコシドなどの消毒液を使用してしまうと内耳炎を引き起こす可能性があります。

猫の内耳炎の症状

蝸牛に炎症が起きていると耳が聞こえにくくなり、難聴になります。猫に呼びかけたり大きめの音を出しても反応がないなどの症状が見られた時には蝸牛に炎症が見られる内耳炎の可能性があります。また歩行がふらついていたり頭の角度が水平ではなかったり嘔吐を繰り返すなどの症状が見られた時には三半規管に炎症を起こしている可能性があります。いずれの場合も早急に対処をしなければならないので動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせてあげてください。

猫の内耳炎の対策

内耳炎の対策を事前に行うことは難しいです。ただ中耳炎や外耳炎など耳の病気を患っているときに内耳炎を引き起こしてしまわないように配慮することは可能なので、他の耳の病気が原因で内耳炎を引き起こさないように気を付けてあげてください。また感染症が原因で内耳炎を引き起こすこともあるので、感染症を患っている症状が見られたときには放置したりせずにすぐに感染症の治療を施してあげてください。

猫の内耳炎の治療

猫の内耳炎の治療を引き起こしている原因によって治療方法が異なります。感染症によって内耳炎が引き起こされていれば抗菌薬や抗生物質を投与して感染症の治療を行い、内耳炎の症状を抑えます。また腫瘍やポリープによって内耳炎が引き起こされているときはその原因となっている腫瘍やポリープを外科手術によって手術しなければならない可能性があります。猫の内耳炎は他の病気が関係して引き起こされていることが多いので、獣医さんの診察を受けさせて原因を特定してもらってください。

まとめ

猫の内耳炎の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の内耳炎は外耳炎や中耳炎から波及して内耳に炎症を起こしている場合や、内耳に腫瘍やポリープができて炎症を起こしている場合、感染症が原因で内耳に炎症を起こしている場合などがあります。内耳炎の症状が見られたら動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせ、内耳炎の原因を特定して適切な治療を施してあげてください。内耳炎を引き起こす原因の中には最悪のケースまで考えられるものが含まれています。それが悪化してしまう前に猫から発せられている病気のサインを見抜くことは飼い猫の命を守るために大事になります。日頃から飼い猫をしっかりと観察し、不調のサインを見過ごすことのないように心掛けてください。

猫の肝硬変〜原因・症状と対策

猫の肝硬変は命に関わる深刻な病気です。肝臓はホルモンや消化酵素の生成、栄養素の合成や分解、解毒などのはたらきをする非常に重要な器官です。肝硬変になると肝臓の線維組織が増え、肝臓が硬くなってしまった状態になります。肝臓の線維組織が増えている状態のことを肝繊線維症といいますが、肝硬変はそれが慢性化して肝臓の細胞全体の構造が変質してしまった状態となるので深刻です。猫の肝硬変の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫の肝硬変の原因

猫の肝硬変の主な原因は肝炎です。肝炎が慢性化していると線維組織が増えつづけてしまい、最終的に肝硬変になる可能性が高まります。また肝細胞が大量に死滅することによって線維組織が過剰に増えてしまうこともあります。

猫の肝硬変の症状

猫の肝硬変の主な症状は食欲不振に伴う体重の減少に始まり、黄疸、腹水、肝性脳症へと進行していきます。特に黄疸の症状が見られたら危機的なサインとなるので早急に動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせてあげてください。とはいえ肝硬変になってしまった肝臓を元に戻すことは難しく、肝硬変になる前に治療を施してあげることが大事になります。猫が体調不良を示しているときには軽く扱わないように心掛けてください。たとえば食欲がないだけだから大丈夫だと思っていたら肝硬変になって取り返しがつかないということもあります。まず大事なことは、身体の不調の原因が何であるのかを検査によって調べてもらうことです。猫の身体を気遣い、適切な処置をしてあげましょう。

猫の肝硬変の対策

猫の肝硬変の原因の中にはまだわかっていないこともあるので完全に予防するための対策は難しいです。ただ肝炎が引き金となるケースが多いので、肝炎を予防するための方法を実践することが大事になります。肝炎は肝臓に炎症が起こっている状態のことです。肝臓に負担をかけないように気をつけてあげてください。特に人間の食べ物を猫に与えてしまうと肝臓に負担をかけてしまうリスクが高まるので注意しましょう。

