モルモットの長生きのために気を付けたい。モルモットが罹りやすい毛球症の症状・原因・治療法について

モルモットは生まれて2ヶ月~4ヶ月で大人になり、寿命が4年~5年と言われています。人間の尺度で考えると比較的短い一生です。

そんな一生を健康に過ごさせてあげるためには、飼い主さんの健康管理が欠かせません。それではモルモットを飼う場合、一体、どんな病気に気を付ければ良いのでしょうか。

今回はモルモット、特に長毛種のモルモットに多いと言われる毛球症について、その原因や治療方法についてご紹介しましょう。

毛球症はなぜ、起きるの?

犬や猫は飲み込んだ毛玉を吐き出すことができますが、モルモットなどのげっ歯類はそのような器用なことができません。

加えて、胃の入り口・出口が狭いため、毛玉が引っかかると、排泄もできない状態になることがあります。

原因は高タンパク、低繊維質の食事、ストレスなどが考えられますが、被毛の生え替わる初夏や初冬の時期には症状が起こりやすく、特に長毛種においてその傾向が強いと言われています。

治療方法はあるの?

お腹の中で毛玉が大きくなると、食欲不振、便秘、体重減少、衰弱などの症状が出てきますので、これらの症状が見られたら、すぐに病院に連れて行くことが大切です。

治療は症状の程度によって変わります。

通常、毛球症は触診やレントゲンなどにより診察し、確認しますが、毛球がそんなに溜まっておらず、軽症の場合は、毛球除去の薬や消化管を動かす薬を投与します。

また、食欲がなくなっている場合は、補液や強制給餌を行うこともあります。毛球が大きくなっていて、内科的処置では対応できない場合は、外科手術を行って毛球の塊を取り出す必要があります。

ただし、幼少期のモルモットや高齢期のモルモットの場合、外科手術に耐えられない場合もありますので、獣医さんと充分に話し合うことが大切です。

毛球症を防ぐ方法はあるの?

毛球症を防ぐには、まず飼い主さんがこまめにモルモットをブラッシングし、モルモットが毛を飲み込まないようにしましょう。

特に被毛の生え変わりの時期、長毛種のモルモットは最低でも1日1回は念入りにブラッシングしてあげる必要があります。

また、食事を改善することも毛球症を防ぐためには必要です。モルモットの食事がペレット中心になると毛球症に罹りやすくなりますので、必ず牧草を食べさせるようにしましょう。

牧草の中でもオーツヘイは繊維質が多いと言われていますので、こうした牧草を選んで与えると毛球症の予防に役立つでしょう。

犬や猫の飼育経験のある飼い主さんはその経験から、毛球症をあまりシビアな症状と考えないことがあり、モルモットの毛球症を進行させてしまうことがあるそうです。

モルモットにはモルモットの体質、病気がありますので、注意してあげることが必要です。