シャンプーで犬の皮膚病の治療?【正しいシャンプーの仕方】

犬のシャンプーは、汚れを落とす目的だけでなく、皮膚が弱く皮膚病を繰り返してしまう犬の治療としても意味があり、家庭でも気軽にすることができます。犬の体を触るので、コミュニケーションにも、体の変化を感じることもできます。特に治療の目的ではなければ、シャンプーは月に1回程度の頻度で問題ないですが、治療目的であれば獣医師の指示のもと行いましょう。

シャンプー剤を選ぶ

シャンプーの種類は数多くありますが、大きく分けると動物病院で処方される薬用シャンプーとホームセンターなどで一般に市販されているシャンプーです。(ただ、市販の商品で『薬用シャンプー』と書いてあるものもありますが、動物病院で処方されている商品とは成分の濃度が大きく異なることが多く、皮膚病の治療には意味がないこともありますので、購入の際には動物病院で一度相談することをおすすめします。)

皮膚が体質として元々あまり強くない犬、夏になると痒み、赤味、フケが悪化する犬は、かかりつけの獣医師に相談し、ぴったりのシャンプー剤を提案していただくことをお勧めします。皮膚の弱い犬はシャンプー剤の選び方一つで、皮膚の状態が大きく変わることもあります。また、シャンプーの仕方によっても効果は全く異なってくるのでしっかり勉強していきましょう。

ブラッシングをする

シャンプーをするにあたって、まずしっかりとブラッシングをすることが大事です。ブラシをしないと、被毛の絡まりが取れていない状態で水に塗れるので、シャンプーをした際にさらに毛がもつれてしまいます。必ず必要な工程なのです。ブラシは市販されているラバーブラシがおすすめです。皮膚が荒れている患部は避けましょう。

水で十分に濡らす

お湯の温度はだいたい30度前後のぬるま湯が良いです。人間よりも犬の皮膚は薄いので、人間と同じような40度くらいの温度で濡らすと、体がすぐに熱くなってしまい、痒みや炎症の問題になってしまいます。ぬるま湯と感じる程度の温度でしっかりと濡らします。

犬の性格によってはお湯に濡れること、シャワー自体を嫌がることがあるので、やさしい水圧で、足、お尻の方から徐々に濡らすようにしてください。いきなり顔にお湯をかけると犬もびっくりしてしまいます。

しっかりと泡立てる

シャンプーの量は、500円玉硬貨1枚で、手の平2枚分くらいの面積が洗えるというのが目安です。しっかり泡立てて、皮脂などの汚れを落とすよう心がけましょう。薬用シャンプーで治療の目的でシャンプーをするときは、泡だてた状態で薬用成分が体にしみるように5-10分はそのままの状態で待つことが大事です。少し気を逸らしながら、待ちましょう。

しっかりと流す

今度はしっかりと流していきましょう。これもぬるま湯で足からしていきます。洗い残しがあると皮膚炎の原因にもなりますので、丁寧に行うことが大事です。

しっかりと乾燥させる

最後に乾燥です。まずは、体をぶるぶると震わせることによって水分を飛ばしてもらいます。耳に息をふっと吹き込むことでぶるぶると頭、体を震わせ、耳の中に入った水を出し、体についた水分も飛ばしてくれます。そして人間がするように、タオルドライしていきます。

最後にドライヤーで乾燥させますが、ドライヤーの音が苦手な犬もいるので、まずは小さい音で遠くから風をかけ、手を添えながら、犬がやけどをしないように細心の注意を払うことが大切です。もし飼い主さんがなれてきたら、ドライヤーで乾かしながらブラシをかけると乾燥も早くきれいに仕上がります。

皮膚がもともと弱くドライヤーの熱で痒みが増長してしまう犬は、夏であればタオルドライと涼しい風での乾燥でも良いと思われますので、獣医師に相談してみることをおすすめします。(乾燥肌の犬には保湿スプレーなども販売されています。)

このようにシャンプーがお家でも簡単にすることができるので本当におすすめです。皮膚病の治療でずっと薬を飲んでいる体質の犬もいます。でも、薬用シャンプーは汚れと一緒に細菌、カビなどを物理的に落とすだけでなく、それらを殺す働きもあるので、効果的であることは分かっていただけると思います。

小さい皮膚炎だけなのに薬を飲ませるのに抵抗がある方、外用薬はすぐ舐めて意味がないと肩を落としている方は、患部だけでも結構ですので、手軽にお家シャンプーしてみませんか。