猫の肝硬変の治療

猫の肝硬変の治療は基本的に対症療法になります。肝硬変に至ってしまった肝臓を修復することは難しいので症状を緩和するための治療を施すことが精一杯な部分があるためです。主な対症療法は食事療法や栄養補給などです。肝硬変に伴って腹水の症状が見られるときには利尿剤を投与し、症状が治まらない場合は腹部に注射器を指して直接水を抜き取ります。また場合によっては投薬治療が施されることもあります。肝炎の症状の緩和に有効な抗酸化剤、銅キレート剤、免疫抑制剤、抗線維化物質、亜鉛などを投与して投薬治療を施します。ただそれによって肝硬変が治るということではなく、あくまでも症状に応じた対処療法という意味合いが強いので、長期的に継続して治療を行う必要があります。

まとめ

猫の肝硬変の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の肝硬変は慢性肝炎や肝細胞が大量に死滅することで引き起こされることが主な原因となります。黄疸や腹水が主な症状となるので、それらの症状が見られたときには肝硬変や肝炎を患っている可能性が高いので早急な対処を求められます。ただ肝硬変になってしまっている場合には肝臓を元に戻すことが難しいので対症療法で症状を緩和する治療に偏りやすいです。継続的に治療をしなければならない場合が多いのでその点は覚悟してください。大事なことは肝硬変に至る前の早期の段階で肝臓の疾患を見つけてあげることです。猫の身体に表れている体調不良のサインを軽く扱わず、その都度獣医さんの診察や検査を受けさせてあげてください。体内で起こっていることを完全に見抜くことは困難を極めます。適切な方法で検査してあげなければわからないことが多いので不調の原因がわからないときには獣医さんを頼るようにしてください。

猫の刺咬症〜原因・症状と対策

刺咬症とは蚊などの虫に刺されて炎症を起こしている状態のことを指します。猫の身体を指す可能性のある虫には様々なものが考えられますが、特にフィラリアを媒介する可能性がある蚊や、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性のある蜂などには注意する必要があります。虫刺されは患部の小さな範囲だけに表れていることが多いです。被毛に覆われている猫の身体から虫に刺されている箇所を発見することは難しいのでどうしても見落としがちになります。それを防ぐためには猫の仕草から刺咬症を見抜くことが大事になります。猫の刺咬症の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫の刺咬症の原因

猫の刺咬症の主な原因は蚊や蜂、ツツガムシ、クモ、ムカデ、ブヨなどに刺されることです。特に蚊はフィラリアの媒介者になる可能性があり、蜂はアナフィラキシーショックを引き起こす怖れがあるので注意してください。またあまり馴染みがないかと思われますがツツガムシというダニの仲間は感染症を引き起こす可能性があり、猫だけではなく人間にも寄生します。

猫の刺咬症の症状

猫の刺咬症の主な症状はかゆみや痛み、腫れ、発赤、患部を掻くなどです。被毛に覆われている描種の刺咬症をパッと見て見抜くことは難しいので、飼い猫が身体を掻く仕草が不自然であったり頻発しているなどの異変から刺咬症の症状を感じ取り、猫の身体に刺咬症がないかどうかをチェックするようにしてください。また猫がアナフィラキシーショックを引き起こしている場合はぐったりして動かなくなるので、そのような場合は早急に動物病院に連れて行ってあげなければ命に関わります。猫の刺咬症を軽く扱わないようにしてあげてください。

猫の刺咬症の対策

猫の刺咬症の対策は猫の身体に蚊や蜂などの虫が近寄らないようにしてあげることが大事になります。特に夏のシーズンは蚊や蜂と接触する可能性が高まるので特に注意してあげてください。またツツガムシは10月から12月頃に活動的になるので猫を山林に連れていくときなどは注意するようにしてください。また蚊が媒介するフィラリアはワクチンを接種して予防できるので、蚊が表れやすくなる季節が近づいてきたら予防ワクチンの接種を検討してみてください。

