セキセイインコを飼うなら知っておきたい。セキセイインコが罹りやすい病気

セキセイインコには鳥独特の病気があります。セキセイインコを飼う場合はインコならではの病気をあらかじめ覚えておき、少しでも疑わしい症状が出たら病院に連れて行く必要があります。セキセイインコのように小型の鳥は症状が悪化するまで気づかない場合も多く、気がついたら重症になっていることも少なくありません。セキセイインコを長生きさせるためにもセキセイインコが掛かりやすい病気について知っておきましょう。

栄養欠乏症

特定の栄養素が足りなくなるとセキセイインコは体調を崩すことがあります。それではどんな栄養素が足りなくなると病気になりやすくなるのでしょうか?

ビタミンA欠乏

ビタミンAが不足すると目の周りが腫れたり鼻水が出たりするようになります。色の濃い新鮮な野菜や果物を与えてビタミンAを摂取できるようにしてあげましょう。

カルシウム欠乏

カルシウムが足りなくなるとセキセイインコの動きが鈍くなったりぐったりと横たわることがあります。また、卵が正常に埋めなくなる卵詰まりもカルシウム不足が原因のことがあります。

セキセイインコのケージにはボレー粉やイカの骨などカルシウム分を常備し、常に摂取できるように気をつけましょう。

ヨード欠乏

ヨードとは海草や貝などに多く含まれるミネラルの一種です。ヨードが足りなくなると甲状腺に異常をきたすことがあります。ボレー粉やイカの骨を常備することはヨード欠乏を防ぐ上でも大切です。

下痢・便秘

セキセイインコの下痢や便秘は腐敗したエサ、腸内の寄生虫などさまざまな原因で起こります。毎日のケージの掃除で下痢や便秘に気付いたらなるべく早めに病院に連れて行きましょう。

そのう炎

そのうとは食道の一部の拡張した部分のことでエサを一時的に溜めておく機能があります。セキセイインコはそのうに溜めた食べ物を少しずつ胃に運んでいますが、細菌、真菌、寄生虫などによりそのうが感染症を起こすのがそのう炎です。

そのう炎になるとセキセイインコは頭を左右に振ってそのうの中の食べ物を吐き出します。吐しゃ物はケージ内に飛び散りますしセキセイインコの羽にも飛び散ってじっとりと汚れてきます。悪化すると吐血することもありますので早めの治療が必要です。

病院に連れて行くと抗生物質、抗菌剤などで炎症をやわらげると同時に体が弱っていたら栄養剤や水分を補給してくれることもあります。

オウム病

クラミジアという菌が原因で起こる病気です。結膜炎などの目の症状や鼻汁、呼吸困難などを起こします。オウム病は人間にも感染すると言われていますので、こちらも早めに病院に行く必要があります。治療は抗生物質などで行いますが、ケージを清潔にして予防することも大切です。

関節脱臼

セキセイインコの関節脱臼は先天的な場合と後天的な場合があります。後天的な場合は他の動物に攻撃されたり金網に引っかかったりして脱臼することが多いようです。セキセイインコのケージから足が引っ掛かるような下網は外しておきましょう。

関節脱水は病院で治療してもらわなくてはなりませんが、外科的治療は困難だと言われています。獣医さんとよく話し合って最善の策を練りましょう。

痛風

高齢のセキセイインコに多いのが痛風です。痛風とは高尿酸血症により血液中に溶けず体外に排出できなかった尿酸が結晶になって関節に溜まる症状です。関節部分が赤く腫れ、結節が見られたら痛風を疑いましょう。痛風になると痛みを伴い歩行も困難になりますので病院で高尿酸血症の治療を行うことが大切です。痛みが強い場合には鎮痛剤を使う場合もあります。

高尿酸血症はビタミンA欠乏が原因で起こることがあると言われていますので、青菜や緑黄色野菜などを常に与えることが大切です。

アスペルギルス症

カビの一種であるアスペルギルスが肺などに入り込んで起こる病気です。呼吸困難になり、口を開けて呼吸することもあります。治療は抗菌剤の投与や注射などで行いますが症状が重い場合はネブライザーという吸入器で気管や肺に薬を送り込んでくれることもあります。

セキセイインコのケージを常に綺麗にすれば、こうした感染症はかなり防ぐことができます。月に一度はケージを丸洗いしエサ箱や水のみ容器などとともに消毒すると良いでしょう。

セキセイインコを常に観察して体調管理を

セキセイインコは他にもさまざまな病気に罹る可能性があります。飼い主さんは呼吸、排泄物、食欲、顔の様子などを細かく観察して普段と違う点があったら必ず病院に行くようにしましょう。早めの治療がセキセイインコの命を救います。