フェレットのウンチが緑色? もしかしたら、伝染性の下痢かもしれません。

フェレットの病気の中でも特徴的な病気のひとつが伝染性カタル性腸炎(ECE)です。

感染率が高いので、1匹が感染すると次々とうつっていく可能性があり、高齢になったフェレットの飼い主さんにとっては充分な注意が必要な病気です。

今回は、フェレットの伝染性下痢についてご紹介します。

フェレットの伝染性カタル性腸炎ってどんな病気?

伝染性カタル性腸炎は、別名グリーンスライム病、緑色下痢症などと呼ばれていますが、感染の原因や根本的治療方法などは、未だ解明されていません。

感染力は95%とも言われ、近くに伝染性カタル性腸炎に感染しているフェレットがいれば、他のフェレットにもほぼうつってしまう病気です。

フェレットの伝染性カタル性腸炎の症状は?

最も特徴的な症状は緑色の下痢便でしょう。症状が進むと嘔吐や食欲不振、体重減少などの症状も出てきます。

ただし、若いフェレットの場合は感染しても症状が出ないことも多く、それ故、気付かないうちに他のフェレットにうつしてしまうことも少なくありません。

若いフェレットなら死亡率も高くありませんが、高齢のフェレットの場合は別の疾患を抱えていることも多いため、合併症で死に至るケースも出てきます。

また、潜伏期間が長いため、感染直後は症状が出なくても、免疫力の落ちた時に突然、症状が出ることもあります。

新たにフェレットを購入して多頭飼いする場合は新入りがウィルスを持っていないかどうかの充分な検査が必要でしょう。

フェレットの伝染性カタル性腸炎、治療法はあるの?

現在、この病気を完治させる積極的な治療方法はなく、起きている症状に対する対症療法が中心です。

病院では抗生物質や腸壁を保護する薬、下痢による脱水を防ぐ点滴などが行われます。

食欲のないフェレットに対しては栄養価の高い高カロリー食を上げることも推奨されています。

フェレットの伝染性カタル性腸炎に予防方法はあるの?

感染を防ぐワクチンなどはありません。先ほどもご説明したように、他のフェレットとの接触をなるべく避けるのが唯一の予防方法でしょう。

また、感染はフェレットからだけでなく、ウィルスを保有するフェレットに触れた人やペットショップに行った人の靴などから感染することもありますので、飼い主さん自身も注意が必要です。

他のフェレットを触ったり、たくさんのフェレットが集まるところに行ったら、手洗いを徹底する、洋服を着替える、靴底を消毒するなどの手を打てば感染を防ぐ助けにはなります。

最後に

実は緑の便は伝染性カタル性腸炎の特徴ではありますが、他にも緑の便が出る病気はあります。緑の便が出ても素人判断はせずに、獣医さんに診てもらうことが大切です。

治療に時間はかかることもありますが、死亡率は低いので、根気よく治療していきましょう。