猫の刺咬症の治療

猫の刺咬症はたいていの場合は自然に治癒します。ただ中には蚊のフィラリアや蜂のアナフィラキシーショック、ツツガムシの感染症などのように治療を行わなければならない場合もあります。それらのような症状が見られたときには動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせてあげてください。特にアナフィラキシーショックは蜂の毒によって強いアレルギー症状が出ている状態になるので、ひどい場合には多臓器不全を引き起こし死に至ることもあります。アナフィラキシーショックは急を要するので、猫がぐったりして元気がない状態になっていたらすぐに動物病院に連れて行ってあげてください。

まとめ

猫の刺咬症の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の刺咬症は蚊や蜂などに刺されることによって発症します。たいていの場合は数日で自然治癒しますが、中には重症化するケースもあるので症状を軽く扱い過ぎることのないように気を付けてください。猫の刺咬症が重症化するケースの主なものは蚊が媒介するフィラリアや蜂の毒が引き起こすアレルギー反応のアナフィラキシーショックなどです。それらを引き起こしていると最悪の結果まで考えられるので早急に対処しなければなりません。蚊や蜂が活発に動く夏のシーズンには特に気を付けるようにしてください。猫の刺咬症は部分的に症状が表れていることが多く、被毛に覆われている猫は特に発見しにくくなります。猫の仕草から刺咬症の可能性を察知し、患部を見つけてあげられるようにしてください。

猫の脂漏症〜原因・症状と対策

猫の脂漏症はマラセチアという猫の身体に常在している酵母が引き起こす皮膚炎のことを指します。マラセチアが常在している部位は外耳道、指の間、唇、皮膚粘膜、肛門などです。健康な状態であればマラセチアが原因で炎症が起こることは考えにくいですが、免疫力の低下や脂質の過剰分泌などが原因となって突発的に症状が表れ始めることがあります。またマラセチアは病原体に突然変異して炎症を引き起こすこともあります。猫の脂漏症の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫の脂漏症の原因

猫の脂漏症の原因はわかっていないことが多く、様々な要因が絡み合って発症することがあると考えられています。脂漏症を引き起こす可能性についてお伝えしていきます。

アレルギーによる場合

マラセチア自体がアレルゲンになってアレルギー反応を引き起こす可能性があります。

食生活による場合

ビタミンやミネラルが不足していたり、脂質に過不足があると脂漏症を引き起こす可能性があります。キャットフードを活用して栄養のバランスに偏りが出ないようにしてあげてください。

ホルモン異常による場合

ホルモンの分泌に異常が見られると脂漏症を引き起こす可能性があります。

内臓疾患による場合

脾臓や肝臓に疾患があることによって脂漏症が引き起こされる可能性があります。

ブドウ球菌による場合

ブドウ球菌はマラセチアと同様に猫の身体に常在している菌です。ブドウ球菌が異常繁殖したり減少したりすることによってマラセチアが異常に繁殖してしまうことで脂漏症を発症させる可能性があります。

皮膚環境による場合

皮膚表面の温度や湿度の上昇や皮脂の異常分泌などによって脂漏症が引き起こされることがあります。

遺伝による場合

デボンレックスやセルカークレックス、コーニッシュレックスなどの描種は遺伝的に脂漏症を発症するリスクが高いと言われています。

猫の脂漏症の症状

猫の脂漏症の主な症状は被毛のべたつきやフケの増加、脱毛、発疹などです。また脂漏症が原因で外耳炎を引き起こすこともあります。猫の身体を注意深く観察し、フケや脂っぽい手触り、脱毛などが見つかったときには脂漏症の疑いが強いので獣医さんの診察を受けさせてあげてください。

猫の脂漏症の対策

猫の脂漏症の原因は様々で、未だにわかっていないことが多いので脂漏症を未然に防ぐということは難しくっています。とはいえ栄養バランスに関しては対策をすることができるので、栄養のバランスに偏りがでないように配慮してあげてください。猫の脂漏症は有効な対策が少ないからこそ、脂漏症の症状が出ているときにはそれを早めに察知して有効な治療を受けさせてあげることが大事になります。

猫の脂漏症の治療

猫の脂漏症の治療は症状に応じて施されます。たとえばホルモン異常が見られるときにはホルモン剤を投与し、脂質が不足しているときには脂肪酸製剤を投与し、ビタミンやミネラルが不足していればそれらを補います。また脂漏症の症状を緩和するための抗脂漏シャンプーがあるのでそれを用いて治療する場合もあります。

