リスを飼ったら気をつけたい! リスの皮膚の病気の原因、症状、治療方法について

リスはケージの中の温度や湿度などの影響で感染症や皮膚病になることがあります。皮膚病は放置するとより重い感染症に発展することがあります。

また人間に馴れていないリスの場合、近くで皮膚の状態を観察するのが難しく病気の発見が遅れることが多々あるのです。

今回はリスがかかりやすい皮膚病についてご紹介します。

細菌性皮膚炎

ケージ内で金網に引っかかってケガをしたりケンカで噛まれたりして傷ができるとその傷が原因で細菌性の皮膚炎や膿痕になる可能性があります。膿痕になると発疹、脱毛、びらんなどの症状が表れます。

細菌性皮膚炎に罹った場合、治療は抗生物質の投与で行います。膿痕が酷い場合は外科的処置で膿を出す場合もあります。

皮膚糸状菌症

床材が湿気や汚れで不潔な状態になるとリスが糸状菌症になる場合があります。糸状菌症に罹ると頭から背中、肢など全身に脱毛や色素沈着などが見られるようになります。

治療には抗真菌剤の投与を行います。症状の部位が小さい場合は直接、抗真菌剤を塗布する場合もあります。

ダニ症

リスは野生種を捕獲したものを輸入する場合があり、ヒゼンダニなどのダニが寄生していることがあります。ヒゼンダニに寄生されると被毛が脱毛するだけでなく、痒みを伴うため掻き壊しから二次感染を発症する可能性がありますので早めの駆除が必要です。

治療にはダニを駆除する薬剤等を使用します。

上記以外の原因での脱毛

リスは細菌性、感染性の疾患以外でも脱毛する場合があります。飼育環境が急に変わったりリスに合わない環境だったりすると、胴体や肢などで脱毛が見られるようになります。

原因がはっきり掴めないことが多いため飼育環境の改善を行ったりビタミン剤を与えたりなどの対症療法を行います。

尻尾損傷

リスは尻尾の皮膚が薄いため尻尾の皮膚が剥けて骨が露出する場合があります。

傷ができると自傷して傷を悪化させることもあり、尻尾の被毛部分が抜けてしまうこともあるようです。一度、尻尾に損傷が起きるとその部分には被毛は生えてきませんが、適切な治療を行えば皮膚は回復すると言われています。

居住空間を清潔にして無用な皮膚病を防ぐこと

梅雨の時期から夏にかけてケージの中はどうしても不潔になりがちです。暑くて湿度の高い季節にはケージをエアコンのある部屋に移動し、リスのケージ内が29℃を越えないように調整しましょう。

またケージの中は小まめに掃除することが大切です。リスはケガをすると自分でその部分を咬んで悪化させることがあり(自咬症)、皮膚病をさらに悪化させることがあります。

もし、傷口を咬んでいるような様子があったらしばらくエリザベスカラーなどを装着しましょう。皮膚病はどんなに軽症に見えても油断せずに病院に行き、なるべく早く処置してもらうことが大切です。