ハリネズミを飼うなら気をつけたい!皮膚トラブルの原因になるノミ・ダニなどの寄生虫について

ハリネズミはケージの中で木材チップなどの床材を引いて飼うことが多いと思いますが、毎日掃除するなどして清潔にしておかないとノミ・ダニなどが大量に発生する可能性があります。

寄生虫を放置しておくと皮膚病になる恐れがありますので早めに対処することが必要です。今回はハリネズミの寄生虫についてご紹介しましょう。

ハリネズミに潜む寄生虫にはどんな種類がいるの?

ショップで売られているハリネズミの中にも野生で捕獲された個体がいる場合があります。

こうした野生由来のハリネズミの中には購入時に寄生虫が数多く潜んでいる場合があります。まず、どんな種類の寄生虫が付く可能性があるのかをあげてみましょう。

マダニ

マダニはクモに近い節足動物で山や野原等に生息しています。それ故自然の環境で捕獲されたハリネズミにはマダニが寄生していることがあります。

マダニはハリネズミの皮膚に取り付いて吸血しながら体を膨らませますが吸血すると大豆のサイズまで巨大化することもあります。色も赤くなるため肉眼で容易に発見することができます。

マダニは一度取り付くと中々離れず、時には5日~10日もハリネズミに付いて吸血することがあると言われています。マダニは吸血した後に宿主を離れて休息する習性があり、ハリネズミの体を一旦離れます。

体表から離れたマダニは高温多湿な環境でなければ繁殖しにくいと言われていますのでケージ内を清潔にしておけば大量発生することはないでしょう。

ただし、ケージを不衛生にしていたり室内が高温多湿だったりするとそこで卵を産み付けることがあります。

また、ケージの中の床材を家の外に捨てると外でマダニが繁殖する可能性がありますので、床材の処理には充分注意しましょう。

キュウセンヒゼンダニ

この種のダニは0.4~0.5mmとマダニに比べて小さいため発見が難しいのが難点です。ハリネズミを飼育するケージの中でも容易に繁殖するため国内で繁殖したハリネズミにも寄生します。

寄生すると皮膚の痒みが激しいためハリネズミは体を絶えず掻くようになります。なるべく早く病院に連れて行き、駆除してもらうようにしましょう。

ヒゼンダニ

小型のダニで皮膚にトンネルを掘って生活します。顕微鏡でないと見つけられないため、飼い主さんがこのダニを発見するのは難しいでしょう。ハリネズミが体を掻いていたら、なるべく早く獣医さんのところに連れて行きましょう。

また、ヒゼンダニは人間の体温の温度を好みますので人への感染も心配されます。場合によっては飼い主さん自身が入院しなければならないケースもあるようですので要注意です。

ノミ

犬や猫と同様にハリネズミにもノミが付きます。ノミはハリネズミの体だけでなく、家の中に卵を落として増えていきます。退治するにはハリネズミだけでなく、家の掃除も含めたトータルな対策が必要です。

ノミ駆除商品は皮膚に滴下するタイプの商品が犬猫用に発売されていますがハリネズミへの使用については安全が確認されていません。使用する場合には事前に獣医さんとよく相談するようにしましょう。

清潔な環境でハリネズミに快適な生活を

ハリネズミは針が皮膚を覆っているためノミ、ダニなどの寄生虫の影響を目視しずらい動物です。ハリネズミが家に来たらまず病院に連れて行き、寄生虫がいないかどうか全身をチェックしてもらいましょう。

ケージの中はこまめに掃除するようにし、寄生虫が発生しづらい環境を作りましょう。

針で守られていてもその下は弱い皮膚があり、他の動物同様に寄生虫の影響があることを忘れないようにしてください。