まとめ

猫の脂漏症の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の脂漏症はホルモン異常や栄養バランス、アレルギーなどの要因が絡み合って発症すると言われています。猫の脂漏症を完全に予防するということは難しいので、もし脂漏症を発症してしまったときには早急に獣医さんの診察を受けさせて適切な治療を施してもらってください。猫の脂漏症は被毛が脂っぽくなっていたりフケや脱毛の症状が出ることが多いので症状から脂漏症の可能性を比較的容易に察知できます。日頃から猫の身体を観察するように心掛け、猫の身体から発せられている脂漏症のサインを見落とさないようにしてください。

猫の歯根吸収〜原因・症状と対策

猫の歯根吸収という言葉に馴染みのある方は少ないのではないでしょうか。歯根吸収とは歯が乳歯から永久歯に生えかわる際に乳歯にはたらきかけて乳歯を溶かす細胞が永久歯を溶かしてしまうことを指します。歯根吸収は進行性の病気なので、早期のうちに発見して適切な治療を受けさせてあげることが大事になります。歯根吸収は症状が悪化すると最終的に歯が歯茎の中に埋まった状態になってしまう病気です。早期発見できるように心掛けてください。猫の歯根吸収の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫の歯根吸収の原因

猫の歯根吸収の原因は未だ解明されていない点が多く、確かなことはわかっていません。ただ歯根吸収の原因となっている可能性が高いと考えられているものがあるのでそれについてお伝えします。猫の歯根吸収は栄養バランスの偏り、口内環境、遺伝などが関係していると考えられています。カルシウムやマグネシウム、リンなどの栄養バランスが崩れていたり、歯垢や歯石が蓄積していると歯根吸収のリスクが高まる可能性があるので注意してください。またアビシニアンやシャム、ペルシャなどの描種は好発品種とされているのでそれらの描種の猫を飼っている方は特に気をつけましょう。

猫の歯根吸収の症状

猫の歯根吸収の症状は歯茎の腫れや偏食、歯の縮小などです。また食欲不振やよだれを垂らすなどの症状が表れることもあります。猫の歯根吸収は歯茎から広がっていく形で進行していきます。歯茎側から歯の先端にかけて次第にピンク色に染まっていき、最終的に歯が歯茎の中に埋まります。猫の歯根吸収を早期発見するためには歯茎の色で見抜くことが適切な方法となります。症状が軽度な段階であれば歯を抜かずに済む場合があるので早期発見を心掛けてください。

猫の歯根吸収の対策

猫の歯根吸収は原因が定かではないので適切な対策についても確かなことはわかっていません。ただ歯垢や歯石が溜まっていると口の中の病気の原因になることがあるので、歯根吸収の原因と思われるものを排除し、同時にその他の病気を予防できるようにしてあげましょう。歯垢や歯石が溜まらないように日々の歯磨きを徹底し、またカルシウムやマグネシウム、リンなどの栄養素が不足しないようにバランスの良い食事を与えて

猫の歯根吸収の治療

猫の歯根吸収の治療は症状の進行具合によって異なります。歯根吸収の範囲がエナメル質だけで済んでいれば歯垢を溜めないようにしてあげれば症状が治まる場合があります。ただ歯根吸収に関する適切な治療方法は確立されておらず、大抵の場合は抜歯してしまうことになります。それは歯根吸収による歯の痛みが生じることがあるためです。まずは歯根吸収が疑われれるときには動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせてあげることが大事になります。

まとめ

猫の歯根吸収の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の歯根吸収は歯垢や歯石の蓄積、カルシウムやマグネシウム、リンなどの栄養バランス、遺伝などが原因で引き起こされる可能性があります。猫の身体に表れている症状から歯根吸収が発症していることを見抜き、早期発見できるように心掛けてください。猫の歯根吸収は早期発見できれば抜歯せずに済む場合がありますが、大抵の場合は抜歯することになってしまいます。そうならないために早期発見を心掛け、また歯根吸収を発症しないための対策を実践してください。歯根吸収を引き起こさないために大事なことは歯垢や歯石が蓄積しないようにしてあげることです。日々の歯磨きを習慣化しましょう。ただ猫は押さえつけられることことを嫌う傾向が強いので大人しく歯磨きをさせてくれないことが多いです。子猫のうちから慣れさせておくことが大事になるので実践してみてください。